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友達と3人でランチをしてきました。当初、クィーンズにあるポーランド料理を食べ行く予定が、お目当てのビュッフェを今日はやっていないことが発覚し、マンハッタンに集合。NYCの中でもさらに人種や文化の多様性なクィーンズに住んでいる友人のリクエストは「クィーンズであんまり食べられない料理」。ならば・・ロシア料理などいかがでしょう・・とPetrossian Cafeに行ってきました。"toasted blini layered with our specialty smoked salmon, sturgeon, eel, tomato, lettuce with honey-mustard dressing" 実はいつも友達の食べるPetrossian Clubが美味しそうだなぁ・・と眺めているばかりでした。今日は私も1つをガッツリ戴こうと初めて注文してみました。ほのかに甘いブリー二にたっぷりのスモークサーモンやチョウザメ・うなぎなどのお魚、チキン、最近サルモネラ菌騒動で食べることを控えていたトマト(ツル付きやNYのモノは大丈夫とお達しは出ています)などが贅沢に挟まっている1品。NYに遊びにきた友達が「アメリカ人生で1番美味しい」で賞の称号を授けただけはあります。本当に美味しい。 実は注文してから、友達が折り紙を用意。「色にこだわりあり」とピンク・オレンジを一枚ずつくれて、見よう見まねで折り始めました。なにしろブキッチョさには自信があるので、私としてはかなり真剣に折りました。途中、Petrossian Clubを堪能し、コーヒーを飲みながら折り紙再開。隣にいたアメリカ人も興味津々で見ていました。日本人の私だって、複雑に折っていく先には何が待ち構えているかワクワク。 できあがりは・・セクシーなパクパクちゃん。 こんな風に3Dに口が動きます。しかも唇もちゃんと上が切れていて妙にリアル。お喋りの合間にパクパク。デザートパクパクしながらパクパク。ロシアンカフェでパクパク。 昨日、タイムズスクエアの構内で折り紙でバラを折って売っているアメリカ人を見かけたので、次はこのパクパクも商品化できるだろうか・・。考案した友達のお母様の空間能力、凄いです。ポイントは真っ赤や真っ青の色を選び、唇を厚めに折るとよりセクシーになります。1つ、チップと共に差し上げてきました。話が盛り上がってしまい、4時間も長居してしまったので、ほんの罪滅ぼしです。友達2人とも折り紙から地球温暖化まで話題の引き出しをいくつも持っているので、つい話しに夢中になってしまいます。ありがとう。
2008.06.18
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今日は桃の節句。 この時期、日本のお菓子屋さんの前にはお雛様が飾られたり、今宵は雅楽の調べもあります。昨年は仕事先のお客さんが折り紙でお雛様を作ってくれたので、飾りながらお雛様の説明を英語で書いて張ったりしたものです。 我家は毎年ハマグリのお雛様を飾ります(Kさん、毎年飾らせていただいています)。折角なので、目に留まりやすいテレビの上に飾っています。やはりここはアメリカなので家自体は洋ですが、扉や冷蔵庫を開けるたびにチラッと見える和のグッズは、なんとなく癒しになります。 昨秋に結婚した後輩からもらった信楽焼のお醤油さし、友達から届いた京都の黒七味。もともとプラスチックのお醤油さしを使っていたのですが、すぐに詰まり、それからは無粋ですがお醤油のボトルからドボドボ出していました。冷蔵庫をあけるたびにこの信楽くんがいます。 黒七味はやはり秋の帰省で友人宅に行き、教えてもらった一品。美味しくてお正月に京都に行ったときにできる範囲で探したのですが見つからず・・。なんと友達は覚えいてくれて、結婚記念日にこの黒七味が届きました。嬉しかったですねぇ。台所の棚を開けるたびにこの黒七味くんがいます。 みんなありがとう。
2008.03.03
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普段はクラシックのコンサートをするAvery Fisher Hallの前にはお店ができていました。扇子や江戸文字のシールなどが売っていて、覗いているだけでも楽しいです 今月リンカンセンターで公演中の歌舞伎『平成中村座』を見てきました。実はNYで観る理由が思いつかず、なかなかチケットを購入するまでにはいきませんでした。でも、知り合いは結構観にいったり、行く予定で・・流れには乗れないまま公演を終える覚悟でした。初日は海部元首相や江川卓さんも来ていたようです。そんな私も、昨日友達から「チケット持っているんだけど・・」と誘ってもらい行く機会ができました。 中村勘三郎率いるから「中村座」なのかと思ったら、勘三郎の先祖が江戸幕府公認の「江戸三座」のひとつ「中村座」の座元だった縁で名付けたそうです。 アメリカの上位20位のよくある苗字を表記した江戸文字シール。「こういう時しか、こういう名前作る機会無いからね」と職人さんが作業しながら話してくれました。 気がかりだったのはお客さんの入り。実は観にいった知人たちの評判はイマイチ。特に外国人には理解し難いようです。左の写真は開演直前の様子です。空席が目立ってなんだか悲しくなりました。幕が上がったときに1席でも埋めたい・・って、演劇に携わったモノは誰しも思ってしまいます。と「もし良かったら1階席にどうぞ・・」と係員に言われ、次の瞬間・・・老若男女日本人米人・・オーケストラ席に走りました。お陰さまで1階席でゆっくりと歌舞伎を楽しむことができました。赤提灯が並び、幕も歌舞伎仕様。花道もあり、ここを勘三郎や橋之助さんが走りまわりました。 演目は「隅田川続俤 法界坊」(すみだがわごにちのおもかげ ほうかいぼう・・と読むそうです)。 怪しいお坊さんの法界坊(中村勘三郎)はお組(中村千雀)に惚れており、なんとかこちらを向かせようとします。が、お組は要助(勘三郎の長男 中村勘太郎)に夢中。法界坊はお組を誘拐しようとするが失敗、要助に惚れている野分姫(勘三郎の次男 中村七之助)も手篭めにしようとするが失敗し殺害してしまう。最期は度々邪魔をしてきた甚三郎(中村橋之助さん)に殺害されてしまう。やがてお組と要助の前に、法界坊と野分姫の霊が現れて・・という話です。 古典歌舞伎は事前にあらすじを頭に入れておかないと聞き取れないときがあるので、思わず・・英語ガイドを借りてしまいました。場面の説明など細かくしてくれますし。 招待してもらったとはいえ、見始めたら全身集中で舞台に見入ります。それが役者さんへの礼儀でもあると思いますし、その空間を楽しむコツでもあります。豪華な衣装と質の良い笑い、そして生と死を行き来させる平面的な話は独特です。それでも、男性ばかりなんだよなぁ・・と思うと違和感が・・。 終演後はアンコールと総立ちの大拍手が会場を包みました。 中村勘三郎はスゴイ。やっぱり巧いし、声もお腹から出ていてしっかりしている。そして役者の勘というか面白がらせるツボを心得ている気がしました。ところどころ英語で台詞を言ったり、アドリブでお客さんと話したり。息子との自虐ネタも面白かったです。 終演後、惜しみない拍手を送りました。少しでも多くの人に劇場に足を運んで見てもらいたいなぁ。それで好きになればよし、嫌いになったら合わなかったのね・・と。ちなみに英語ガイドは男性がずっと訳していたのですが、女方の台詞は彼も声を高くして震わせていました(笑)さて、それから数時間経った夕方。 仕事先のすぐ近くで爆発事故がありました。普段から白い煙が出ていて危ない場所(←たまたま現場の写真をアップしたことがありました・・)ではありましたが・・。雨水が1924年設置のスチームパイプに入り、爆発したそうです(記者発表)。20名以上の死傷者が出たようです。あわててその時間も働いているスタッフに電話したら、1番近いアパートに住んでいるスタッフ宅に身を寄せているそうです。歌舞伎に誘われなかったら、帰宅時間だったかも・・。お陰さまで私は無事です。メールありがとうございます!
