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2017.04.15
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~講談社ノベルス、1993年~


 麻耶雄嵩さんのデビュー作です(単行本は1991年刊行)。なお、画像は新装版のものです。
 デビュー作が、いきなりシリーズ探偵であるメルカトル鮎の最後の事件という、非常に衝撃的な試みです(以降の作品を、もうそういう目でしか見られなくなるという…!)。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

―――
 探偵・木更津悠也のもとに届いた2通の手紙。それは、京都で知らない人はいない資産家・今鏡家の人物から届いた依頼と、何者からの脅迫状だった。木更津は、友人の香月とともに今鏡家に向かう。
 しかし、今鏡家に到着したときには、既に事件は起こっていた。依頼者の今鏡伊都が、首を切断されて殺されていた。そしてその首は、密室状態の部屋の中に、別の人物の胴体とともに置かれていた…。
 木更津たちが今鏡家にとどまってからも、殺人は繰り返され、全ての被害者は首を切断されていた。
 木更津でも予見できなかった衝撃的な事実が明らかにされた後、名探偵メルカトル鮎が今鏡家を訪れるが…。
―――


 そして、木更津悠也、メルカトル鮎という(今後麻耶さんの作品に登場する)2人のシリーズ探偵がこぞって推理を展開するという、ぜいたくな謎解き合戦も繰り広げられます。
 真相については…私の理解力では結局「?」です。10年以上ぶりの再読ですが、やっぱり分かりませんでした。
 そして野崎六助さんという方による解説も私には意味不明でした。
 と、決して万人にはおすすめできない作品だと思いますが、とにかくパワーのある作品だと思います。
 しばらく、手元にある麻耶さんの作品を読み返していきたいと思います。

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Last updated  2017.04.15 13:35:58
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