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コゲラのるるる
仙台市泉区は、泉ケ岳を背景に田園地帯が広がる緑豊かな地域でしたが、東部丘陵地帯に位置する我が家の周辺でも近年は市街化し環境は一変しています。野鳥の数も激減しさびしい限りです。時々訪れる野鳥を紹介しながらうさぎとの日々の生活を綴ります。
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2006年04月11日
カテゴリ： カテゴリ未分類
１０年以上も前から我が家の車庫にツバメが巣をつくり、子育てをしています。
東北にも遅い春が来て、ツバメが渡ってくるといつものツバメが挨拶にきます。私が「ピッピー、ピッピー」という声に外へ出ると、「今年も来ましたー、よろしく」と言わんばかりに私の頭上を旋回します。
でも、我が家の車庫に巣を作って欲しくないのです。カラスに襲われて巣を壊され雛が餌食になるのです。決まって私が留守のときです。
あるとき、出先から帰ってくると、ツバメが狂ったように「ピッピーッ、ピッピーッ」と夫婦で泣き叫んで飛び回っていました。ツバメの巣が無残にも壊され半分も残っていません。雛は落ちていないかあたりを探しましたが５羽とも見つかりません。地面には血痕が付いていて産毛が散っていました。玄関を開けると私より先に家の中に入ってきて、泣き叫んで狂ったように飛び回ります。どうすることもできなくて見守るだけでした。子を思う親の心を想い、ただ涙するだけでした。
一週間ほど家の周りを探しているようでしたが、その後姿を見せなくなりました。
でも、南の国へ旅立つときは挨拶に来ました。毎年そうしているように。
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