2007.07.18
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3月に入ったというのに雪が降り、とっても寒いNY。朝一の雪はとてもきれいで、片栗粉をムギュッと踏んでいるようでした。 仕事場に折り紙の『お雛さま』が飾られています。3月3日を過ぎて数日ですが、やっぱりキレイなので片付けてしまうのは勿体無い。興味津々のスタッフから何回か『お雛さま』のことを聞かれるので、自分でも説明(かなり簡略化されていますが・・)できるように調べるものです。("girls"だけしか無病息災のご利益はあの人形には無いのか・・とオバサマスタッフに聞かれました。今昔問わず永遠の少女たちにはご利益あるでしょう・・) 昨晩は遅まきながら『ちらし寿司』を作りました。土日を実は風邪で寝込んでしまい、月曜は6時間耐久オペラナイトだったので、昨日となりました。 日本にいたときは、両親にくっついて仕方なく年中行事を踏襲していた気がします。実家を離れ、日本を離れると不思議なもので、喜んで和の行事・・特に料理を作りたくなりました。もう、上手い下手は関係ないです。今年に入っておせち料理、小豆粥、ちらし寿司・・と作りましたが、海外にいるからこそ守りたくなるのかなぁ・・。 アメリカ人スタッフは結構シビアで、日本に関することを聞いて答えられないと次からその人をスキップして別の日本人スタッフに質問するようになります。それは英語が話せるということではなく、伝えることをこの人は持っているか・・ということを問われている気がします。 日本の行事を味わいながら、自分は日本のことをよく知らない薄い人間だなぁ・・と思います。それでも少しずつ補強できているかなぁ。知ろうとすることが大事・・ですよね。
2007.03.07
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先週から卒業旅行でNYにきている従姉妹。今朝は開館時間にMoMAで待ち合わせ。通常20ドルの入館料が、メンバーシップを持っている人と一緒だと5ドルでOK。差額の15ドルで美味しいモノ(今日はハンバーガーを食べると言っていたな)を食べてくれれば・・と。 今日は大学生6人に数分であれ囲まれるので、朝シャワー後イオンスチームを顔にあててしまいました・・。なにを張り合っているんだか・・。 無事にMoMAにも案内でき、ゴルフクラブを取りに会社に。前回のレッスン後、仕事→パーティーだったので、仕事場に置きっぱなしにしていました。旦那さんか昨晩「打ちっぱなしに行くぞ~」と話していたので。 途中、ロックフェラーの前を通ると、着物姿の女性が看板になっていました。"BREATHTAKING"の下に日本語で『息をのむような眺め』と。TOP OF THE ROCKは私も好きな眺めです。見上げてばかりいるエンパイアが、同じ目の高さにあるのは新鮮。エンパイアに上ってしまっては、この眺めは拝めないし。 NYの摩天楼を眺める着物のご婦人・・きっと息をのんでいるのでしょう・・という姿がなんとも優雅で、足を止めてしまいました。着物を購入したり、着付けを習ったり・・という友達も増えてきたので、そういう年代にさしかかったのかなぁ。特に、洋服よりも着物の方がこの体型は良いんですよねぇ(笑)。 昼過ぎに家に戻ると、旦那さんは夢の中。自然に起きるのを待とう・・と東野圭吾『宿命』を読み始めました。結局3時前に旦那さんは起床。私は1冊読み終わりました。楽しみな本がまだあるって・・し・あ・わ・せ。
2007.02.11
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acuraという車のメーカーのCMで古いタイプライターが出てきます。スターバックスのようなカフェで、皆がパソコンをいじっている中に一人だけ古いタイプライターをカシャカシャ音を立てて打つ・・そんなCMです。 しかもそのタイプライター・・仕事場で日常的に使われているタイプにそっくり! 最初見たときはアメリカも粗大ゴミを出すのにお金がかかるから、オブジェにしているのかなぁ・・と思ったほど。大きくて、重くて・・うるさい(笑)。今でも大活躍で、封筒の宛名などを打つのに便利です。しかも、間違えたらちゃんと消せる! セロハンテープみたいなものが内臓されていて、Back Space押すと、ぺタッと文字をはがしてくれる・・。 高校時代の友人からメールで、母校が某雑誌に載っている・・と。まぁ・・このご時世に毎朝運針をチクチクしていたレトロな一面にありながら、都会にある不思議な学校でした。お陰で今、ミシンがなくても生活できます。時々、特技としてアピールする姑息な手にでるときもありました・・ 冒頭のCMを見ながら、その高校の定期試験を思い出しました。電卓を持ち込むテストがありました・・家庭科だったかな。そのときに同級生が「みんなウルサクなるけど、ごめんねぇ・・」とそろばんを持ってきました。桁も大きくて複雑な計算だったと思うのですが、彼女はパチパチと打ち続けましたねぇ・・。いつも暗算して玉を置いていたので、そろばんで割り算や掛け算をするって・・カミワザです・・。彼女が格好良かったですねぇ。そろばん片手にCoolでした。。 どんどん便利になる一方で、自分はこれが使いやすくて良い!とこだわれるモノがあるのは格好よいなぁ・・と思います。私のこだわりのレトロなモノは半纏かなぁ。
2006.04.24
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ニューヨークは本当にいろんな言葉を話す人がいます。何話しているのか全くわからない言語は音に聞えます。ポーランド語はシュワシュワシュワ、フランス語はジュぺブシュブジュ、ドイツ語はザハッダハッザッハッ・・・。昔、巨人にいた呂 明賜(ロ・メイシ)の通訳をされた方と知り合いだったのですが、彼が「女性の話す中国語は鈴が鳴っているようですね・・」と話していたことがあります。そう言われると、すごくきれいな音に聴こえてきます。 ところで、日本語ってどんな音に聴こえるんだろう・・という疑問もあります。妄想癖の私も、さすがに日本語がわからない状況に身を置くことはできず・・ 外国人の耳には日本語がすごく早口に聴こえる・・と言われたことがあります。 先日読んだ『スキップ』(北村薫著)の中に面白い件がありました。