頼むからオフロで泣かないでェ★

再入院

9/22(木)レントゲン検査結果
尿の逆流現象のレントゲン検査を行う。5分ほどで終了。結果は、逆流もさることながら、膀胱が松笠のようにふくらんでいる状態が確認できた。尿管移行部の狭窄というより、膀胱の圧力があがっていることにより、逆流がおこっているのかもしれない。その原因として脊髄からの神経が滞っている可能性があり、二分脊椎という新たな疑いの検査を改めておこなう必要がでてきた。次々とあがる新たな容疑者という感じであろうか。小児科での尿検査の結果は良好で、腎臓は正常に機能しているようだ。一安心。


9/23(金)発熱、再入院
今日はゆっくりするつもりが朝から微熱。検査の次の日は熱をだすことがあるらしいが、あれよあれよという間に昼には9度まであがる。緊急外来でみてもらったが、休日のため、詳しい血液検査等ができないため、とりあえず、点滴をうって再入院。

9/24(土)まだ熱下がらず
2日目ではまだ下がりきらないことが多いが、本日も熱は9度のまま。かなり苦しんでいるユマを見ていると涙が出てくる。血液検査、尿検査の結果、やはり尿路感染症の再発だ。以前使用した抗生物質を投与したが、血液の中に前と違う細菌が発見される。そこで新たな抗生物質を併用して効用を確かめる。少しきつい抗生物質なので、下痢などの副作用が若干ある。何度も下痢をくりかえすユマ。見ていられない…。夕方おっぱいも飲み、比較的落ち着いた頃をみてだっこしたが、そのまま嘔吐。痛々しい。明日、容態がよくなっていることをいのるしかない。ユリコと相談し、途中結果の状態でもセカンドオピニオン外来を決意する。とにかく原因を早急に解明し、施術してあげたいのである。

9/25(日)熱下がる
新しい抗生物質がきいたのか、熱が7度まで下がる。一日をとおしてほぼ同じ。明日あたりには平熱になるかもしれない。構成物質の副作用で、お腹がいたむらしく、何度か下痢をする。緑色の混じった便がでた。睡眠はよくとれるようだ。食欲はまだまだ。母乳、ミルクは飲めるようになった。明日のMR検査はどうなるか未定。ユリコと話したが、病院の医師どおしの連携がうまくとれていないようだ。もしくはとれていても患者へのフィードバックが遅い。もしくは足りないような気がする。まず最初に担当医はわかるが、主治医が誰なのかが患者に伝わっていないために、複数診察していただいた所見を統括的にまとめて筋道を立てて欲しいのだが、それが見えづらいところに不満と不安がつのる。医者も会社も同じだと感じる。

9/26(月)MRI検査、導尿実習
熱は平熱に下がる。血液中の状況もかなりよくなってきている。白血球は15000から12000(適正値10000)まで、CRPは12から4まで(適正値0~1)下がってきている。今日は、泌尿器科の先生と小児科の先生とともに、ユマの状態説明を面談室でおこなった。ひとつひとつ説明していただいて、よくわかった。(この話を待っていたのだ。)ユマの場合は、尿管移行部の狭窄はどうもないようであるが、膀胱からの圧力で下から腎臓に向かって、尿が逆流している。尿管は、本来おそばのような太さのものが、ウインナーくらいに膨らんでいる。膀胱も丸いかたちから、大きく膨らみ、膀胱壁の一部にもふくらみが見て取れる。造影剤は腎臓まで到達し、あきらかに逆流しているのがわかる。この状態の原因はふたつ。脊髄の神経になんらかの要因があって膀胱が機能しない状態。もうひとつは、膀胱よりさらに下の尿道に、レントゲンでは確認できない小さな弁らしきものがあり、そこで尿がつまり、膀胱の肥大と圧力がかかっている状態。前者を確認するのに、MRI検査をおこなう。後者の場合は、内視鏡で確認後、レーザーで削除する手術をおこなうようだ。いずれにせよ、この2つのうちいずれかが原因のようだ。また今のユマの膀胱は通常の3倍ちかくの大きさに膨らみ、尿が停滞している状態なので、導尿という方法で排出する。尿を外(おちんちんの先から)から、専用の管を挿入し、膀胱まで到達させて尿を排出する。この講習を泌尿器科の先生に実習指導をうけ、これからは、一日3回ほど僕ら自身が行うことになる。実習で教えてもらいながら導尿を行ったが、110ccもの尿が排出された。ずいぶんつらかったと思う。挿入は、やはり痛いのだそうだ。(そりゃそうだ。)でも、しばらくは薬を飲むように日常的に行わねばならない。がんばろう。夕方のMRI検査は完全に熟睡しないと検査ができないので、大変だった。シロップでも、点滴からの睡眠薬もなかなかきかずに眠りつけるのに苦労した。

10/1(土)導尿のコツ
MRIの結果はシロでした。脊髄は正常です!よかった!泌尿器科の先生に今後のスケジュールを聞けた。脊髄の方が正常と判断されたので、原因は尿道にあることがほぼ確定した。11月2日に検査および手術をするようだ。内視鏡によるもので、少し時間があるが、それまでスケジュール等がいっぱいなのだそうだ。本日の血液検査も良好で、ほぼ正常値にもどり、点滴もはずされた。普段の生活に戻りつつある。あとは、導尿をマスターしなければならない。看護師さんに囲まれて大泣きするときは、緊張しているときであり、筋肉がひきしまって導尿がかなり困難になる。逆に泣いていないときや、リラックスしているときはうまくいく。かなりのコツとメンタルな部分がうまくいかないと難しい作業である。一日3回のうちうまくいくのは1回くらいだが、徐々にうまくなってきているのだ、はやくなんとかマスターしよう。

10/5(水)退院です
血液も尿も正常な状態にもどって3日ほど余裕をみて退院です。導尿もなんとかできるようになった。導尿セットを1週間分もらって退院。セカンドオピニオン用の資料一式も借り受けた。(意外なことに費用はかからないそうだ。)段取りがはやくできたので、明日、某医大病院でセカンドオピニオン外来を受ける予定。ユマはお家で祖母にみてもらう予定。


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