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セントレアのイルミネーション 昨年は残念ながらNYに行けず、こちらにブログをアップする機会もありませんでした。それでも覗いてくださる皆さん、ありがとうございました。お蔭様で田舎町で元気に過ごしております。 昨年は飛翔の年に・・なんて思っていましたが、振り返ってみると飛翔の足がかりになる年でした。今年は2年ぶりに日本で年越しです。ビザの更新に大阪にも初めて行きました。たこ焼き最高です。 今年はさらにジャンプできるように、勉強や仕事を続けていきたいと思います。なんでも継続は力なり。 2010年も皆さんも、私も素敵な年になりますように。どうぞよろしくお願いします。
2009.12.31
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いよいよ日本では大晦日ですね。1年は本当にハヤイです。 今年最後の日記はNY旅行の最後に寄ったセントラルパークです。この日は寒い1日だったのですが、その冷たい空気の中に都会の埃も音も吸い取ってしまったかのような・・・静寂だけが私たちを包んでいる時間でした。 セントラルパークを散歩しながら、この傍に住んでいたら毎日散歩するのに・・なんて思っていました。思いがけず、自然満載のノースカロライナに引っ越した今年。なかなか良いもんです。 今年もブログにお付き合いいただきまして、どうも有難うございました。コメントくださったり、メールで感想をくださったり・・本当に嬉しいし励みになります。また、NYに旅行するときはこちらで更新いたします。そのときまで・・。2009年もどうぞよろしくお願いします。
2008.12.31
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私の帰省と入れ違いに始まったVan Gogh and the Colors of the Night(~1/5)を観にMoMAにも寄ってみました。このエキシビションは観れないと諦めていただけに本当に良かったです。かなり盛況のようで時間ごとに整理券が配られていましたが、そこはメンバーシップの威力でパパッと中に入れました。 以前、メトロポリタン美術館で素描展はありましたが、ここまで油絵が揃うと圧巻です。Vincent van Gogh(1853~1890)は27歳で画家になったため、数々の作品は10年に満たない期間に描かれ、生涯売れたのは1作品のみ。風景、農村、ミレーの模写、農民・・と順を追って展示されていましたが、1888年、1889年の作品ばかりでした。確かに弟テオへの手紙でミレーの作品に惹かれることを記していますが、ミレーの模写のようであの照りつける太陽の表現などは、ゴッホその人の作品になっていました。 最初は太陽を描いていたゴッホですが、やがて陽の沈んだあとの夜空を描くようになりました。「星月夜」や「夜のカフェテラス」、そしてあまりにもきれいでポストカードを買ってしまった「星降る夜 アルル」。ゴッホの描く夜空は決して黒ではなく、深い青色。それは見ていて飽きない夜空でした。 帰りに2階では"Pipilotti Rist: Pour Your Body Out (7354 Cubic Meters)"(~2/2)という体験型のエキシビションをしていました。真ん中にソファがあり、そこで寝ながら壁一面に展開される映像を楽しむもの。なかなか迫力ありました。 美術館といえば、やはりメトロポリタンのクリスマスツリーを見たくて寄り道もしてみました。マンハッタンにあるギラギラのツリーとは違い、イエス誕生を物語る伝統的なツリーです。残念ながら写真撮影は禁止だったので、以前フラッシュ無しで許可されていたときの写真を掲載します。今年もあと2日ですね。今回の旅行記もあと1回です。お付き合いいただいて有難うございます。
2008.12.30
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食べてお腹いっぱいになったら歩き、歩き疲れたらお茶する(お茶だけでは済まないのですが・・)というNY旅行でした。どこまでも歩けて、そして適当な場所にカフェがあるって便利だなぁと思いました。NCに引っ越してからは、朝コーヒーを2人分多めにおとし、ポットに入れて持ち歩くようになっています。経済的ですが、それ以上にカフェが・・無い(スタバはあんまり好きでないです)。 友人2人が以前から気になっていたというカフェSant Ambroeusへ。美術館のそばにあり、可愛いなぁと見ていたそう。入ると長細く、奥がレストランになっており、ショーケースとカウンターがあって、入口付近がちょっとしたカフェになっています。カフェの席数は少なかったのですが、空いた2人席に3人でコジンマリと座りました。サンタンブルースは1936年ミラノ創業のイタリアンカフェ。友達はsaint honore(サントノーレ)を、私はricotta(リコッタチーズケーキ)とエスプレッソを注文しました。 サントノーレはプチシューが乗った可愛らしいケーキ。リコッタチーズケーキもレモンがきいていて美味しかったです。こういうイタリアンカフェに行くと、NYで最初に友人になったイタリア人を思い出します。必ずエスプレッソにはこれでもか・・というくらいのお砂糖を入れて、一気に飲んでいました。イタリア人にとってエスプレッソはデザートなんだと説明してくれました。フライトアテンダントになる・・とイタリアに帰ったけど元気かなぁ。■Sant Ambroeus 1000 Maadison Ave, New York, NY 10021(bet 77 & 78 Sts) 最終日、雰囲気とチョコレートケーキを味わいたくてCafé Sabarskyに行きました。Neue Galerie(ノイエ・ギャラリー)の1階にあるウィーンカフェのお店です。美術館の方には行ったことが無いのですが・・。シルバートレーにコーヒーとケーキが載せられてくると、アメリカを離れた気分になります。 壁際にあったお菓子のお家を見ながら「あれは憧れだよねぇ」と。友達はお菓子の家キットを見つけ、甥っ子・姪っ子ちゃんたちにプレゼントしたのだとか。それは喜ぶだろうなぁと思って聞いていました。来年は姪っ子ちゃんたちに送ってみようかな。 ヨーロッパをよく知らず、ウィーンも「存在の耐えられない軽さ」でしか触れていない私は、いつも"Sachertorte"(ザッハトルテ)ばかり注文します。他のケーキのドイツ語の発音がわからなくて通じないということもあるのですが、なんか好きです。結婚してウィーンにいる中国留学時代からの友人がいます。まだ遠距離恋愛中(彼女は華僑なので日本に、彼はドイツ生まれの中国人なのでオーストリアに)の誕生日に、デメルのザッハトルテを空輸してプレゼントしてくれた・・と聞いてから、私の中で甘~いお菓子の代表になっています。■Café Sabarsky1048 Fifth Ave., New York, NY 10028 nr. 86th St
2008.12.29
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5番街からチラッと見えるクリスマスツリーがきれいだったので、久し振りにPublic Libraryの中に入ってみました。1階奥では企画展が時々催され(無料)、以前、繪本展で杉田玄白の解体新書の原本を見たことがありました。先日も、ミケランジェロの生涯や作品を綴った本“Michelangelo: La Dotta Mano”が届き、一般公開した記事を読みました。約1200万円程する世界で一番高い本らしく、表紙には大理石やビロードが施されているとか・・(参照)。最近では映画"Sex and the City"でも登場しました。 キャリーでなくとも、その内部のインテリアは感嘆の声をあげるほど立派なものです。1895年に創立、1911年に開館。ボザール様式を取り入れた古典様式の建物です。ボザール様式とは、パリのエコール・デ・ボザールで学んだアメリカ人がアメリカに戻り取り入れた建築様式で、19世紀末~20世紀初頭に流行ったそうです。広い空間を直線的な柱で支えている神殿のような厳かな趣があり、他にグランドセントラル駅や自然史博物館などもボザール様式です。 5年前、NYに来て間もない頃にガイドブックを見ながら(そのガイドブックを久し振りに広げながら書いています)訪れたときのことは忘れられません。都会のど真ん中、クラクションなどの喧噪を吸収してしまったような、古典的な内部にただただ唖然としたものです。 入口には図書館を守るかのように2頭のライオンが鎮座しています。ヤンキースが優勝するとそのライオンたちがヤンキースのユニフォームを着る・・と聞いて楽しみにしていましたが、願い叶わず。 ここのリーディング・ルームにテキスト持ち込んだこともあったのですが、天井見たり、周り見たりで全然集中できませんでした。
2008.12.28
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3日目、帰省中に東京で再会したMさんと、ガッツリお肉を食べようとBenjamin Steakhouseに(そういえばMさんとの縁もお肉で始まりました)。世界中を飛び回り、翌週の本番のためにアメリカに戻ってきたばかり。しかもオーディション続きのMさんは体調を崩されていたので、少しでも美味しいものを食べて元気になって欲しい・・と(そんなときでもお肉を選ぶMさん、大好きです)。 このお店は仕事場に行く経路にあり、いつも気になっていました。すぐそばには日本の食材店やBook Offなんかもあるので、本当に馴染みの場所。Dylan Hotelの1階にあり、入口も狭く、そんなに目立たないので流行っているのかよくわからないお店でした。 狭い通路を通り、コートチェックを済ますと、それはそれは広い店内が待っていました。螺旋状の階段はパーティーもできる2階席に続いています。天井が高く、温もりのある木の店内。暖炉のそばの席に案内され、ヌクヌクとゴージャス感に包まれました。11時半に入ったときはガラガラだった店内が、食事を済ませて出るときには満席に。ほとんどがスーツを着たビジネスパーソンたちでした。 オニオンスープを頼んでから、Benjamin's Cheese Steak SandwitchとJunior New York Sirloin Steakをシェアしました(といってもお肉はほとんど私が・・)。名前にもなっているBenjaminさんのパートナーは20年以上老舗ステーキハウスPeter Lugerでシェフを務めたArturoさん。USDA(農務省)認定の最高級の牛肉を使用・・とサイトには書いてありましたが、なにしろ美味しい。ほどよく脂分もあるので、旨いというべきかな。結構ボリュームがあるのでお腹いっぱいになりましたが、やはりお肉が良いのか胃もたれがしないんです。美味しいウーロン茶は何倍でも飲めるという言葉を思い出しました。■Benjamin Steakhouse52 East 41st Street, NY 10017