国語の先生が言葉の持つ力を知ってもらう導入部で「京都日本語教育センター」が実施したあるアンケートを紹介します。テーマは、日本語を勉強している外国人に《あなたが美しいと思う日本語は》。小説とはいえ、京都日本語教育センターは1950年創立の財団法人で実在するので、このアンケートも実際のものだと思います。「アメリカの人が上げています。《どうしようかなあ。落ち着く。ぶらぶら。ギリギリ。ぺらぺら》」「台湾の人。《おーす。みてごらん》。発音が面白いそうです」「イギリスの人。《無分別》。意味は分からないが響きがいい」「同じくイギリスの人。《おぼろ月夜》」「中国の人。《片栗粉》」「韓国の人。《いただきます》。いう時、気もちがいいんですって。」「香港の人。《来たんです》。ん、の響きが大好き、だといいます」「カナダ。《おいしい》・・(中略)・・いう時の口元がいいそうです」(『スキップ』新潮文庫 P296~298より) 「美しい日本語」というと文法的に正しい口語をイメージしがちです。英語やスペイン語でも「きれい」と言われるときは、文法・・特に時制の使い方がパーフェクトなときです。一方、口に出すことで力を持つのも言葉ですね。最後の引用の「おいしい」の口元なんて、日本語を話す私たちには気付かないなぁ。 私が美しいと思う日本語・・肯定で否定する言い方かなぁ。お茶の席でもう一服進められたときに「結構です・・」というのではなく、「充分頂戴いたしました」という表現。全てにおいて、こういう表現を使うと風流だナァ・・と思います。が、実際はダイレクトに「いるの?いらないの?どっちよ!!」と聞いていそうです。。英語を母国語としない私にとって美しいと思う英語・・"Brand-new Day"かなぁ。
2006.04.18
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今日はひな祭りせっかくなので、我家にもお雛さまを飾りました・・はまぐりのお雛さまです。 このお雛さまは、日本で勤めていたときのスタッフが作ってくれたものです。アメリカ人に日本の手作り玩具の反応を教えてください・・と、他にも独楽やパタパタする玩具を作って持たせてくれました。 昨年、学校の先生に見せたら大絶賛でした。 今年も仕事場の人に見せようとはりきっていたら、持って行くことを忘れてしまいました・・。なのでテレビの上に飾ってみました。俄か和の世界です。。 晩御飯も「ちらし寿司」にしました・・あったかご飯に混ぜるだけ♪ですが・・。 私は長女なので生まれたとき雛壇のお雛さまを買ってもらいました。毎年お雛様が近付くと歌を歌いながら飾ったものです。一番下の段に飾る嫁入り道具が見ていて飽きなかったです。衣裳棚や牛車など・・。残念ながら私が中学生のときに倉庫が家事になり燃えてしまいました。お雛様以外に小学校のランドセルやアルバム、交換日記など思い出のモノがだいぶ無くなりました。 そのときはショックでしたけど、無いならば・・といろんな思い出が胸に残るものですね。二代目を襲名した私のお雛様は実家にありますが、地震や家事でもすぐ持って逃げられるようにお内裏さまとお雛さまのみです。。 さて・・・オリンピックが終わり、WBCが始まりました。何気にチャンネルをいじったら"ESPN2"で中国vs韓国をしていました。紛れもなく東京ドームです。。フフフ・・野球の季節到来です!少し早めにジータも拝めます。久しぶりの野球観戦に「やっぱ野球は面白いわな」と頷きあうのでした。
2006.03.03
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忘年会シーズンになると、飲む機会が増えます。私もこの時期は(さらに)飲む機会を増やしていました。飲むとその後に少し食べたくなります・・ラーメンやお茶漬け。大正生まれの祖母が「飲むとラーメンが欲しくなる。別腹ね・・」なんて言っていたので、これは遺伝です。祖母はなかなか厳しい人でお酒のイメージが無かっただけにこの一言は幼心に問題発言でした・・(笑) 我家は私は飲みますが、旦那さんは飲めません。しかし、パスタ系をご飯に出すと必ずラーメンかパンをご所望されます。今晩もそうでした。 我家ではすり鉢をラーメン鉢として使用しています。すり鉢でゴマをすり、その上に茹でたラーメンをお汁ごと盛ります。お湯を張った瞬間、ふぁ~っとゴマの良い香りがします。 これは『器のしむら』さんに教えていただいた食べ方です。舌だけでなく、鼻でもラーメンを味わえます。。ぜひぜひ。。 まだすっきりしませんが、おかげさまで熱は下がりました。あとは鼻と喉です。ご心配いただいてありがとうございます。
2005.12.10
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昨日のパーティーでお点前を僭越ながらさせていただいたわけですが・・。やはり継続しないと動きもカツカツだったと反省点もたくさんありましたが、点てている本人は大変楽しかったです。私は表なので最後に水屋をお手伝いしてくださった方に裏のお点前をしていただいたときは興味深かったです。母が裏だったので、私のお点前を見て違う違う・・と騒いでいたことを思い出します。 大きく違ったのは水差しとお釜の置き方が間逆!他にも柄杓の置き方、袱紗(ふくさ)の裁き方、お茶の点て方・・と。プロの人が見たら他にもいろいろ違いが発見できたかと思います。 その席で、イギリス人の方を茶の湯に招いたときに「袱紗の扱いとカソリックのミサに共通点がある・・」と話されたエピソードを耳にしました。へぇぇ・・と思いながら、一日たってもまだへぇぇぇが続くので、調べてみました。 袱紗のさばき方は、聖餐式で神父さんが葡萄酒の器を拭く動作に似ている!そうです(本当はどう同じなのかこの目で見たい気持ちもありますが・・)。もともと袱紗はお棗(なつめ)や茶杓を清めるためにあるので、ミサにおいても同じ意味合いがあるのも頷けます。 他にもお濃茶といって3人程で回しのみをするお茶もあるのですが、これも宣教師の方たちが行っていたそうです。茶の湯の中心はこのお濃茶にあるそうです。参考『キリスト者と茶の湯』 千利休が茶の湯を大成した時代は、キリスト教を初め南蛮貿易で様々な文化が日本に入ってきた時代でもあります。最後に面白い茶杓の説見つけたのでご紹介して終わりにします。 茶杓はお抹茶をすくう竹製のティースプーンです。細くて繊細なのに真ん中に節があります。お稽古のときもこの節の下を持つ・・などと習うものです。あんまり節近辺を触っていると、ポキッと折れそうでドキドキしながら扱います。この節に対して茶杓の真ん中に走っている竹の模様を樋といいます。この節と樋の交わりが十字架・・と説いた茶杓を研究された方(西山松之助氏)がいらっしゃいます。千利休の後妻やお嬢さんはクリスチャン、千利休本人もクリスチャン・・という説もあるので、茶杓に十字架を込めた・・というのも本当かもしれません。。 お茶の世界は奥深いです。。
