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今思えば周りに多大な迷惑を掛けていた。私は禁煙者でこそあれ嫌煙家ではないし、受動喫煙も特に気にならないが、交差点で他人の煙が服につくのがとても気になる。
「六本木の交差点」でもアマンドの前とUFJの前に大きな灰皿がある。そこはほとんど喫煙所と化していて、「信号待ちの」とかいう生易しいものではなく、常に何人かが暇つぶしや待ち合わせで吸っている。
そこから灰皿をなくしたらどうなるかと考えてみた。
愛煙家だった私からいわせると、喫煙者は必ずどこかしらで吸わないと苦しくなる。そういった場所があるほうが喫煙者も安心して吸うことができる。そして歩きタバコも減る。ポイ捨ても減る。どこもかしこも禁煙地帯ということになれば、隠れポイ捨てが横行することは目に見えている。 規制は強化しすぎるとかえって弊害を生むことが多い。
問題は「その場所」が交差点に設置されているということだ。読んで字のごとく無差別に「交差」する地点。したがって本来ならば、それがあってはならない場所かもしれない。しかし、「その場所」がひと気のない目立たない場所にありかつ喫煙者がstrangerだったりすると、どこに喫煙所があるのかわからず、我慢も限界に差し掛かった時には仕方なく道端で吸うしかなくなってしまう。
つまり、喫煙所として理想の場所は、「禁煙者が避けて通れ、かつ目立つ場所」ということなのか。なかなか難しい。
渋谷ハチ公前のバカでかい喫煙所は、渋谷の美化に一役買っている。常に20名くらいの喫煙者が気晴らしをしている。もし、あれがなくなったら、渋谷には吸殻があちこちに散在するという結果を招くだろう。
禁煙してからいろいろな視点が養われつつある。これからは 双方に耳を傾けられる人間になりたい。