2008.12.27
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今日で仕事納めの方が多いようですね。1年間、お疲れ様でした。あの仕事納めの雰囲気大好きでした。アメリカでは年越しにそんなに重きを置いていないので、クリスマスに休んで、次は大晦日とお正月を休むくらいです。 Lady Mendl's Tea Salonでちょっと背伸びして過ごした後、Lower Manhattanにイルミネーションを見に下りてみました。雪はどんどん降ってきます。Wall街のクリスマスツリーはロックフェラーのツリーよりも古く1923年から続いています。金融街のど真ん中にあるため、見に来る人もそんなに多くありません。 証券取引所の星条旗を初めて見たときは「うぉ~っ、ここがアメリカの経済の中心だぁ」と思ったものです。海に近いため、このネオンを見るときはいつも風に吹かれている気がします。今年の風はさらに冷たかったかも・・ 最近はこの辺りの建物もアパートになっているそうなので、きっと暖炉の灯りをバックに窓から見ているお宅もあるんですね。 その後東側にあるSouth Street Seaportに向かいました。ここのツリーでは、クリスマスソングを歌う人間のツリーが有名です。結局、聞き逃してしまいましたが・・。雪で石畳もツヤツヤに輝いていました。NYに来てすぐに高校からの友人と参加したツアーのランチでここに初めて寄ってから5年。あのときも12月の寒いときでした。久しぶりに来ると、お店が増えていました。 グラウンド・ゼロではスヌーピーが風雪だけでなく、いろんなモノからみんなを守ろうとしている気がして、思わず撮ってしまいました。
2008.12.26
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今日はクリスマスですね。実家ではチキンにケーキに湯豆腐・・という不思議なクリスマスディナーだったようです。我が家は昨日フルーツタルトを焼いたのですが、あっという間に無くなり、今日また焼く予定です。 今日はやはりクリスマスツリーといえば!の5番街のイルミネーションを。素敵なクリスマスをお過ごしください。Cartierのリボンのイルミネーション 前日、車で5番街を通ったとき、ヴィトンと並んで素敵だったカルティエ。昨年は工事中でイマイチでしたが、今年はリボンラッピングのイルミネーションが復活しました。私は本当にブランドに疎いので、カルティエといえばこのイルミネーションか妹夫婦の結婚指輪くらい(ヴィトンも同じか・・モノグラムのイルミネーションと妹の鞄くらい)。やはりRockefeller CenterのTreeは拝んでおきたい・・ あまりにもカラフルでリンカンセンターのツリーの方が好きでしたが、今年はリンカンセンターの広場が工事中ということで、こちらをしっかり拝んで参りました。やはりキレイ。通常、こういったツリーは65フィートの高さに35フィートの幅以上であればよいそうです。が、ロックフェラーセンター側は、もっと高いもの(75-90フィート)を要求しており、そのくらいになると自然の森では見つけにくいので、個人の持っているツリーを探すそうです。 振り返ればSacks Fifth Avenueの結晶 サックス・フィフス・アヴェニューの結晶が瞬く時間でした。音楽に合わせて輝く結晶がきれい。次はいつ見に来れるかな。願ったり叶ったり(一度見に来ているSさん姉妹は本当に付き合ってくれて有難う!)で、ロックフェラーのツリーを雪をバックに見れました。
2008.12.25
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クリスマスイブですね。今日はNY旅行2日目に行った、ロマンティックなティーサロンのことを。この日はNYの晩年(?)一番蜜月を過ごさせてもらったSさん宅にお邪魔させてもらいました。まだ知りあって10ヵ月とは思えないほど、本当に一緒の時間を楽しませてもらいました。しかも、Sさんの妹Mさんが遊びにいらしているというのに、図々しく泊まらせていただきました。 せっかくなので3人で、行ってみたかったLady Mendl's Tea Salonでハイティー(アフタヌーンティー)を楽しんで参りました。友達にLady Mendl's~に行くんだ・・と話すと、「お家のようなところでしょ?」と聞かれましたが、おっしゃる通り本当に可愛くて、居心地のよいタウンハウスのようなサロンでした。ホテルも兼ねていて12部屋ゲストルームがあるそうです。 どこから入るのか迷いながら入ると、ティーカップのツリーのあるロビーに案内されました(このカップもたまに使うそう)。サラダから始まって、フィンガーサンドウィッチ、スコーン、ケーキ、チョコレートと出てきます。紅茶もたくさん種類があり、私はスパイシーなシナモンの香る紅茶にしました。サンドウィッチも紅茶もお代わりができるので、大満足でした。 少しずつ雰囲気にも慣れて室内を見渡すと、この場にフィットするお洒落なニューヨーカーのオバサマたちが優雅な昼下がりを過ごしていました。2時間という時間制ですが、ゆっくりと時間が過ごせる素敵なサロンでした。
2008.12.24
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2日目、マンハッタンに戻ると雪がチラチラ。昨日の春のような暖かさはどこかへ行き、この日は一日中雪が降っていました。イルミネーションはやはり寒い冬に見るのが一番きれい。しかも、雪も降るなんて最高・・と、旅行者ならではの感想を。 エンパイアも曇り空ながら、ちゃんと雄姿を見せてくれました。翌日は霧がかかって、上の方は見えませんでした。 美味しいカルボナーラを食べて、ロウアーマンハッタンに行った時には、雪はじゃんじゃん降り・・ やがて前も見えなくなりました。この雪でもSouth Street Seaport近辺では、アバクロのあの香りがし、友人姉妹とアバクロ捜索活動をしました。この週末、寒波がきてNYは大雪になったそうです。そのときはNCは21℃もあったのですが・・。今日(23日)は氷点下です。
2008.12.23
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誰にでも楽しめるようにいろんなイベントを恒例にしていることがNYの嬉しいところです。今年のクリスマスも逃げないで待っていてくれ(笑)、様々なライティングやショーウィンドウを楽しむことができました。デパートのHoliday Windowsも毎年楽しみにしていた一つです。老舗デパートmacy'sのライティング。macy'sの今年のテーマは"Believe" 何しろ大きくて、住み始めたばかりに足しげく通ったデパートmacy's。クリスマスの時期になるとオーナメントやカードの量の多さに見ているだけでウキウキしたものです。いつかツリーを買ったときように・・と用意したオーナメントだけ我が家では吊るしています。macy'sを舞台にした映画"Miracle on 34th Street"の場面が再現されています クリスマスが近付くとテレビで放送する"Miracle on 34th Street"(34丁目の奇跡)。いつも途中で挫折してしまうのですが、今年のウィンドウはそのお話を再現していました。たぶん話を知っていたら、あぁあのシーンと分かるほど細かく作られています。 遠くからもはっきりとわかるLord & Taylorのライティング このデパートは友人のアパートやカラオケが近くにあるため、寒い夜にほろ酔い気味に見ることが多かったです。寒いと涙目になるので、よりきれいに見える気が・・。 今年は"MY FAVORITE CHRISTMAS TRADITIONS" と題して、クリスマスならではお気に入りのstories, cards, treats, music, ornaments, toys をウィンドウごとに紹介していました。やはりクリスマスならではのストーリーは「くるみ割り人形」でした。毎年凝っていて、全体で見てから1つずつじっくり見ていくのもまた楽しいです。雪の結晶がきれいなSacks Fifth Avenue ロックフェラーのツリー前に位置するSacks Fifth Avenue。LEDを使用した雪の結晶が30分に一回"Carol of the Bells"に合わせて瞬きます。 今年は絵本"A Flake Like Mike"をモチーフにしたディスプレイでした。昨年は雪だるまちゃんのお話でしたが、今年はマイクという他と違ったイデタチの結晶の話。このために書き下ろした絵本で(参照)、定価は$16.99。そのうち$2はSt.Jude Children's Research Hospitalに寄付をする形になるそうです。。確かに結晶って「お父さん」「お母さん」「歯医者のおじさん」と書かれてもどれも一緒ですよね・・。そういえば、サックスの結晶ってどれも違いますね。 いつも混んでいるここのHoliday Windowも、今年はなんとなくガランとしていました。
2008.12.22
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今回のNY滞在1日目の夜はバレエ仲間であり、お菓子の先生であるCさんのお宅に甘えさせていただきました。 週の初めから図々しくお邪魔してしまい、ディナーはCさんご夫妻とコリアンを。最後にNJの豆腐チゲを食べてから何か月経ったんだろう。たくさん並ぶナムルなどと共に、カルビやチャプチェ、チヂミなどをいただきました。NCでも美味しいコリアンに巡り合えますように・・。御馳走様でした。 翌朝、Cさんのご主人さまをお見送りしてから、朝食をいただきました。クリスマスツリーの前で和朝食。Cさんはお菓子はもちろんのこと、洋食もエスニックも何でも美味しいのですが、和食も凄い! 今回のChef's Tableでは玉子焼きを見させていただきました。薄く焼いて巻くのではなく、一層ずつ焼いてはフライパンの中で丸め、一層ずつ焼きたすという焼き方。Cさんのお母様が作ってくださっていたそうですが、美味しいし、フワフワ。「おふくろの味」を分けてもらったようで嬉しかったです。 食後はコートジボワールというチョコレートケーキを。トップスに負けないくらい美味しかったです。飾りつけの葡萄も素敵でした。 Cさんは来年、桜の開花を待たずに帰国が決まっています。訪れるのもこの日が最後になるでしょう。Cさんのお宅にはたくさんのお客さんが招かれているのですが、その一員になれて本当に嬉しかったです。美味しいものをたくさんいただいたテーブル、お菓子を教えてくれたキッチン、そして居心地の良かったお宅。たぶん、ダイニングと同じ時間キッチンでも一緒に過ごさせていただいたかな。 本当にありがとうございました。またね!