2005.12.09
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チューリップの曲に『虹とスニーカーの頃』という曲があります(断っておきますが、リアルタイムでは知りませんよ~)。♪ワガママは男の罪、それを許さないのは女の罪・・という曲です。先日口ずさんでいたら、旦那さんにうちは逆だね・・と一言。 そっかなぁ・・と考えつつも、やりたくないことは何でも旦那さんを『大臣』に任命しています。『みかん大臣』(みかん剥きを任ずる)、『食器洗い大臣』(食器洗いを任ずる)、『ふとん大臣』(ベッドメイキングを任ずる)・・。どの家も奥さんの方が一見強く、実際は旦那さんが掌握している方が家は上手くいく・・といいますし・・(笑)。 確かに私は事後報告が多いです(多いんではなく全て・・と言われそう)。今回は事後報告で買ったモノがございまして。。届くのを心待ちにしていました。 以前結婚のお祝いとしてワインホルダーをお願いしたを紹介いたしました。この里帰りに出来上がったワインホルダー(写真)を受け取りに、いそいそとプレゼントしてくれるIちゃんとしむらさんのお店にお邪魔してきました。 いつ行ってもお忙しいのに、皆さん温かく迎えてくださいます。器って扱うだけで温かみがあって大好きなんですが、しむらさんは素敵な器が所狭し・・とあります。店長のまよさんはいつもお肌ツルツルで人生を謳歌している様子が伝わってきます。 出来上がったワインホルダーは白地で美味しそう。まよさん、Iちゃん、私の名前とできあがった2005年、New York、そしてLOVEの文字が色を抜いて焼かれていました。本当に素敵な世界で一つだけのワインホルダーです。ワインだけでは勿体無くて、食器としても活躍しそうです! 受けとるだけのつもりが、やはり見ていると欲しくなりまして・・。まず目に留まったのが、湯豆腐鉢。 かわいいだけでなく、中に水切りがついている鉢です。湯豆腐って、ついお醤油がお湯で薄まってしまうんですよねぇ・・。この鉢なら大丈夫です。他にもお浸しや煮物なども入れられそう。。「まよさん、土鍋ありますか?」と聞いて薦めていただいたのが、この新天目の土鍋。まよさんのお宅でも使われている・・というだけあって機能的です。。 そしてこの豆腐鉢と土鍋が今日届いたのです!土鍋を頬擦りしながら、デビューはいつか考えております。たっぷり入りそうなお鍋。冬本番を前に準備オッケーです! 器のしむらさんは商品はもちろんですが、梱包も商品のことを考えて丁寧にしてくださいます。海外も郵送してくださるので、是非是非!1週間以内で届きます!! この冬は鍋奉行ならぬ『鍋大臣』を任命しなきゃ・・。
2005.12.05
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今日仕事場に行ったら「ひまわりさん、松井選手に恋人発覚だって!!」と言われました。う~む・・私としては松井選手の恋人よりも破格の契約よりも、城島選手のマリナーズ入りの方が気になります・・。日本人のキャッチャーがメジャー入りってワクワクします。シビレマス。来期のマリナーズ戦もまたまた入手困難になりそうです・・。ぜひぜひプレーでも頭脳でも言葉でも頑張って欲しいです・・。 ど~も顔で判断している・・と思われているらしく(決して間違ってはいない・・笑)、「ひまわりさんは松井選手よりも城島選手の顔の方が好みなんだ・・」と背中で聞きながら仕事場を後にし、友達と待ち合わせて喫茶店に行ってきました。 文字通り喫茶店である『茶庵』はイーストビレッジにあります。木の階段を上るとそこには和の空間が広がっていました。お店の中にはお茶室もあります。毎週金曜日・日曜日にはお店の方が点ててくれるお茶を楽しむことができるそうです。もちろんお茶室は貸切もできます。 お香が微かに香る店内で、和菓子の3コースとお茶(宇治かぶせ茶)をゆっくりといただきました。。和菓子はアイスクリーム→ケーキ→マカロンとコースになっていました。アイスクリームもジャスミン茶、ケーキも抹茶ババロア、マカロンも抹茶マカロン・・とどこまでもお茶の世界です。幸せ★ お茶も日本だけでなく、中国やインドなどのお茶も取り揃えてあります。そして3杯淹れてくれました。1杯目は甘く(60度位の温めで入れ1分蒸すそう・・)、2杯目は少し渋く(60~70度のお湯で30分蒸すそう・・)、甘いモノを食べた3杯目はキリリと渋く(熱いお湯で蒸さずに・・)いただきました。 器も茶器も凝っていて、ついつい長居をしてしまいました。こうして『和』に囲まれていると、ニューヨークにいることを忘れてしまいます。違うのは、お隣のお客さんが日本人でない・・ということです。 『茶庵』ではワイン講座やお菓子の講座なども開いています。以前『茶庵』のパティシエの方が勤めていた居酒屋を取材したことがあります。そのとき『茶庵』がオープン間もない頃で紹介をしていただきました。お菓子作りにも力が入っている・・と聞いていたので、いつかは行ってみたかったんです。美味しかった~♪ニューヨークでがんばる日本人のパティシエの方にもシビレマシタ。ちなみに女性です。
2005.11.22
