Nostalgic Hours
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手塚治虫の禁断の問題作とうたわれている「MW(ムウ)」を見てきました。話としてはツッコミたいところはいくつかあるけれど、全体的には楽しめました。内容も、人物像も原作とはかなり違うので、完成度が高いというよりは、作った人はチャレンジしたなーという作品です。ただ、原作はいろんな意味でショッキングなので、禁断というのもわかるけれど(特に30年も前にあんな内容のものを世に出したのがすごい)、映画はさすがに大衆向けにしているようなので、謳い文句の禁断の問題作!というほどじゃないですね。残酷なシーンも、昨今のハリウッド映画を見慣れているとそこまで・・・っていう感じでもない。というわけで、やはり印象的だったのが、主演の二人です。何というか・・・一言で言うと、ドS玉木とドM山田(笑)。玉木宏は原作の結城と容貌がそっくりだし、表情もいい。ビルから人を落とすときの横顔のきれいなこと!きれいな人が冷徹な悪役ってベタですが、ハマるとものすごくサマになります。山田孝之は、若いのに陰のある役がこんなに似合う俳優ってあまりいない。今回はひたすら苦悩と葛藤にまみれるわけですが、・・・良かったです(笑)。刃物をかざすけれども結城を殺せない時の表情とか最高です。無抵抗で殴られ続けるところも、まるでDV夫から離れられない妻のよう。(だからといって、不敵な笑みを浮かべて他人をボコボコにする「クローズZERO」の芹沢を見ても、やはりSには見えないんですよね。山田くんの持ち味でしょうか・・・Mっ気・・・)出番が少なかったのが残念です。二人の関係性というのは、この(映画版の)物語のキーだと思います。結城だけでなく賀来も狂気の沙汰です。結局、彼にとっては世界の滅亡とかどうでもよくて結城と自分の関係が一番大事なわけで・・・慕う相手がたまたまちょっと大変なことをやろうとしている人でした、という。結城は復讐に狂い、賀来は愛に狂い・・・という感じでしょうか。どちらも報われないところがまたいい。ラスト、彼のロザリオもMWのタンクも回収されていたようなので、案外しぶとく賀来も生きてたりして?とちらっと思ったり。だいたいタンクを開けずに海に落ちただけなら、何のためにMWと心中したのかわかりませんしね。MW visual book
2009.07.13
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