2008.12.21
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ケベックから届いた立派なBryant Parkのツリー。 日の暮れるBryant Parkに皆で行ってみました。 年々、ここのツリーは素敵になっていく気がします。今年は、カナダのケベックから届いた大きくて立派なものでした。ゴールド中心のオーナメントがキラキラ。一人でしみじみ見たり、写真を撮るためだけに訪れることが多いのですが、こうして友達と見上げると、今ここにいることが嬉しくなります。 もちろん、無料のスケートリンクも開放されており、今年は2階建てのラウンジまでできていました。ツリーの下にはソリーがあり、時間によってはサンタさんがいました。 この日は暖かくて(12月のNYでコートが荷物になるほど・・)、リンクの表面には池ができていました。転んでしまうと服もぐっしょり・・。それでもみんな楽しそう。NCの田舎にいると、ミッドタウンに集う人々がお洒落に見えてしまうから素敵。きっとこのライティングが素敵なアクセサリーになっているのかな。 今年もHoliday Shopは軒を連ねていましたが、不況のせいかお店の数が少ない気がしました。が、お店紹介のブログもあり、がんばっています。ビルに囲まれてのスケート NYを去る日にもう一度ブライアントパークに行ってみました。毎週水曜日はカナダを紹介する日らしく、カーリングの体験ができました。 The Holiday Shopsは12/28まで、The Pond at Bryant Park(スケートリンク)は来年1/25まで楽しめます。
2008.12.20
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64丁目の角を曲がった途端に目に飛び込んでくる可愛いピンクのお店 ABT友の会の皆さんと忘年会と称してアッパーイーストサイドにあるJoJoに集まりました。JoJoとはオーナーであるJean-Georges Vongerichtenの愛称だそうで、フレンチレストランです。ジャン・ジョルジュのお店は全国に18店舗あるようですが、JoJo以外ではSpice Marketしか行ったことがありません・・。 店内はとっても可愛らしくて地元のビストロという感じです。カーテンやソファも素朴で、居心地が良いのも嬉しいです。この日はどこかの会社がランチパーティーに使っていましたが、2階席もありました。 プリフィクス($24.07)の中からバジルペーストのラビオリとオレンジ風味のヒレを選びました。友達はクラブケーキ、鱈、ゴートチーズを。量が少なめと聞いて足りるか心配していたのですが、温かいパン(美味しかった!)をバジルペーストと一緒にいただきデザートを食べ終わると結構お腹いっぱいになりました。 実はヒレ(Skate)をステーキ(Skirt Stake)と間違えて、白身のお魚がきたときに初めて気付きました。おかげで白ワインとも合いますし、肉好きとしては意識してお魚も食べないとね。香りが友達のところにも届いたほど、オレンジのきいた美味しい一品でした。 雰囲気もお味も実に素敵なレストランでした。食事中はワシントンD.C.の2月公演や来年のシーズンの演目などで盛り上がりました。残念ながらTさんが来れず、全員集合とはいかなかったのですが、心には彼女がおりました。予約入れていただいた会長、ありがとうございました。■JoJo 160 E. 64th St., New York, NY 10021 (bet Lex & 3rd Aves)
2008.12.19
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こんにちは。NCに引っ越して1ヵ月半が経ち、の~んびりした田舎暮らしを送っております。都会っ子(自称)なので、冬のイルミネーションが懐かしい今日この頃。お優しい旦那さんのOKも出て、仕事1%、遊び99%の目的でNYに行って参りました。突然の来訪だったのに、大好きな友達と集い、快く泊めてもらい、イルミネーションや美味しいモノをお腹いっぱい堪能して参りました(写真を見ると食べてばかり・・)。 きっと来年もABTを観に行けるだろう・・という期待を込めて、NY旅行記はこちらでアップすることにしました。どうぞお付き合いください。待っている間に眺めていた隣のカフェのお姉さん 月曜日の朝10:30にラ・ガーディア空港に降り、バスでマンハッタンに向かいました。揺れるバス、鳴り続けるクラクション・・あぁ、NYに来たんだなぁと実感。この日は気持ち悪い程、暖かい日でした。荷物とコートを持ってハーレムで地下鉄に乗り換えようと歩いていると、「今日の陽気はオカシイよね」「そんなコート持って、天気予報見なかったのか?」などと話しかけられました。 最初の待ち合わせはアッパーイーストサイドにあるレストランでABT友の会メンバーと。このメンバーと出逢えたからこそ、バレエ鑑賞が趣味の一つになったといっても過言ではありません。早めについてお店の前でいろんな風景を見ながら待っているのも、実に楽しい時間でした。
2008.12.18
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"Sex and the City"を観た時に予告編で見て興味をもった「最後の初恋」(Nights in Rodanthe)。予告編の中で見る風景やリチャード・ギアとダイアン・レインの大人の恋愛がとてもきれいに見えて。作者は"The Notebook"のニコラス・スパークス。日本に戻る前日に思わず本を買ってしまい、飛行機の中から読んでみました。 ノースカロライナ州の海辺の町ローダンテ。友人にホテルの管理を一時的に頼まれたエイドリアンは別居、介護、子育て・・と悩みながら過ごす毎日。そこへたった一人の宿泊客である医師が4泊します。彼も仕事一筋できたがために妻、息子そして患者の気持ちがわからず、壁を作ってしまいます。離婚をし、家も仕事も失って空っぽになった今、手術で亡くなった患者の夫に会いにこの町にやってきます。お互いの生活などを話すうちにだんだん惹かれていき・・。 結果的には映画はおあずけ。少し時間のできた10月に見ようと思ったら、最寄の映画館の上映は終わっており、他の映画館も1日1回の上映だったり。評判良くなかったのかしら。確かに先の読めてしまうストーリーなんだけど、読みやすいから読んでしまう。医師が尋ねた元患者さんのご主人が亡き妻への思いを切々と語り、「生きている妻を最期に見たのは君だから」という件は印象的でした。 さて、もうじきアメリカに戻ります。今回は丸5年生活したNYではなく、この小説の舞台ノースカロライナです。NYを去るときにこの本を手にとったことに、新天地NCに運命っぽいものを感じています。明日の今頃はまだ見ぬ地に降り立ちます。セットアップ期間を1週間もらっているので、その間に運転して、アパート探して、車買って・・と忙しくなりそうです。 この楽天の日記はNYでの生活を書いていたので、今日でお別れです。ブログの存在は私のNY生活では無くてはならぬ存在でした。仲間や仕事、NYへの興味もこのブログ抜きには語れません。手紙のようなつもりで書いてきました。この風景見せたいなぁ、これ一緒に食べたいなぁ・・という思いが少しでも伝わってくれたら嬉しいです。今まで本当にありがとうございました。
2008.11.02
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日本滞在もあと数日。ここにきてお気に入りの場所を見つけ3日連続で通っています。大江戸線若松河田駅そばにある小笠原伯爵邸。実は今週月曜日に道に迷い、偶然遭遇しました。初めて見たときは、その瀟洒な洋館に惹かれつつ、何かの施設かなぁ・・と指をくわえて眺めるだけ。友人に聞くと旧小笠原伯爵邸とわかり、おととい母と、昨日妹と、今日友人と訪れたのでした。 1927年(昭和2年)に伯爵小笠原長幹の邸宅として建てられました。地下1階(ワインセラーがあるらしい・・)、地上2階建て。戦後米軍に接収され、その後東京都の福祉施設に利用されていました。老朽化が進み取り壊し案もありましたが(参考)、その後約10億円かけて補修し、レストランとして2002年にオープンしました。歴史的建造物の対象建造物に選定されており、現在は東京都の所有になっています。 何がこんなに惹かれるのかと思えば、建物がスパニッシュ様式なんです。イスラムの影響を受けたエキゾチックで細かい細工が随所に見れます! 昔の玄関はレストラン(要予約)の入り口になっており、正面には葡萄を描いた庇が出ています。入るとすぐに小川三知の作品であるステンドグラスがあるのですが、玄関から先はレストラン利用の方のみが入れます。庶民はなかなか敷居が高く、その隣にあるちょっとリッチなカフェへ。 カフェ&バルではパエリアやイベリコ豚をつかったスパニッシュ料理を食べられるほか、ケーキや濃い目のコーヒーや紅茶も楽しめます。パティオ(中庭)では修道院のような落ち着いた時間が過ごせそうです。トイレに行く途中にはサロンも見ることができます。一足ごとに木の廊下を踏みしめると、ギッギッとなってなんとも浪漫ある建物です。 食後は外からお庭やシガールームを眺めることができます。シガールーム正面にある小鳥をあしらった噴水には青銅に注ぐ水の音が耳に心地よいです。 いつかレストランに足を運んで、他の部屋や小川三知のステンドグラスを間近で見たいです(ステンドグラスは憧れの習いごとで、窓越しにじ~っと見つめていました)。ちなみにこのレストラン、ミシュラン1つ☆です。■小笠原伯爵邸〒162-0054 東京都新宿区河田町10-10都営大江戸線 若松河田駅 河田町方面出てすぐ。
2008.10.31
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幸運な縁で美穂子さんと知り合えた友人と2人でオペラティック・リサイタル 木下美穂子「オテロ-真実(ほんとう)の愛」を聴きに紀尾井ホールに行ってきました。 これまで美穂子さんの舞台は仮面舞踏会、The Licia Albanese-Puccini Foundation主催のガラコンサート、Madama Butterflyと見させていただきましたが、どの舞台も素晴らしくて、彼女が歌い始めると客席の空気が変わるんです。普段は気持ちよく食べ、お話される親しみやすい方なんですが、舞台の上ではキラキラ輝くプリマドンナです。み~んなの美穂子さんになり、それはそれは手の届かない存在に。デズデーモナ/木下美穂子(ソプラノ)オテッロ/アンジェロ・シモス(テノール)河原忠之(ピアノ)池田直樹(ナレーション/ヤーゴ・台本) 舞台には神殿の柱が数本とピアノだけ。オペラというと豪華な舞台装置の前で、オーケストラを配して朗々と歌い上げるイメージですが、無駄なものは削ぎに削いだ舞台でした。出演者もデスデーモナにオテッロ、オテッロの旗手ヤーゴがナレーションとして登場する3人だけ。ヴェルディ作曲の美しい音楽の間にナレーションがあらすじを伝えていきます。なかなか面白い構成でした。 美穂子さんの歌の巧さは折り紙付きですが、素人の私にも演技力がずば抜けていることはわかります。オテッロの境遇に憐れみを感じ惹かれる娘が、やがて本人のしらぬ嫌疑を抱かれ苦悩し、最期は身の潔白を必死で訴える・・・見ているこちらも眉間に皺を寄せて見てしまいます。オテッロに殺されてしまうかもしれぬ・・と怯えながら寝室で夫を待つデスデーモナが、自分の身を愛する人に裏切られた母の侍女と重ねて歌う「柳の歌」。自分の運命を諦めつつ弱弱しく歌い、最後の最後で抑えていた思いを吐き出して歌う様は、胸にキュ~ッときました。 舞台を終え、テノールのアンジェロ・シモスと満足そうに手をとり、頷いて観客を見回している姿が印象的でした。こうしてまた1つ舞台をやり遂げたんですね。来月はデトロイトで"Madama Butterfly"があります。成功をお祈りしています。BRAVO! 週の初めからオペラなぞ贅沢な時間を過ごした私たちは、友達のオススメフレンチAUX BACCHANALES(オー・バカナル;酒宴のような大騒ぎの様・・という意味らしい)で、ますます贅沢に。友達の話によると椅子などの家具類はフランスから取り寄せているそうです。パリのカフェを切り取って持ってきたような素敵なカフェでした(入ってすぐにゾマホンがいたけど)。 美食家のサラダ、ブイヤベース、クレープシュゼットや林檎のタルト・・・。どれも美味しかったです。Mちゃん、ありがとうね。
2008.10.27
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10月某日。朝9時には羽田空港を彷徨っていた私。久しく羽田空港に行っていなかったので、あまりの変わりようにビックリ。秋の恒例になっている日本の会社時代のスタッフとの大人の社会科見学。今年はここ羽田にある「ANA機体メンテナンスセンター」でした。友達が教えてくれましたが、先週土曜日の日経に「親子で楽しめる工場見学(何でもランキング)」で堂々1位の人気ツアーのようです。5機同時に格納できるという広さ(東京ドーム1.8倍)のメンテナンスセンター。あまりにも広くて180cmあるという柱時計(写真中)が普通の大きさに見えます。機体を持ち上げるジャッキは小さい方が力持ち。大きい方で45t、小さい方は108tも持ち上げるそうです。 10時からの見学会に間に合うようにメンテナンスセンターに着くと、親子連ればかり。その中に、ン十年前は少女だった我々5人も、飛行機はなぜ飛ぶのかなどのレクチャーを聞いたあと、実際の整備工場を見学。レクチャー(お話会)は子どもでも充分楽しめるようにクイズなど工夫されていましたが、やはり本物の機体を見たいとウズウズ。ドックインしていたエアバス機。 この日、整備中の飛行機は2機。エアバス機とボーイング機。飛行機は出来上がるまでに何年も要するそうですが、組み立てだけでも5ケ月(ボーイング機)。運行後も毎日の整備はもちろんのこと、段階に分かれて375-600飛行時間毎、3000-6000時間毎、そして長時間かけて整備する作業が4-5年毎と決められています。エアバス機の特徴は翼の先端がピッと上がっているのが特徴。 飛行機の燃料は両翼に均等に入れられているそうです。ちなみに成田-NY間はドラム缶1077本分の灯油が積まれているそうです。このピッとあげた翼のおかげて空気抵抗が減らせて、同航路でもドラム缶約25本分減らせるそうです。 翼には左右別々の色の信号が付いており(左緑/右赤)、向こうから飛行機が着たら信号で判断します。この信号は船も同様だそうです。ボーイング機と政府用の旅客機。政府用はJALが2機持っているそうです。 なにしろ整備場は広く、移動は三輪車(写真)。この整備場はドラマ「グッドラック」で撮影された場所らしく、キムタクのポスターも社内にさりげなく張られていました。安全第一なので、火気厳禁。冬は暖房、夏は冷房の無い中で黙々と作業をされるそうです。また、工具箱の点検・管理は厳重です。整備後、機体に置き忘れていないかチェックするためだそうです。着陸時は3度、離陸時は13度で機体を保ちます。特に着陸時は3度になるまで信号が知らせるので、次からチェックできそうです。 離陸時は揚力が一番受けやすい角度として13度を保って上昇しています。乗っている方はもっとありそうですが・・。整備工場見学なのに印象に残った数字はフライトアテンダントのハードスケジュール。国内線でも一日4,5機乗るというから、美しくてタフなんだな・・。 もうじき長時間フライトの待っている身としては、見学後、空港内にある航空神社にお参りして帰りました。楽しい社会科見学でした。また来秋に!