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今日(11/13)から3日だけですが、独身気分満喫中♪旦那さんがワシントンに出張です。しかも、先日私が乗ったばかりだというアムトラックで・・。朝8時前に送り出してから、何しようかなぁ・・と考える間もなく、布団と半纏を洗濯機にかけ(エマール様々)、掃除をしてさっぱりした気分を迎えたときはお昼をまわっていました。ニューヨーク博物館で今日まで見たい写真展"New York Changing"が開催されていたのですが、やることがあったので断念・・。 やること・・それはお点前の自主トレ!実は来月、お点前をすることになってしまいました。こちらで時間とお金に余裕ができたら再開しよう・・と、袱紗ばさみは持ってきて良かった。昔は真面目に習い(表千家)、一応お免状も3種持っているのですが、いざやろうと思うと細かい所がだいぶ抜けています。。 まずはめかぶ茶を飲みながら、一通りのお点前のシュミレーションをしてみました。頭の中では細かい茶器と茶碗の配置のバランス、柄杓を持つ指の位置・・などがイマイチ。 めかぶを噛み切ってから、お紅茶(アメリカ産)を飲み、台所で道具の代わりになるモノを物色。結果水差し・・・計量カップ(4カップ入り)茶器・茶碗・・・アフタヌーンティーのカップ建水・・・味噌汁椀柄杓・・・おたま蓋置き・・・キャンドルのガラスの蓋(ひっくり返して)茶杓・・・フォーク茶筅・・・ちゃんと立つ蛍光ペン釜・・・大きいマグカップ(おたまも入る!)というオールスターで黙々と自主練しました(笑)。やはりお稽古の甲斐もあってか体が覚えていますね。頭ではえ~っっと・・と考えているのに、手が勝手に茶筅の方にいったり・・。そりゃ・・泣く子も黙る茶道の先生でしたから・・。お茶を通して、いろいろ気遣いなども教えてもらいました。約束の時間ピッタリに行くのがお互い気を使わない、とかコートは玄関で脱ぐ・・とか。お点前も面倒くさそうで、実は結構利に適っているんですよね。次ここに茶器を置くから茶碗は移動する・・とか。 一通り思い出してからお紅茶(おフランス土産)を入れ、棚を使ったお点前の復習に入っています。まぁ、良いときにこういう機会がありました。でないとすっかり忘れていたなぁ・・。最初なんて袱紗のさばき方も怪しかったです・・。何でも継続、継続。。
2005.11.13
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最近、憧れていたものが畳のある生活。 畳があれば・・畳の上でお昼寝ができる、将棋ができる!お茶も久し振りに点てちゃったり・・(私は表でした)。 里帰りしたときに、お布団で寝ると二日程背中が痛いのですが、その後快調です。やっぱり柔らかいマットレスよりも、畳の上でお布団が体にも良いかなぁ・・と考えおりました。でも、ニューヨークでそれを臨むのは難しいなぁ・・と思っていました。 日本でも和室の部屋は減ってきているようですね。実家の斜め前に畳屋さんがあって、通る度にイグサの良い香りがしていました。。 そして本日・・我家に畳二畳が届きました!!!!!!フローリングの上に敷いてみました。隣はソファです。。文字通り和洋折衷です。 しばらく遠くから眺めたり、写真撮ったり満足していました。。嬉しいなぁ・・畳が我家にある・・。畳の到着を見守り、昼過ぎから夕方まで出かけておりました。 帰ってくると・・旦那さんが早速、畳の上でお昼寝実践中でした。「床の上で寝るのとは違いますなぁぁ」と言いながら。。 今週は思うように本が読めず、『白い巨塔』(山崎豊子著)を読み、今は『続 白い巨塔』に入ったところです。財前先生の野心と里見先生のストイックさは、テレビ以上に小説の方が現れていますねぇ。今読んでも古くないのがスゴイですねぇ。
2005.08.07
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今日は楽天の日記を通じてお友達になったkanaizumiさんと再会してきました・・!まだ一ヶ月ぶりなんですよねぇ・・。今までニューヨークでお会いしていてたKanaizumiさんと日本でお会いするのが不思議です・・。 お昼の12時に待ち合わせし、二人で変化する日本の街並みや、お洒落なお店にウォ~ウォ~言いながら練り歩きました。日本の街はお洒落で、キレイ!道路の溝に吸殻はそんなにたまっていないし、工事現場も期限守って行ってそうだし、変な水溜りがナイッ! 二人でビビンバを食し、その後美味しいケーキ屋さんでおやつを買って、レトロなお宅に向かいました。 気に入った! 本当にレトロですよ~。古いのではなく、レトロです。日本の古きよき住宅がそこにはあります。スリガラスや床の間、畳の和室も二部屋あり・・・私が愛して止まない欄間もあるっ! さすがインテリアの達人kanaizumiさん!蛍光灯の色もこだわっていました・・。そしてキッチンの棚も張り替えたそうです。今はなかなか住みたくても探せない素敵なお家でした。次お邪魔する(もうする気になっている)ときは船便も届いているそうで、またまた内装が楽しみです! 一ヶ月ぶり・・とはいえ、話は尽きなく夕方までお邪魔してしまいました。NYのこと、日本のこと・・そして最近話題のクレジットカードのこと。アメリカで使用した人は危ないんですよねぇ・・。一応明細はその度、内容確認しているのですが、ここまで漏洩すると不安になります。。
2005.06.23
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私の周りには"創作"に長けている友達がた~くんさんいます。以前日記にも書きましたが、作曲活動を本格的にするために仕事を辞めた元同僚や、NYで版画家として頑張っている友達。そして、楽天で知り合った仲間もいろいろ創作活動をされてます。kanaizumiさんはお料理もお上手ですが、我家に欠かせない油絵を描かれます。杏さんは、高級ホテル顔まけのフルコースをデザートまで作ってもてなしてくださいます。NYのゆーみんさんはスタンドアップコメディアンをされていて(ご自分で脚本も考えるってスゴイ!)、ランナーでもあります。 先日、杏さんのお宅にお招きいただいたとき、koyukiさんが素敵なプレゼントをくださいました。koyukiさん作の器です。数年習われているそうで、いただいてから、何を盛ろうか、ひまわり家でデビューの日を戸棚の中で待ちわびていました。器の後ろにはちゃんとkoyukiさんの名前も入っています。 私は器を作ったことがないのですが、ろくろを回して一品ずつ作る器 ↑koyukiさん作の器ですには同じモノは一つとして無いと思います。なので、これは世界にたった一つの器です。 焼き物は一品一品に味があり、中に入れる食べ物にも影響を与えると思います。煮物はもちろんですが、ビールやコーヒーも焼き物で飲むと、なんだか美味しく感じます。作った人が、一品ずつ大切に両手で作っているからでしょうか。。 "創作"される皆さんに共通して言えることは、モノを作る大変さ、そして相手が手にした時の喜ぶ顔を知っているからこそ、モノを大切にされます。