2008.10.20
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帰省前に杏先生にお菓子を習いに行ってまいりました。今回は熱々も冷めても美味しいフルーツタルトです。タルト生地を作り、捏ねて、伸ばし、中にアーモンドたっぷりの生地を入れていきます。上にはフルーツをた~っぷり入れて焼きあがりを待ちます。 焼き上がりを待つ間にお待ちかねランチです。生徒として習いに行っているのに、先生のランチが一番の楽しみでもあります。美味しいお手製のコーンスープ、チキンのバルサミコ煮、エビとバジルの炒め物、山椒がきいてるタコ飯、トマトのファルシィ。デザートはワインゼリーにレモンカードとラズベリーのショートケーキ、ネクタリンのタルト。 どれも美味しそうで、見た目同様味も格別! NYのランチに山椒のきいたタコ飯が食べられるなど思いませんでした。日本のハーブ「山椒」もいけますね。お味噌汁に入れても美味しいと教わりました。 デザートは本当に美しくて、食べるのがもったいないです。いつも写真で見ていたネクタリンのタルトは、間近で見るとその美しさ、細かさにため息です。歯ごたえもいろいろ楽しめるように材料も工夫されています。本当に魔法の手です。焼き上がり! もちろん多い方が私・・ 実は先日のBBQで、デザート係りを拝命し、何を作ろうか悩んでおりました。なんてったってオーブンではなく、ピザやパンを焼いて温度が下がった石釜を使って焼くのでどうなることやら。本当はこの日に教えていただいたフルーツタルトを作りたかったのですが、レシピを置いてきてしまい、チーズケーキを焼きました(飲み過ぎで作れないときを考慮し、ロールケーキも2本焼いていきました・・保険です)。 今回で6回目のお菓子教室。杏さんと出会わなければ、お菓子を習わなければ、こうしてお菓子を作って喜んでもらおう・・と思う自分はいませんでした。日本でも姪っ子と一緒に1回作りましたが楽しかったです。やっぱり自分で作ると美味しいですよねぇ。
2008.10.18
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里山にある知人のカフェ。コスモスに囲まれたお洒落な建物が目立ちます。 この週末で一ヶ月半に及ぶ地元のお祭りが全て終わりました。お祭り好きな土地で育ったので、やはりこの活気は良いですね。私の店番も徐々に解放され(9月は無休)、友人や知人と少しずつ会い始めています。アメリカで元気にやっていけるのも彼らのお陰、そして次また日本で会うときには進歩していよう・・という励みになる存在でもあります。 帰国時の楽しみの一つ。恒例の前の職場のメンバーとBBQが3連休の最終日にありました。どれも知人の畑で朝採れたものばかり。大地の恵みをいただきます。 働いていたときからレクリエーション時には手分けしておでんなどを作っていたマメな仲間たち。年に2回春と秋に集まっており、回を追うごとに手際もメニューもレベルが高くなっています。里山で採れた新鮮なハーブや野菜をたっぷり使ったご馳走をいただきました。 老若男女問わず、手際よく火をおこし、材料を切ります。みんなで飲んで話しながら、いつのまにやら出来上がり。ダッチオーブンで焼いた石焼き芋、燻製チーズに玉子、炭でゆっくり焼いたイカ・ホタテ、野菜たっぷりのミネストローネ、新鮮なタコを使ったアボカドのサラダ。 主お手製の石釜でピザやパンが焼かれました。コスモスも摘んで素敵なお土産に。 もちろんメインは石釜で焼いたピザ。昨年は主お手製の石釜だけがありましたが、今年は石釜を覆うようにカフェが建てられました。その釜で普段できないピザ作りに皆挑戦。そのうち独創的なピザも登場。生地が美味しいので、何を載せてもバッチリです。天然酵母を使った紅芋のパンも仲間が丸めて焼きました。 最後はコーヒーやカプチーノにデザートを。友人と3人で温度の下がった石釜でチーズケーキを焼きました。喋り、食べ尽くした頃には外は暗くなり虫の声がBGMに。お腹も気分も大満足の1日でした。集まった17人のうち半分は転職していますが、一時期同じ職場だったことが奇跡と思えるほど大切な仲間です。中にはNYまで遊びにきてくれた方たちもおり、とても嬉しいですね。10月も中旬。そろそろ戻る準備を始めないと・・。
2008.10.13
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なんだか空騒ぎ状態で麻生さんが総裁になりましたね。昨年は日本に帰省したら安倍さんが辞任し、今年も福田さんが辞任しました。しかも、来月には解散総選挙か・・と言われていますが、まっさかそんなことが起こるとは思わず在外選挙登録証は置いてきてしまいました。 今回の帰省は店番とビザの更新を兼ねており、戻ってきて早々にアメリカ大使館に面接に行ってきました。審査後、地下鉄の駅に向かっていると竹に囲まれたお宅拝見。ずいぶんと一等地に家を建てる人もいるもんだ・・と近付くと、警備しているおまわりさんが目に入りました。そこは総理官邸でした。一応許可をもらい写真を撮っていると、「ここは裏口なので表に行ったら、よくテレビに出てくる場所が撮れますよ~」と教えてくれ、横道を上がって正面まで行ってきました。 「どこ行きますか?」と何人ものおまわりさんに質問され、そのつど「それなら正面入り口に・・」と親切に教えてもらい、正面入り口では「ここが撮影ポイントです」と教えてもらい、無事写真を撮ってきました。この日は福田さんが辞任会見して数日後。黒塗りの車が通ったのですが、後ろはスモークがかかっており、何方かわからず・・。 私としては、キムタクファンの旦那さんと見た「チェンジ」の印象が強い総理官邸。総裁選を前に木村拓哉がラジオで「総理とはリーダーではなく、窓口の1つである・・」と語っていたのが印象的でした。この一言を言うまでも「自分が意見を述べるのはおこがましいが・・」と何回も断っての一言だったので、悪い人ではないらしい・・と思ってしまいました。 海の向こうではヤンキーススタジアムで最後の試合がありました。店を開ける前にバッティング練習の中継などやっているかなぁ・・とテレビを点けましたがやっていませんでした。最後、歴史に残るファイナルアウトをとったリベラ様をチラッと拝めて良かったです。
2008.09.22
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マンハッタンの地下鉄のホームといえば、汚い暑いと居心地の良い場所では無いのですが、それなりに改良されているようです。タイルが張り替えられたり、エレベーターが設置されたり。 私はそんな地下鉄構内が好きです。人が忙しく動き回る隅でいろんなパフォーマンスを見ると少し歩を緩めて楽しむようにしています。電子音よりも生音の方が心を癒してくれるような・・。タイムズスクエアで演奏しているアコースティックギターの方でお気に入りの方がいるのですが、仕事帰りなど聴けるとラッキー☆と思います。 もちろんレベルは様々ですが、二胡を演奏している方は軒並みレベルが高いです。先日、59丁目のコロンバスサークル駅で列車を待っていると二胡の演奏を聞こえてきました。なかなか電車来ないなぁ・・と思っていると、演奏は「北国の春」。中国でも「北国の春」はよくカラオケで歌われるので馴染みのある曲です。やはり故郷を離れて聴く「北国の春」は反則です。そのうちホットヨガのような蒸し暑いホームで、額からだけでなく目からも汗が出てきました。自分を案じてくれる家族や友の顔が浮かびます。今月4日の朝日新聞(下図)で邦人滞在者の人数が上海がNYを上回ったという記事を見ました。在留届を提出している人数を調査しているようなので誤差はあると思いますが、それでも4万人以上が生活しています。どのくらいの人数なのか検討もつきませんが(渋谷109の「福袋」に並ぶ人数らしい)・・。 里心も付いたので、帰省して実家の店を手伝っております。なかなかパソコンを開ける力が残っていないのですが、親子喧嘩をしながら賑やかに手伝っております。
2008.09.17
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eggs benedictはNY生まれのブランチメニューで、エッグマックマフィンをさらに濃厚にしたもの。ベネディクトさんのために作られた一品ですが、最後にたら~りとかかっているオランデーズソースは、バターから分離された油分にレモン汁、白ワイン、卵黄を混ぜているというから、それはそれは・・毒でございます。しかし、毒のある花は美しいように、とても美味しい。アメリカ人の友人たちはウェ~ッという顔をするけど、前回いつ食べたかな・・と手帳を見て思い出し、少なくとも3ヵ月はあけて食べるようにしています。 とある土曜の昼下がり、NYに戻ってきたばかりの友人とブランチをすることに。実は前日に戻ったばかりで、きっと時差ぼけでフラフラ状態なのに出てきてくれました(どうしても会いたくてフラフラだったらアパートまで行っちゃおう・・と思うほどお会いしたかった!)。リクエストは「お洒落なアメリカ~ン」ということで、セントラルパーク近くのSarabeth's kitchenに。ここはブランチで有名なお店ですが、いつも混んでいるであろう・・と週末のブランチは避けていました。折角なので、オープンテラスでビールで乾杯。 それにしても、こちらの人はオープンテラス好き。冬でも外で頑張る姿をよく見ます。庶民にとってオープンテラスというと、なんか舞台のようで緊張します。見られちゃう?なんてことを考えながら(誰も見やしませんっ)、気が付いたら土曜のお昼からほろ酔い気分で緊張なんてどこかに吹き飛んでおりました。5月の彼女の公演以来なので3ヵ月ぶり。お互いに2008年の秋は節目になりそうで、いろいろと課題が前に積もっております。話は尽きることなく、もちろんお茶に突入いたしました。
2008.09.06
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1週間前の今日、この夏最後のゴルフレッスンに行ってきました。今月は仕事とプライベートでバタバタしており、クラブを握るのは前回のレッスン以来、約1ヵ月ぶり。最近はやる気のある友人と組んでレッスンを受けているので、元気の良い先生とさらに賑やかな時間となりました。時期的なものなのか、何かするのも腰が重くなってしまう最近ですが、行って良かったと毎回思います。 この日は芝にピンを立てて、本番さながらに打ちました。レンジで人工芝からだとちゃんと飛ぶウッド系が、なぜか天然の芝に立つとうまく当たらない。さすが先生はその辺りは心得ていて、「ここは壁がないから、おもいっきりクラブを振って!」と恐怖心を無くす練習からスタート。 ブルンブルン振りまくりの1時間半でした。やっぱり汗をかくって、気持ちよいです。ここ数年、基礎から定期的にレッスンしていたものにゴルフと英語の発音があります。両方とも頭ではわかっているけど、できていないので進んでは戻り・・の繰り返し。そのうちに戻しどころがわかってきて、できていないとわかったら、自分で考えて調整できるようになったのが嬉しい。 思いっきり動いた後はランチタイム。今日はみんなで(レッスンの間待っていてくれた友人のお嬢さんも)総勢5人のランチ。NJにある小龍包が安くて美味しいお店に行きました。写真は前回行った時の豆苗の炒めものとクラゲの冷菜。今回はこの小龍包を全部で4籠頼み、さらにチャーハンや野菜類も。 風も秋めいてきて、ちょっと寂しくなってきましたが、夏休み最後の楽しい一日でした。小蘇州(Petite Soo Chow)607 Gorge Road, Cliffside Park, NJ 07010
2008.09.01
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写真で初めて見たときに、こんな古い小道が今でも本当にマンハッタンにあるのだろうか・・と疑ってしまった。クリーム色の壁、緑の窓枠、そして音も歴史も吸収してしまいそうな石畳。近所と分かってから、いつかは行ってみたいと思っていたSylvan Terrace。一度バスで前を通ったときに、目の高さに広がるアメリカ風長屋を見て、「きっとここだなぁ」とワクワクしていました。 今では区画整理で建替えてしまいましたが、私が小学生時代まで過ごした実家は長屋スタイル。隣がくっついていて、道幅もすれ違うのがやっと。近所まで母の叱る声が響いていたそうです。両親が店をしていたこともあり、学校から帰ってきた妹と隣・近所のお家にあがらせてもらっていました。狭い小路におすし屋さん、床屋さん、カウンターだけのバー、タイプを打つ人、パチンコ景品所、マッサージ屋さん、大衆食堂が並んでいました。思い出すだけで昭和の匂いがプンプンします。だからか、こういう小道に住居があるとなんとなく彷徨いたくなります。 Morris-Jumel Mansionの目の前に位置し、1882年に建てられたシルヴァン・テラス。ベルギーの石を使った石畳に木造2階建てが20棟並びます。今ではJumel Terrace Historic Districtの一部で1940年代は$2500だった売値が$1.1million(参照)。 そう、今でもここには人が住んでいます。たまたま通っていたらペンキの塗りなおしやらでドアが少し開いていました。中はどんな風なんだろう・・と好奇心いっぱい。と、サッと目の前の扉が開きました。今の人には少し背の低い扉。なんとこの中の1棟ではmichael NYという宿になっているそう。ミッドタウンから離れているけど、ここもマンハッタンという新たな発見を楽しめるかも。
2008.08.29
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ノックすると中から開けてくれる、長閑な建物です。 マンハッタンはもともと南から開発されていきました。オランダ統治時代、ウォール街(Wall Street)はその名の通り壁があり、壁より南側を生活圏としていました。やがて富裕層の別宅が北側にできました。ダコタアパートもダウンタウンから見ると「ダコタのように遠い」という意味で付けられたと聞きます。そういう理由でアッパーマンハッタンには、植民地時代の歴史を感じられる建物が数件あります。1784年に建てられた農家Dyckman Farmhouse もその1つです。今までダイクマンハウスがマンハッタンで一番古いのだと思っていましたが、さらに古い歴史的な建物が近所にありました。1765年に建てられたMorris-Jumel Mansionです。突き当たりにワシントンが会議を開いた八角形の間。下はワシントンの寝室。 名前の通り、もとはイギリス人のモーリスさん(Roger Morris)が独立戦争前の1765年に夏を過ごす別荘として建てました。ここは丘の上に建ち、イースト川とハドソン川から風が心地よいです。モーリス一家は戦争に突入するとイギリスに戻ります。その後、独立戦争時、ワシントンが総司令部を置いたことで有名な邸宅です。 1776年秋に1ヵ月間、ワシントンはここに住みました。1776年9月16日ハーレム・ハイツの戦いが起こり、その際この邸宅を使いました。この辺りは不思議な地形で、西から東へ歩くと途中で崖になっています。今では階段が設置され自由に行き来できますが、この崖を利用してNY近郊の戦いで唯一の勝利を挙げます。 【上】Mmeの部屋。ジュメル夫妻には子どもがいなかったため、スティーブンの姪Mme(Mary)を養子にします。中ほどの机はアーロン・バーが義理の子に手紙を書いたと言われているため「アーロン・バー・デスク」と言われているそうです。【下】アーロン・バーの寝室。 独立戦争後、しばらく旅館として開放したあと、もう1人のマンションの名前、ジュメル一家が入居します。1810年、フランスからの移民Stephen Jumelとその妻Elizaでした。邸内にステンドグラスをはめ、徐々にアンピール様式(ナポレオン1世3世統治下に流行った様式)に室内を装飾しました。当時のベッドなどインテリアはそのまま残っているので今でも楽しめます。下は晩年まで過ごしたイライザの部屋。化粧室には移動式トイレがありました。椅子の上にクッションがあって、とるとトイレになっています。 イライザは夫のスティーブンが亡くなったとき、莫大な遺産を受け継ぎまさにメリー・ウィドウに。やがて副大統領職を終えたばかりのアーロン・バーと結婚します。この結婚生活は短く、結婚1周年にはイライザから離婚を申し出たそうです。 この邸宅はなかなか運命ぽいものを感じます。アーロン・バーと聞いたときから、どこかで耳にしたなぁ・・と思ったら、初代財務長官のアレクサンダー・ハミルトン(10ドル紙幣の方)とNJで決闘した相手でした。ハミルトンはワシントンが大統領時代にこの邸宅に再訪した際、ともに晩餐した1人です。決闘・・なんて聞くから「危険な関係」のように剣でしたのかと思ったら、銃のようでした。19世紀に入って決闘・・なんてやはりスキャンダラスなことで殺人罪で問われたものの逃亡し、副大統領の任務は全うしたそうです(任期中に決闘したらしい)。 アーロン・バーの死とともに離婚が成立したイライザは亡くなるまで、この邸宅に住んでいました。とても静かで、そして眺めの良い屋敷です。普段は博物館となっていますが、結婚式やカクテルパーティーなどにも開放しているそうです。しかも、8角形の間ではクラシックコンサートも開かれているそうです。Morris-Jumel Mansion 65 Jumel Terrace, New York, NY 10032
2008.08.28
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良いお天気。新スタジアムの外観はほぼ完成。飛行船が試合中もずっと飛んでいました。 夏に入るとよっぽどでないとヤンキース戦が手に入りにくくなります。もちろん業者に頼めば買えますが、定価で買おうと思うと難しい。帰国する友人夫妻とマリナーズ戦を見たのが5月末。オールスター戦当日に少しでも雰囲気を味わいたくて、球場の周りをくるくる回っていたのが7月中旬。もう1回この球場で見たかったけど無理かな・・とTシャツを片付けたのが、この日曜日。そして「いきなりだけど、水曜日の夜ヤンキース戦行きませんか?」と友人からお誘いを受けたのがこの月曜日。片付けたリベラTシャツと帽子を引っ張り出して、レッドソックス戦に行ってきました。地下鉄を降りた瞬間から野球好きの異空間が広がります。 球場に通じる地下鉄がホームに入ったところから雰囲気は盛り上がります。ヤンキースやレッドソックスのユニフォームやTシャツを着た人たちで込み合った車内。互いにけん制し合いながら座っています。中には友人やカップルで敵同士のユニフォームを着ていたり。 嬉しくて6時には球場に着き、外をゆっくり回りながら、この瞬間を楽しみました。球場前のスポーツバーはこの時間から混んでいます。普段座るブリーチャーはアルコール禁止ですが、今日の席はOKなので今から焦って飲む必要もなし!プレス用の入り口。今日で見納めのスタジアム。 初めてこの球場で見た試合もレッドソックス戦。2004年の4月か5月でした。日本から「ヤンキースの試合をビール飲みながら観るのが夢」とおっしゃっていた会社時代にお世話になった方が、定年後ご夫妻で遊びにきてくれたときのこと。なぜか空いている席があり、購入したらノンーアルコール席。3階にそんな席があることも知らず、夢を叶えられずごめんなさい・・。あの試合は延長になり、リベラで負けた試合でした。この日、最初の松井選手の打席。よくぞ戻ってきてくれました。 試合はポンソンとバードの先発。どちらもそんなに良いと思っていませんでしたが、初回に両チームとも点を早速入れ、1-2。4回には同点に追いつき、なんとなくブルペンを気にしながら試合を見ていました。 やはり何といっても松井選手がいることが大きいですね。オーダーも、真っ先に55番、そして2、13と確認します。誘ってくれた友人は待ちに待った奥様とお子さんが2週間前に来たばかり。僕ちゃんも松井の番になると一生懸命応援していました。 レッドソックス戦というと野次が凄く、この日も警官の数が回を追うごとに増え、ついに1塁側では女性が後ろ手に手錠をかけられていました。でも、この攻防も接戦のときのみ・・。YMCAに合わせて踊るグラウンドキーパー。・・・中継ぎが崩れました。5回に2点取られ、さらに悪夢の8回。ペドロイアには自身初となる満塁ホームランを打たれ、終わってみると7点取られていました。アウトってどうやってとるんだっけ?と思うくらい、長~い長~いイニングでした。お客さんも一気に席を立ち、9回の攻撃時はガラガラ。10時をまわり風も吹いてきたので、友人ファミリーはお先にどうぞ・・という話になったところで、ジアンビーのソロホームラン、松井のヒットと出て最後まで見ていました。結果は3-11。残念ながら、この球場での最後の観戦は●でした。この日は出番が無く、大差がついても外でモリーナと語らうリベラ様手前の看板はよくアメリカ人に「何て書いてあるの?」「どうしてあるの?」と聞かれました。 ここ2年のヤンキースは逆転ということがあまり無く、今シーズンはどうなるのでしょう。3年前までは負けてても追いつく迫力とパワーがあったので、こちらも興奮していました。だんだんレギュラー陣も歳をとり、次の世代を担うのかな・・と思っていたカノー&カブレラもカブレラがマイナーに。 ただ、昨年は冷や冷やしていたリベラが今年は安定しているので嬉しい。さすがに8回表で9点差がついた瞬間、プルペンで見ていた投手陣はほとんどいなくなりました(寒くて中に入った人もいれば、マウンドに行って打たれた人もいたわけで)。そんな中、リベラとモリーナはベンチで見ていました。やっぱりリベラは9回はマウンドに立っていてほしい。あと何回、あそこから肩を揺らして走っていくのかな。ありがとう、ヤンキーススタジアム。
2008.08.27