モノ・・と書くと語弊があるかもしれませんが、物からスタートし、人との縁・・生活そのものを大切にされ、楽しもう♪という気持ちが伝わってきます。 料理もそうかなぁ・・と思います。日々の料理も作るからこそ、食材を大切にしよう、素材そのものの味や色、香りを楽しもう・・という気になります。なによりも食べてくれる人が"美味しい"と喜んでくれると、また作ろう・・という気になります。 ところで、私は創作料理が得意です。レシピ見て、自己流にするのですが・・。相変わらず今日、料理を作り始めてから、コンソメと生クリームを切らしていることが発覚。後戻りもできないので、かつおぶしでダシをとり、先日のヤンキース球場でもらった袋のクリープをサッサッと入れてしまいました。。味は・・和洋折衷というところでしょうか・・(笑)。カレーライスだって、お蕎麦屋さんのダシのきいたカレーが美味しいし・・と自分に言い聞かせている次第です。
2005.05.25
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4月15日はアメリカの確定申告〆切り日です。国と州にオンラインで申告ができるようです。私はドルで収入が無いので、この時期パソコンの前で奮闘する旦那さんに"ガンバレッ"と声をかけ、いそいそとお茶を出しています。毎年来るものだから、もう少し早くから始めれば良いのに・・と思いながらも、やはり間際にならないとやる気も起きないようです。我家に限らず、この時期、アメリカ全国で苦しんでいる人が多々いることでしょう。。 そのようなわけで、今日はトンカツにしました。少しでも、やる気を出していただくために・・。トンカツは、揚げる前に、肉のスジ切りをして、肉タタキで1cm位の薄さまで叩くことがコツです。そうすると、揚げたときに丸まらない。。肉タタキ・・そんなもの普通の家にはありません。。そこで活躍するのが、すりこぎ棒 これは今年1月、器のしむらさんにお邪魔したときに、セットで購入したものです。私は胡麻が大好きで、ほうれん草のオヒタシなどに胡麻をすってかけたい・・と思って、はるばる持ってきました。器も大きいので、そのままお皿にもなります。 そして、このすりこぎ棒。木製なので、手に優しいし、味わい深いお姿です。そしてトンカツのときには、ビニールをかぶせて、トントンと肉を叩くわけです。丈夫ですし、枝の根元が良い感じで肉の中にブチュッと入ってくれます。 日本のものって改めて、いろいろ考えられているなぁ・・と思います。機能性だけでなく、湿気の多い日本に適するように、衛生面なども。こちらで通販の番組などを見ると、なかなか応用の利かなさそうなものが売られています。そして売れています。ターキーだけを焼く機械、玉葱だけを剥く機械・・。モノばっかりが増えそうですが、買う人がいる・・というのも摩訶不思議な世界です。 ※器のしむらさんは海外にも郵送してくれます。梱包がとても丁寧です。
2005.04.11
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チェックのテーブルクロスの上に、かごに入った焼きたてのパン、デカンタに入ったフルーツジュース、ガラスの容器に入ったジャム こんな写真を見たら、いつの食事だと思いますか。私は「ランチ!」と言ったら、仕事先のアメリカ人に珍しい~と言われました。「日本人は朝食って言うのよね。ニューヨークではこれ、週末のランチよ。」 確かに、ニューヨークの人は忙しいので、朝食は軽めですよね。歩きながらプリッツエルやホットドックをかじったり、抜いたりする人も多いのではないかな。。 それからお互いの食事の話になったのですが、私は長年ダイエット至上命令が出ているので、朝は薄いパンと牛乳、ランチはバナナ一本です。その代わり夜はしっかり食べます。 「ダイエットするんだったら、普通逆よ。朝たくさん食べて、夜バナナとか・・」と言われてしまいました。ごもっとも・・。ただ、夜しか旦那さんとゆっくり話しながら食べる時間が無いので、どうしても遅い時間にしっかり食べてしまいます。 「確かにそうよね。私も結婚してから太ったわよ。この間面白い記事読んだわ。シングルの女性の方が結婚している女性より長生きするんだって。男性は逆に結婚している男性の方が長寿だって。でも、本当かもね。」 ムムムム・・。確かにそうなのかなぁ・・。もちろん個人差があると思いますが、先食べて良いよ・・と言われても世の奥様方はご主人の帰りを待って食べる人も多いのではないかなぁ・・。一人で食べると味気ないですしね。大勢で食卓を囲むと唾液の分泌量も増えて、より美味しく感じると聞いたことがあります。 ちなみに本日、人見知りの旦那さんは珍しく外食をしています。夕食も一人だと昨日の煮物の残りをチョッチョッと食べるだけでお腹がいっぱいになりました。カロリーも低めで確かに体には良い食事かも・・。 ここのところ宮尾登美子さん付いていて、エッセイ、『松風の家』、『蔵』と久し振りに読んでいるのですが、グリーンの野菜よりも日本の根野菜の方が体に良い・・と書いてありました。本の中で「お大根を炊く」「菜っ葉を炊く」という表現が出てくるのですが、本当に美味しそう・・と思ってしまいました。すごくきれいな表現ですよね。 その昔、エステ体験1000円コースに妹と行ったことがあるのですが、ダイエットしたい人は体を温める根野菜を食べるように言われました。ニンジン、ゴボウ、大根、南瓜・・は切らさずに貯蔵しています。高いんですよねぇ・・ゴボウ。そして私の愛するレシピは、結城貢さんの「おふくろの味」、ベターホームの「おそうざいの会」。どのページも醤油やごま油のシミが付いています。まだまだ理科の実験さながらの料理です。 ※明日はワシントンの桜を見に行く予定です。
2005.04.08