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8月中旬に遊びに来ていた従姉妹は大のアイスクリーム好き。美味しいアイスや面白いお店があると、次連れて行ってあげたいなぁ・・と書き留めておきます。今回は美味しさでいったら1番と思うil laboratorio del gelatoと、楽しいアイスクリーム屋さんYogurtlandにお連れしました。 il laboratorio del gelatoは普段はユニオンスクエアのWhole Foodsに食べに行きます。丁度2階席がゆっくり座って食べられるので、アイスを食べながらポケッと眺めるのが気持ちよいです。残念ながら従姉妹と行くと、一時的にアイスは販売中止に。さんざんシャーベットが美味しい、ニューヨークで1番美味しいと吹き込んだので、彼女も諦めきれず、日を改めて本店に行ってきました。 ロウアーイーストサイドにあるのでお散歩がてらには丁度良い。でも、食べるところや品数が少ないので、ここまで来るならハウストンストリート沿いのWhole Foodsをお薦めします。フレーバーも倍はありました。 この一帯はツアーもあるらしく、お隣のマンハッタンで最初にできたテナントビルを案内しつつ、「とても美味しいアイスクリーム屋さんです」とガイドさんが紹介していました。この日はココナッツに黒ゴマ、巨峰ソルベを選択。数日後、今度はココナッツと生姜を食べてきました。やっぱり美味しい。 もう一つ案内したお店は自分でアイスを作るお店。カップを選んで、いくつかあるフローズンヨーグルトフレーバーをレバーを押して入れ、その上にフルーツやチョコなどをトッピング。最後に目方でドン・・と、写真のアイスは2つでも5ドルちょい。 ついつい楽しくて大目に入れてしまうのですが、結構ボリュームあります。267 Bleecker St, New York, NY 10014
2008.08.25
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アメリカンバレエシアター(ABT)のオペラハウス公演が終わって、早1ヶ月半。その間、千秋楽で隣に座った見目麗しき若手ダンサーたちを思い出し、ABTの日本公演の様子を友達からリポートしてもらったり、俄然ファンになったラデツキーがABTからオランダ国立バレエに移籍したという知らせに涙しておりました。 そして1ヶ月半ぶりにABT友の会(自称)のメンバー集結!公演中に「反省会しましょ(・・私たちは踊っていないので何ら反省することも無いのですが・・)」と日取りを決めており、この日をとても楽しみにしておりました。しかも、会場はビストロ杏! 「お菓子の会」ということでしたが、どうしてどうして「ご馳走三昧」でございました。にぎやかに到着した私たちをカボチャのスープ、焼きたてスコーン、サンドイッチが待っていました。スープは滑らかで、スコーンにはホテルのレストランのようにジャムなどが用意されていました。いくつでもいけます。そして3種類のサンドイッチはお野菜、卵にディル、そしてワインによく合うブルーチーズと洋ナシ。お菓子もある・・とわかっていても手が止まらなくなりました。カボチャのスープ、焼きたてスコーン、3種類のサンドイッチをパクつきました。 お食事前・中・後・・と楽しい話は止まらず、やっぱりこのメンバーは素敵だわと。なにしろ明るくて前向き。合間、ABTの写真集をめくりながらキワドイショットに大騒ぎしたり。やがてBGMにスワンレイクがかかり、美味しいお菓子の登場です!フルーツたっぷりマチェドニア、甘酸っぱいラズベリーのシフォン、イチゴのクリームブュルレ、ネクタリンとアプリコットのタルト、黒い森のケーキ、アメリカンチェリーのケーキ 数々のお菓子の登場に歓声やため息が聞こえ、クライマックスはスワンのシュークリーム。ちゃんと4羽いて、優雅に泳いでいます。どうやって作るの?と聞きながらも、食べるのが勿体無い・・。お菓子に杏さんの思いがこめられていて、本当に美味しくて幸せです。 終わってしまった8週間を思い出しながら、あの役良かったよね、あの演目良かったよね・・と話は尽きません。秋にもシティーセンターでありますが、来年2月にDCでスワンレイクがあるようなので、行っちゃう?と大盛り上がりの集まりでした。杏さん、ご馳走様でした。そして、友の会の皆様、いつも本当に楽しく大笑いさせていただいてありがとうございます。またです! そして・・・生徒ひまわり娘は秋の帰省の前に写真「ネクタリンのタルト」を習います。
2008.08.22
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ちょうど先週の木曜日、Broadway in Bryant Parkに行ってきました。一度雨で流れたので、翌15日にはLion Kingや Hairsprayがあったのですが、従姉妹を迎えに行くために断念。なので、この日が私にとってこの夏最後のライブになりました。 ランチを買って、開演ギリギリに行くと来月から始まる13がリハーサルしていました。13歳のクラスの人気者、家族仲も円満な少年の生活が、両親で離婚で母と一緒にNYから、インディアナの小さな町に越す話。舞台で踊るキャストも少年に合わせた若者たち。みんな歌も踊りもうまくて凄いです。中学生のときにタレント活動している生徒がいましたが、運動会でも長袖長ズボンを着ていて、日焼けしちゃいけないんだなぁ・・と素朴な感想をもったことがありました。日本では夜9時以降少年たちは芸能活動をしてはいけない・・と、ベストテンなんかでジャニーズの若手は録画で参加していたけど、アメリカは良いのかしら。 この日の演目は、Grease, Young Frankenstein, Legally Blonde, 13, Rent。やはりトリは"RENT"。やはり今までの中で1番盛り上がり、そして役者さんたちも本番さながらに歌っていました。思わずこちらもグッときました。1曲目のミミの歌うOut Tonight、モーリーンとジョアンの歌うTake Me Or Leave Me、最後に歌ったSeasons Of Love。やっぱりミュージカルって心を揺さぶるね、そしてフリーで開放するNYって太っ腹そう思っている観客は多く、終わったらスタンディングオベーション。 夏が終わっちゃった・・と椅子にもたれてボ~ッとしていると、なにやら人だかり。そういえば、私たちの前に座っていた家族連れのお姉ちゃんたちはペンとPLAYBILL持って何往復もしていました。ヒョイと覗くと歌い終わったRENTのキャストがいました。思わず「素敵なパフォーマンスでした」と話したら、ありがとうと肩を抱いてくれました。 2008年の素敵な夏でした。お付き合いしてくれたSさん、どうもありがとう。来年のイベントまでには観ている演目がきっと増えているよね。
2008.08.21
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先週の土曜、従姉妹とミュージカル"The Little Mermaid"を観て来ました。ディズニーランドにも、ディズニー映画にも、ディズニーのキャラクターにも興味の無い私が「リトル・マーメイド」を推したことで従姉妹も不思議顔。「お姉ちゃんのテイストじゃないけど良いの?」と。良いんです、どうしても行きたいんです。Broadway in Bryant Parkで、迫力あるお姉さんたちを従え、堂々と歌いきっていた少年が聴きたい・・と思っていたので。 昨年秋に「美女と野獣」に変わって公開された「リトル・マーメイド」。「美女と野獣」はまだまだ人気のある演目だっただけに、ディズニーもチャレンジャーだなぁ・・と思っていたのですが・・。ストーリーは昔からあるアンデルセン童話。自慢の声と引き換えに人間の体になり、王子を刺せず泡となっていく・・私の大好きな尽くす女性の物語です(苦笑)。もちろん、ミュージカルでは子どもも楽しめるように、最後は少し話しを変えてます。 まだまだ公開して1年未満なのでオリジナルキャストがそろっており、歌も舞台も素晴らしかったです。海の中の様子、人魚たちの様子をどう表現するか興味があったのですが、なるほど巧くできています。ローラー付のスニーカーを履いて滑っているので、客席から観ると泳いでいるよう。アリエルが勘違いするフォーク型ブラシや、人気者セバスチャンの帽子。 さて、お待ちかね"She's in Love"。満席で従姉妹とは席も離れていたため、今日は僕ちゃんが声を張り上げて歌っても、涙を流すことができます。ブライアントパークで歌った彼よりは、もう少し若い少年が今日は出番。2人で交互に出演しているようです。体いっぱいで歌う姿はやはり凄い。 人気者セバスチャン(ロブスター?)が歌う"Under the Sea"では、舞台もキラビヤカになり、パレードを見ているようでした。ディズニーのブロードウェイは初めて観たのですが、確かに面白いですね。映画と曲はほとんど同じ・・らしいです。
2008.08.20
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物事には何でも始めと終わりがあります。 今から約3年半前、5番街の時計を見ながら、インターンとはいえ久しぶりの出勤にワクワクした日を思い出します。日系とはいえ、日本人スタッフの6倍はいるアメリカ人スタッフとどうコミュニケーションをとろうかドキドキしていた頃が懐かしい。この3年半の間、スタッフとは公私に渡って仲良くなり、本当に楽しい時間でした。パーティーに行ったり、飲んだり、恋愛の相談をされたり、橋渡しをしたり・・。フリーランスの仕事のことで真剣に相談に乗ってもらったり。言葉や文化は違っても、人間として同じものが心の中にあるんだな・・としみじみ感じた月日でした。 正式な業務は6月末で終了でしたが、その後も週に1回は顔を出しており、今日が本当にラストの日。火傷しながらガトー・オランジェを3つ焼き、スタッフにそっと渡してきました。なにしろ泣き虫なので、NYに行く前々日まで出社した日本の会社では、最終日は普通に見送ってくれ・・と頼んでいました。 この日も会社を去る時間が近づいてくると、アメリカ人スタッフも何か意識してぎこちない。その時間がきても「ひまわりは毎年の秋の帰省で、また会えるから、さよならは言わないよ」と。でも、そのスタッフは私が日本から戻ってきてももう働かないことは知っている。「どこのケーキ屋さんで買ってきたの?美味しそう。ブレイクタイムに私がみんなに分けるから」と言って普通どおりに見送ってくれました。 この3年半は「社員に」という有難い話を断り続けた日々でもありました。社長は良いと言ってくれても、さすがに毎年秋に1ヶ月半~2ヶ月休んで帰省する図太さは私にはなく、インターンのままを選びました。ついに1年前、社員を2人雇いました。私の業務ははっきりと言われないまま徐々に減らされインターン制度も廃止に。その過程でいろいろと嫌な思いも味わいましたが、そんなとき「わかっている人はわかっている」と声をかけ続けてくれ、一緒に怒ったり、憤慨してくれたのはアメリカ人スタッフの友人たち。今思えばインターンといえども、毎年秋にどんと休みをとる私を雇い続けてくれたことに感謝しなきゃ。外に出ると憎いくらいの青空。今月末〆のフリーランスの仕事に取り掛からなきゃ。頑張るぞ!