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ニューヨークで日本人の友達の家に遊びに行くと、どんなに素敵なソファがあっても、どんなにフカフカな椅子があっても、つい床に座ってしまう。靴履いたままソファに座るアメリカ人を見て、寛げるのかなぁ・・といつも不思議に思います。日本人の友達の家で円陣囲んで、たこ焼きをすることが楽しみの一つにもなっています。もちろん、関西人なので、タネからきちん作ってくれます。。。 我家はもちろん土足禁止。最初はスリッパを履いていましたが、最近ではほとんど素足、または靴下状態でウロウロしています。集中しているときは、気が付くと床にデ~ンと座って何かやっています。落ち着くんですよねぇ・・。本当は畳を入れたいくらいだけど、外からの埃ですぐダメにしそう・・。 以前、インテリアの番組でアジアっぽくしたいときは、目線を下にすべし・・と紹介していました。照明やオブジェなど・・。そんな我家に今年から『和』テイストなものがさらに加わりました。 結婚お祝いに・・とワインホルダーを作っていただいている(現在進行形)器のしむらさんを、お正月に尋ねてみました。店長の雅代さんは、本当にオシャレな方。一人で何役もこなしていて、食器屋さんの店長さんでありながら、ご自身も作品を作られ、さらに書道も達人!!写真の書は雅代さんの作品です。多才でありながら、人との縁を大切にされ、いろんなことを吸収しよう・・とされる姿は眩しかったです。 お店には所狭しと益子焼の器が並んでいて、飽きない、飽きない。途中で先代の社長さんでもあるお母様がいらしてくださいました。お母様は『納豆鉢』の考案者でもあらせられました。私はすりこぎを買いました。近日公開したいと思います。 ※少しでも多くの写真を・・と欲張ってペイントで貼ったら画像が汚くなってしまいました・・ そんな忙しい最中、私のワインホルダーを試行錯誤されながら作ってくださっているのです。。以前、紹介したホルダーは試作品(私には充分でしたが・・)とおっしゃるので、有難く友達といただいて参りました。そして、我家に今は飾られております。丁度、波のように見えるので、加賀友禅で作った蛙夫妻を入れて、テレビの上に飾ってあります。この蛙ちゃん、オヨネーズのようで・・(また古い?)。 そして、雅代さん直筆の書もいただきました。左のモノです。麻に雅代さんと私と友達の名前が一文字ずつ入っています。すぐにテーブルクロスにさせていただきました。 丁度尋ねた日に、ワインホルダーの完成品が焼きあがる予定・・ということで、また後日・・と帰ってまいりました。またお邪魔できる口実もできました。 やっぱり、『和』に囲まれるとホッとします。そして、この日記を書きたいなぁ・・と日を待っていました。だって、今日はワインホルダーの縁にもなった結婚記念日なんです。。これからベトナム料理を食べに行ってきます。我家ではラーメン以外の外食は本当に珍しいんでございますのよ・・おほほ・・
2005.02.22
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今から約3年前に私は入籍をしました。当時、私は会社を辞めたくなくて日本で働き続け、旦那さんはNYにいました。婚姻届も郵送でやり取りし、届いた日から一番近い大安の日に届を役所に持って行きました。結婚式は挙げていません。先日、「そろそろ写真だけでも撮りたいなぁ・・」と言うと「もうちょっと痩せたらね・・」と言われ、しばらくは式は無さそうです・・(苦笑)。 入籍当日、たまたま最初から会社のスタッフの人と飲む約束をしていて、顔を合わすなり”じゃ~ん”と入籍届けを見せて驚かせたものです。スタッフといっても私より一回り上の社歴も人生の上でも大先輩の方です。その後、その方とお昼を食べながら「お祝い何が良い?」と聞かれ、良いよぉ・・と遠慮しながらも「ワインホルダーが欲しいなぁ・・」と言ったことがあります。我家には私たちが付き合い始めた年のワインがあります。たまたま同じ年に付き合い始めた同期の友達の結婚式の引き出物でいただいたのですが、記念に・・と飲まずに箱ごと取っておいたものです。一緒に住み始めたら、ぜひ飾りたい・・と思っていました。そのワインを飾るホルダーがあると良いなぁ・・と思っていたのです。 彼女はラスト2年、本当に家族よりも長い時間を過ごしました。密度が濃く、本当にいろんなことを学ばせてもらいました。入社間もない頃からお互い知っていたのですが、用事があって電話しても、後半はいつも「今、何時だ?11時だ!良いか、会社は君を守れないんだから、自分で幸せを見つけなさい。彼氏いるのか?」と叱ってもらいました(笑)。そのような先輩と近づけ、一緒にチームを組めたことは、私の会社時代の宝物の一つです。バイクで単独オーストラリア横断をしているのに、自転車には全く乗れず、「タンク付けてくれれば乗れるよ」といつも言っていました。 彼女は私の頼みを何年も覚えていてくれて、ワインホルダーをプレゼントしてくれよう・・と一生懸命になってくれていました。里帰りの度に、いつもワインホルダーの話になり、覚えていてくれたこととその気持ちがいつも私を感激させてくれました。実は、焼き物を焼く職人さんにイメージ等を伝え、世界で一つだけのワインホルダーをプレゼントしよう・・と考えていてくれたのです。 先週、彼女から何枚かのワインホルダーの写真と職人さんからのメールを送ってきてくれました。ここにアップしている3枚の写真は世界で一つのワインホルダーです。かわいらしい花や寿の文字がデザインされていて、嬉しくてしばらくはぼーっとしてしまいました。 職人の方は川崎さんという方で、今回の注文のために長いこと試行錯誤してくださっていました。ワインホルダーは初めて・・とおっしゃっていましたが、どれも味のある作品でもっともっと川崎さんの作品が見たいな・・と思いながらメールを読み直していました。すると、巡り合わせか、川崎さんは楽天でお店を持っていらっしゃいました。器のしむらさんです。見ると本当に素敵な作品がいっぱいで・・。川崎さんに日記のことを話し、ご了解を得て、今回書きました。年末・年始に日本に里帰りする予定ですが、その時にプレゼントしてくれる彼女と二人で川崎さんの工房にお邪魔しようと話しています。その時は、また日記でご紹介できると思います。 世界で一つだけのプレゼント。送ろうとしてくれる気持ちも嬉しいし、その気持ちに応えようとされる職人魂にも感動しました。なんだか、とても幸せな気分でした。
2004.11.29
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今朝、ニュースを見ていたら、ロックフェラーのクリスマスツリー用の木が運ばれてきた・・と報道していました。昨年まで、あの場所に木は生えていると思っていたので、ヘリコプターで釣られている木を見て驚きました。毎年、運んでくるんですねぇ。今年の点灯式は11月30日。3万個ものライトが9トンの木に輝くのですねぇ。このクリスマスツリーは1933年から続いてるそうです。 もう一つ気になったニュースは、二期目を決めたブッシュさんが司法長官にAlberto R.Gonzales 氏を指名。承認されると初めてのヒスパニックの司法長官就任となるそうです。大抜擢かと思いきや、ブッシュさんがテキサス州知事時代からのお付き合い。州知事法律顧問、州務長官、州最高裁判事を歴任し、大統領になってからは法律顧問として活躍していたそうです。ニューヨークタイムス紙によると、「冷静沈着なゴンザレス氏の就任は、ケネディが弟のロバートを据えたときよりも、大統領にとって信頼できる人事」とか。ヒスパニックであっても、かなりの保守派と知られるゴンザレス氏。昨日の指名直後から、アブグレイブ刑務所での米兵の虐待問題での情報開示を求められいます。 NYCは本当にヒスパニックが多いです。彼らにはこのチャンスを与えられたゴンザレスさんの人事、どう見えるのかな。私の友達もヒスパニックが多いですが、アメリカで活躍している芸能人、スポーツ選手の話題になると、眼を輝かせて話します。私も、松井選手やイチロー選手の活躍は、ま~ったく知り合いでもないけど、嬉しいし、自慢になります。やっぱり、異国で日本人や日本文化が華開く様子はとても嬉しいです。そのままのスタイルであったり、形を少し変えても。 私の知り合いには、日本の伝統を今風にアレンジしている方がいます。彼女は会社時代の仲間ですが、公民館で昔話の語り聞かせや玩具の紹介をボランティアでしています。以前、「ライフワーク」と教えてくれました。先日、メールをいただいたら、彼女のテーマは『伝統と今との融合』だと。今は紙相撲の改良と草鞋の改良に取り組んでいるようです。「わらじも昔からある編み方でわらではなく、今のものたとえばポリロープを使って作りました。めざしてるんです。むかしながらの伝統をいかしながら今のものとの融合。」なんか読んで嬉しくなりました。新しいものばかりでなく、今流にアレンジする工夫ってすごいと思います。実際、ロープで作った草鞋はお祭り好きには耐久性が良い!と大評判なんです。 ニューヨークが冬に近づいてきた今、私の中で伝統と今との融合でご紹介したいのが、家事用の半纏。 半纏は本当に暖かくて、手放させないのですが、家事をするときに手元が汚れてしまうではないですか。そんなときに袖丈が短い半纏があるんですよ。これだと温かいまま、おさんどんができます。本当に関心してしまう日本の古きよきニューバージョンです。写真で袖丈が短いこと、わかりますか。 写真で手前にあるのは、これまた伝統と今との融合傑作、「雪駄」です。高校友達の家に行ったら、このように布で作った雪駄が何足がありました。中にはビニールが入っていて、丈夫なんです。子供ができたら、履かせたいなぁ・・ともらってしまいました。もったいなくて、ビニール袋に入れて飾ってあります。
2004.11.12
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我が家の並びの病院にクリントンさんが入院しました。我が家の隣の隣くらいからは大きな病院が連なっています。大学付属病院なのか、キリスト教系の病院なのかイマイチよくわかりませんが・・。前にも書きましたが、ヤンキーススタジアムまで30分あれば行けるので、スタジアムで選手が怪我をすると、運ばれてきます。我が家の周りは大学と病院が広がり、我が家辺りを境にドミニカンとプエルトリカンの居住区になっています。なかなか不思議な街です。 さて、里帰り中の私に、一人ニューヨークで頑張っているだんなさんからメールがきました。前大統領のクリントンさんがその病院に入院をしたらしい・・。そういえば、朝刊に書いてあったなぁ・・。普段は静かな通りに少なくとも10台のテレビ局の車が停まっているようです。う~・・ニューヨークにいればデジカメで撮るのに・・。心臓のバイパス手術を来週に控えているようですね。ヒラリーさんも病院の前でインタビューに答えていました。 クリントンさん、結構人気が高くびっくりしました。自伝を出版したときなど、出版サイン会に徹夜で本屋さんの前に並ぶ人が・・。存命中の政治家でここまで支持される人はすごいなぁ・・と思ったものです。 徹夜で待つ・・で思い出しましたが、ニューヨークではほとんどのお店のレジで長蛇の列ができます。見事なほど、レジさばきがもたついています・・。レジを打つ人と品物を袋にいる人が別なのに・・待たされます。値段がわからないと、レジ打つ人自ら商品の確認に旅立ちます。メトロポリタン美術館のカフェでも列が出来ます。 普段生活していてスーパーのレジ待ちは日常茶飯事です。その他に待つのは、日本の居酒屋さんの開店です。ビレッジには何件か日本の居酒屋さんがありますが、その中に韓国人の友達とよく行く「け○○」というお店があります。ビールが安いのと、店内が古き良き昭和世代になっています。オロナミンCやボンカレーの絵看板が飾ってあります。店内には日本人以外に器用にお箸を使うアメリカの人も多いです。韓国人ばかりの団体さんもいます。食後には綿菓子のサービスもあります。(自分で綿菓子を作れます) このお店は18時開店なのですが、開店前から待っていないと週末などすぐ席が埋まってしまいます。そういうわけで、いつもポケーと待っているのですが、店の前にはよく見かける居酒屋の「たぬき」がいます。私たちには違和感のないたぬきですが、ある日、通りすがりのアメリカ人に「あれはなんだ?」と聞かれました。たぬきとわかるとなぜ置いてあるんだ?と。不思議だろうなぁ・・と思っていると友達が何でか知っている?と聞いてきました。 なんで居酒屋の前にあの狸がいるかご存知ですか?私が聞いたところでは、狸の前にシンボルがついているところから”前金”つまり、お代はツケではなく、前払い・その度にいただきますよ・・という看板だそうです。それを説明してあけだら、その中年カップルは異様に喜んでいらっしゃいました。”P”を連発してケケケケと笑って写真も撮っていました。 国や文化が違うと居酒屋の「たぬき」のようなものが面白いですよね。『春夏冬中』が張ってある料理屋さんも好きです。ニューヨークにはそういうのあるかなぁ・・。帰ったら探索課題ができました!
2004.09.04
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