2008.08.19
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そういえば自由の女神を見たことが無いねぇ・・という話になり、従姉妹とバッテリーパークへ。上陸しなくても良いから近くで見たいというリクエストだったので、Governors Islandへ。この日はダンスフェスティバルが島で行われるため、衣装持参の若者がたくさんいました。朝一番のフェリーだったので、今日一日を島で過ごすための椅子や食べ物、自転車などを持った家族連れがたくさんいました。島には不思議なオブジェがそこかしこに・・。 島に着いてまずはトラムツアーに乗ってみました。前回来たとき、電気系統の故障でトラムの運行は中止に。とても静かで、ゆっくり島を一周するのでおもしろかったです。島の中には軍事関係の建物はもちろんですが、家族用の施設もあるんですねぇ。子どもたちの学校や劇場などもありました。島から出るには海が邪魔しているので、これは究極の社宅だなぁ・・など思いながら見学しました。 トラムを降りてから島の西側に行き、マンハッタンや自由の女神を眺めました。とても良いお天気だったので、青い空にスタテン島フェリーのオレンジや白いかもめが映えました。あぁ、気持ち良い。 今晩は従姉妹のNY滞在最終日だったので、SOHOで旦那さんと合流し食事を。その後、地下鉄でブルックリンへ行き、ブルックリン・ブリッジを渡ることにしました。足元の木を鳴らしながら、日暮れ時に渡るのは初めて。夕陽を浴びた自由の女神は厳かに、エンパイアステートビルはヒカリモノに見えました。ほどよく脂ののったサーモンピンクで美味しそうでした。 3泊という短い日程でしかも4回目なので、予約はミュージカルだけ入れて、あとはのんびりする予定でしたが・・。やはり日本から遊びに来てくれたので、あそこもここも・・・と今回もたくさん歩かせてしまいました。翌日から出社と言っていたので、気をつけて行って来てね。
2008.08.18
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今回従姉妹の泊まったホテルはLE PARKER MERIDIEN(ル・パーカー・メリディアン)。カーテンに囲まれたハンバーガー屋さんとロビーにあるレストランが有名で、滞在中は1回くらいは行くかな・・と期待していましたが、そのときは来なかった・・。今週から始まる全米オープンの予選に参加する選手の定宿らしく、毎朝従姉妹を迎えに行くと、専用車が選手を迎えに連なっていました。何人か選手らしき人々を見かけましたが、有名選手はまだ北京かしら・・。 彼女の部屋は31階。カーテンをあけると朝の7時からバルーンが見えます。プカリと浮く姿を見ていたら、乗りたくなるというものです。そこで週末早起きしてセントラルパークに向かいましたが、既に2時間待ち。ショウガナイよね・・と後ろ髪を引かれながら自然史博物館の方に向かうと、バス停に黄色い紙が張られていました。 Night at the Museum(邦題ナイトミュージアム)2の撮影があるようです。この映画、飛行機の中で見たのですが、自然史博物館で撮影しているので、一度行ったことのある人も無い人も面白いです。ベン・スティラーが自然史博物館の警備員になり、夜間任務中に博物館の展示物が蘇るというもの。原始人が焚き火したり、恐竜が動き出したり・・。続編は自然史博物館ではなく、スミソニアン博物館が舞台のようです。
2008.08.17
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3時前にたなびいていた旗もツアーが終わった頃には片付けられていました。不幸があったときなどは掲げられないそうです。 15日金曜日から従姉妹が遊びにきておりました。ほぼ毎年NYに遊びに来ており、今回で4回目。彼女は1年に1回NYで3日間好きなコスメや時計、鞄を眺めて過ごすのがストレス解消になっているよう。4回目ともなると大抵のところは回っているのでどこ行きたいか聞くと「国連」と。なかなか大人の選択です。どれどれ日本語ツアーはやっているかな・・と検索すると、国連は平日のしかも5時前までしか一般公開していないらしい。しかも、日本語ツアーは不定期なので当日電話で確認するようにとのこと。空港で彼女を待っている間に電話をし、強行スケジュールですが、11時半にJFKに着いてすぐにホテルにチェックインし、その足で3時からのツアーに参加してきました。各国の贈り物。日本は鐘楼。ノーマン・ロックウェルの絵を楽しみにしていたのですが、建替えのため立ち入り禁止区域に。チラッと見ることができました。 NYに来るまで、NYにあることがピンと来なかった建物が国連本部とカーネギーホール。さすがに生で見るとインプットされます。 まずは模型を使って国際連合のお勉強。1945年10月発足時の加盟国は51ヶ国でしたが、今は192ヶ国。ツアーは各国からの贈答品と国連の仕事がわかるパネル、そして総会議場でした。グルジア問題で、安全保障理事会が召集中で会議場は見ることができませんでした(昔は信託統治理事会、経済社会理事会の各議場も見れたようです)。正面の3席には、事務総長、総会議長、高官が座るそうです。 映画"Interpreter"を見てから一度は中に入ってみたかった国連本部。やはりメインはこの総会議場。席は旗同様アルファベット順になっており、毎年9月の総会前にはくじ引きで席を決めるようです。今はメキシコから始まっているそうです。ちなみにアルファベット順の一番最初はアフガニスタン、最後はジンバブエです。1国3人まで席があるそうで、私たちの座った一番後ろの席は911までは一般用の傍聴席になっていたそうです(今は国連職員が座る)。 席の横にはイヤホンがあり、公式言語6ヶ国語(英語、仏語、中国語、ロシア語、スペイン語、アラビア語)からダイヤルで選べます。安保理での決定事項は国際法にもなるので強いのですが、総会での決定は道徳的に「勧告」レベルだそうです。 国連の主な目的としては、(メモがミミズのようで全く読めない・・ので国連の広報センターのサイトより抜粋します。ガイドさんはもっと端的に話していましたが・・)全世界の平和を守ること 各国の間に友好関係を作り上げること 貧しい人々の生活条件を向上させ、飢えと病気と読み書きのできない状態を克服し、お互いの権利と自由の尊重を働きかけるように、共同で努力すること 各国がこれらの目的を達成するのを助けるための話し合いの場となることの4つがあるそうです。浦上天主堂の聖アグネス像や地雷、ホロコースト、こども人権宣言、先住民族、PKO活動が説明されています。知らなかったのですが、地雷除去ってとてもお金がかかるそうです。1つは$3くらいで作れるそうですが、除去となるとレーダーや人件費などで1つ$1000かかるそうです。もともとは廊下だったという場所に並んだパネルや展示の数々に無言になります。映画で出てきたペプシコーラの看板。残念ながら二コール・キッドマンやショーン・ペンのようにお庭で語らうことは無理でした・・。 総会議場の地下はお土産屋さんと郵便局があります。ここでしか使えないという切手があるというので、両実家に書いてみました。今は時期的にオリンピック記念の切手です。 ツアーは45分なのですが、あっというまに終わりました。いつも遠くから眺めるだけの建物でしたが、なかなか勉強になりました。国連では1国では解決できない問題を出し合うそうですが、最近はなかなか乗り出しても解決されないことが多いです。学校で習ったときはとてつもなく大きな期間で凄い力を持っていると思っていたのですが、それだけに国際問題って複雑なんですね。
2008.08.16
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セントラルパークで気球に乗ってきました。これはセントラルパークをもともと設計・運営したOlmsted and Vaux's Greensward planの150周年を記念したイベントだそうで、10分間鳥のように空から公園周辺を楽しむことができます。 南側の眺め。コロンバスサークルにあるタイムワーナーのビルが見えます。 ここのところお天気が不安定で、乗ろうと予定していた今日は朝起きてからすぐに空をチェック。晴天でまさに気球日和。 順番が回ってきたら腰にベルトのを装着して待機。イメージしているようなバルーンを膨らます火も、それから入り口も無い。上からステップを使ってまたいで籠に入る。私たちの次の方は車椅子でしたが、ちゃんと楽しめるようにみんなで抱えるのかな。スタッフと女性4人を乗せて、ベルトの輪に籠の金具を取り付けていざ出発東側の眺め。ボートカフェが見えます。もう少し奥がメトロポリタン美術館のはず・・ ワイヤーで固定しているので簡単に考えていたのですが、浮遊するとあとは風任せ。風に吹かれてクルクル回転します。お陰で360度セントラルパークの眺望を楽しめました。ただただ、キレイの一言。風を感じながら鳥になった気分。空に上がるとそこは静寂なんですね。風の音だけが聞こえます。ビルにして30階分くらいまで上がるというから、下を見ると小さい・・ 恐る恐る下を見ると、さっきまで並んでいた列が小さく見えます。ビルから眺めるのとは迫力が違いますね。天候次第で中止になると聞いていましたが、このときは無風に近かったと思うのですが、少しの風ですごい揺れます・・。西側の眺め。ダコタアパートから自然史博物館までよく見えます。やっぱり素敵。 10分間の鳥時間はあっというまに終了。とってもきれいで、スリリング。ヘリウムガスを中に充填して飛ばしているようです。8/22までセントラルパークのCherry Hillで鳥になれます。
2008.08.15
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ミュージカルSpring Awakeningを観てきました。2007年トニー賞でベストミュージカル賞など8冠に輝いた作品(授賞式のパフォーマンスはこちら)。キャストもですが、まだまだ若く燃えているうちに作品を観ておきたいと思っていました。 Frank Wedekindによって戯曲が書かれたときは、内容が衝撃的なためイギリスでは約100年上演禁止になりました。舞台は大人たちが子どもたちの行動を統制していた1891年のドイツ。子どもから大人へと成長していき、自分の体の神秘や性に興味を持つ若者たちが主人公。 美しいウェンドラは子どもがどうやって生まれるか不思議だが、母親に質問してもはぐらかされる。ラテンのクラスを受講している男子学生メルキアは聡明でそして恐れを知らない。彼は同級生のモーリツが思春期を迎え戸惑い、授業に身が入らないことに気付く。 あるとき、そのウェンドラとメルキアが森の中で偶然出会い惹かれあう。やがてウェンドラは妊娠し、それを知った親は医師に頼みごとをする。一方、モーリツは勉強に身が入らないまま試験を落とし落第をする。父にも勘当されたモーリツは銃を握り締め・・ 会場に入ると舞台上左右に椅子が設けられていました。そこも席になっており($40らしい)、お客さんがどんどん座っていきます。ちょうど、真ん中の美味しい辺りが空席になっていて、もったいないなぁ・・なんて思っていたら、そこはキャストが座る席。The Eugene O'neillは遡ること1925年、森の中に造られたものを改築し、途中ニール・サイモンが所有した歴史ある劇場。舞台しかなく、オーケストラも舞台後方に細長く位置していました。指揮者兼ピアニストの女性がとてもきれいで、裸足でペダルを踏み、全身で踊るように指揮していました。会場一体で楽しむミュージカルでした。 ウェンドラがネグリジェ姿で体の神秘を歌い、ラテンの時間へと舞台は変化。キャストはマイク、椅子持参で演技していきます。曲に合わせておもむろにポケットからマイクを出して歌い始めたときは、カラオケ?とか思ってしまいましたが、見ているとこれがなかなか良い演出になります。やがて大人たちに抑えられている若さのパワーが爆発し"The Bitc* of Living"に。この頃には完全に舞台にのめりこんでいました。インターミッション直前に語り継がれている生々しいシーンがあるのですが・・リアルです。メルキア、お尻丸出しです。インターミッションあけに席に戻ると、興奮された老婦人が担架で運ばれていました。左からSpring Awakening, Wicked, Gypsy。"Spring Awakening"でチェックのシャツを着ているのが当日もモーリツ役だったGerard Canonico。 数時間前にBroadway in Bryant Parkに行き、この日はSpring Awakening, Gypsy, Xanadu, Mary Poppins, Wickedでした。そこで"Spring Awakening"の曲を初めて聴ききました。今思えば、ウェンドラもモーリツもほとんどのキャストが夜出演するホンモノの俳優さんたちでした。改めて、このフリーのコンサートって凄いと思いました。 公園で聞いていたときは、若い人いっぱいで羞恥心のコンサートのような気分でした。モーリツ役の俳優さん、本番でも髪あげていてなんとなくお惚けぶりとか似ているんですよ。その中で耳に残ったのが彼とイルザの歌う"Don't Do Sadness"から続く"Blue Wind"。モーリツが自殺を図ろうとするときに、イルザが手を差し伸べようとして歌う一曲です。どの曲も素敵なんですが、私はこの2曲がずっとまわっていました。舞台ではオーケストラがアコースティックな弦楽器を主体にしているからか、さらに一曲一曲が胸の奥のほうに響いてきました。
2008.08.14
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今週帰任する友人と来週帰任する友人と、そして来月帰省する私の3人で集まりました。名目は送別会。この3人はもちろんのこと、帰任した日本人とはまた会えるという気持ちがどこかにあるから、寂しい・・というよりは、またねという感じ。特に今週帰任する友人とはフィラデルフィアやボルチモアに日帰り珍道中した仲であり、彼といると楽しいことがたくさんあったので、またねと笑顔で見送りたい。 そんな3人で、今まで一緒に働いたり飲んだアメリカ人とは、そう簡単には次会えないんだよねぇ・・と。そう思うとしんみりしてきました。 そんな中、NYに来た当初、右も左もわからないときに目にした印象深いモノやこれぞNYというものは何だろうという話になりました。どこでもそうですが、地理がわかってしまうと冒険心も飛んでしまいますが、連れていかれたところの印象は忘れられないもの。1人はタクシーで案内された6角形のメットライフビル、1人は「覚えておくと便利だから」と言われた日系食料品店。そして私はタイムズスクエアにあるスタバ。 タイムズスクエアのネオンを彼方に見ながら、レッドロブスター前のスタバに入ったことが印象に残っています。ここがNYだぁ!と感動している横で、ポットごとお兄さんに渡し、コーヒーを淹れてもらっていた旦那さんがアメリカ人に見えた。この5年、あの時以外そんなお客さんを目にしていない・・。 私たち3人を見下ろすように聳えるエンパイアステートビル。ちょっと肌寒い屋上での2次会となったけど、そこは穴場なビアガーデンでした。エンパイアは登るものではなく、見るものだなぁ・・と思いながら。これぞまさにザ・ニューヨーク。
2008.08.13
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12年前の今日8月13日に友人が亡くなりました。 毎年8月になると最後に彼女と会った日を思い出します。当時、大学4年生だった私たちは進学希望で、夏休みに何を勉強するか・・と、飯田橋の駅前の中華料理屋で受験生の様に計画を経てていました。私は戦後米中関係の外交史を専攻しており、彼女は都市伝説といった伝承文化を専攻していました。 大学1年のときから授業やサークルが一緒だったのでよく将来の話をしたものです。彼女の実家には地名にもなっている橋があり、昔からその橋にまつわる伝説があり、ぜひその研究をしてみたいんだと熱く語っていました。 ひとまず英語かねぇ・・なんて言いながら、彼女は大学院受験用の塾に説明を聞きに、私は家に帰りました。翌々日から私は中国に行く予定があり、そこで議論する内容をまとめなくてはならず、翌日は友人宅で最後のまとめをしていました。時間がないということで徹夜覚悟で資料や論文を読んでいると、家から電話がありました。「驚かないでね、亡くなったって」。そのときの母の声は今でも覚えています。事情を話して友人宅から急いで帰り、その後誰に連絡をつけたか覚えていませんが、翌日成田空港に向かう前に護国寺のお寺で彼女にお線香をあげていました。 食事をした翌日、彼女はお母さんと待ち合わせをしていたそうですが、いつまで経っても来ないので、彼女のアパートに行ったそうです。そのときにはもう部屋で亡くなっていたそうです。悲しすぎて、驚きすぎると反応ができないものですね。次覚えているのは北京に向かう飛行機の中で毛布を頭から被った自分でした。 彼女と旦那さんの誕生日は同じ1月24日。彼を祝いながら、彼女をも祝って12年。そんなとき、今でも唯一コンタクトをとっている大学からの友人が13回忌なので、みんなで花を贈ろうとメールをくれました。何かしたい・・と思っていた12年だったので、賛同させてもらい、2人で同級生に声をかけようとメールや某SNSのコミュニティにトピを立ててくれました。発起人として名前を連ねてくれたけど、実際は声をかけてくれた友人が全て用意してくれました。 私は亡くなった彼女の友人を思い出しながら、名前をググルという手段で、彼らの勤めている会社の人事課に連絡をとりました。日本の会社は素敵ですねぇ・・全ての会社の人事課の方がご本人にメールを転送しくれました。 そうして19名が集まり、先週末に写真のお花を贈ることになりました。オレンジや黄色のイメージだったのですが、みんなもそうだったようです。明るくて、私には好奇心旺盛なハイジのような子でした。今日は何人かでご実家の13回忌に参列もしてくれているようです。 この18名、卒業してからほとんど1度も会っていません。きっと変わらないんだろうなぁと。責任感があって情が厚くて。メールをくれるときに近況を少し書いてくれたのですが、毎年彼女の実家にお線香を手向けている友人たちもいました。学校を卒業して就職してすぐ、彼女の実家にお線香をあげに行ったことがあります。そのときに友人数名と行っているのですが、誰がいたか全く覚えていません。祭壇でたくさんのお花に囲まれている彼女の写真と、そして埋められずにそっとある骨壷が忘れられませんでした。 今日の関東のお天気はどうなんでしょうか。今日は一日、彼女を思いながら過ごしたいです。みんなを12年ぶりに引き合わせてくれたんでしょ、とっこ?
2008.08.12
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春に出版予定の雑誌の手伝いをしたときに、どのデザインが表紙に良いか編集長に相談されたことがあります。その雑誌の趣旨と購読層を考えて2つのデザインを選びました。が、あちらは真っ黒を編集会議で押したいそう。「NYでは黒が格好よいし、奇抜だから手にとってくれる・・」という意見だったのですが、ちょっとターゲットを考えると奇をてらいすぎていて、この場合黒はクールというよりは、汚く見えてしまう・・かな、とやんわりと感想を言いました。結局、本人がCMや書店に並ぶ雑誌を見て、黒のインパクトが思ったよりも強すぎたと納得したようです。 NEW YORKERという週刊誌があり、私の周りでは購読している人が多いです。薄いのでサラサラと読めることもありますが、表紙がきれいなので買っている・・という人も結構います。気に入った表紙は読後、額縁に入れて飾るんだそうです。文春や新潮が読み終わった頃に発売されるAERAはカラーできれいな分、他に比べて若干高めです。なので、表紙の人によって買わなかった週も確かにあったかも。確かに定期購読していない限りは、お店で実際に手にとってもらわないことには書籍は売れません。MoMAではなかなか面白い雑誌のカバー展George Lois: The Esquire Coversを開催しています(~2009.3.30)。 ジョージ・ロイス氏はエスクワイヤ誌の表紙を1962~1972年まで手がけたアートディレクター。政治的なメッセージを込めたものが多く、宗教上の理由で徴兵を拒否したモハメド・アリに似たような境遇の絵画をモチーフにした矢を立てたり、ケネディ兄弟とキング牧師をアーリントン墓地に立たせたり・・。合成前のキャンベルスープと溺れるアンディ・ウォーホールの写真もありました。 なかなかインパクトのある表紙で最初に手がけた表紙もなかなかチャレンジャーです。ヘビー級タイトル王者フロイド・パターソンが刑務所でボクシングを覚えたソニー・リストンにいきなり1RでKO負け。そのパターソンにKOされた様子をリング上で再現してもらう・・という怖いもの知らず。ちなみに相手のリストンは一年後、サンタの格好で表紙に(上の写真)。人間見た目が9割・・なんて本もありましたが、表紙は何割なのかな。
2008.08.11
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結婚した当初は、「週末は主婦業を休んで・・」などと気の利いたことを言って、台所に立っていた旦那さん。いつしか週末は外食になり、週末のどちらかは外食になり、やがて外食はお金が飛んでいくから・・と休日も自主的に私が台所に立つようになった。共働きといえども、明らかに労働時間と質は旦那さんの方がはるかに勝っているので、ショウガナイカナ・・と思えど、時には休みたくなるというのも本音。 そんなとき、家の近くのカレーライスが食べたくなった。よく私が飲んで買えるとゴミ箱にカレーの入っていた容器が捨てられている。あのカレーを食べたい・・と言ってみたら、オッシャ!と着替えて旦那さんが買いに行ってくれました。 日本のカレーライスも好きだけど、たまにはインドのスープのようなチキンカレーや豆のカレーが食べたくなる。残念ながらNYの暑さはピークに達したのか、ここ数日は涼しくなってきた。やはり夏の暑いときに食べるカレーが一番美味しいと思う。 ご馳走様でした。
2008.08.10
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レストランウィークの先週、モーニングサイドにあるフレンチレストラン、Terrace in the Skyに行って来ました。 こんな素敵なレストランで食べられるなどなかなか無いので、友達が予約をしてくれてからは、レストランのサイトを見てはワクワク。 コロンビア大学のそば、雰囲気のあるコンドミニアムの屋上に目指すレストランはありました。大学のハウジングオフィスも入っている建物の扉をあけると、レストランに続くエレベーターがありました。 エレベーターで屋上にあがると、真っ青な空が見えました。たぶん頼めば外のテラスで食事ができるのかもしれませんが、私たちは屋内の席からアッパーマンハッタンを眺めました。見慣れたジョージ・ワシントン橋もよく見えます。100丁目より北にこんな素敵な場所があるなんて。 レストランウィーク用のプリフィクスメニューから、スープに友達はチキン、私はリゾットを。デザートはたっぷりあり、お腹いっぱいになりました。 この辺りはNYで生まれ育った人たちが多く住んでおり、ランチに足を運ぶお客さんも地元のオバァチャマたちが多かったです。席については「わぁ、素敵な眺めね」と口々に言う姿が可愛らしかったです。夜景のきれいなレストランということでも有名だそうで、いつか機会があったら・・。 ■Terrace in the Sky400 west 119th st, (bet. Morningside Dr. - Amsterdam Ave.)New York, New York 10027
2008.08.09
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自分のお気に入りのぬいぐるみが作れるBuild-A-Bear Workshopに行ってきました。約3年前にオープンしたときから一度は作るとこから見てみたい・・と思っており、姪っ子ちゃんたちが遊びにきてくれたら行こうと思っていた1店。以前、取材で行ったときはバレンタイン当日ということで、店内はカップルで混雑していました。バレンタインにお花ではなく、クマちゃんをおねだりする人のなんと多かったことか・・。もうじき帰任してしまう友達に「お土産に買いたいけど、ちょっと男性1人では・・」ということでお供させていただきました。 店内に入るとクマ以外に蛙や馬、バニーちゃんや豹などのぬいぐるみの皮(?)がいてどれにしようか悩んでしまいます。友人はリクエストされていたT-Rexと、もうひとつはTriceratopsをチョイス。最初はT-Rexのリアルさにヒビッタものの、だんだん愛着が湧き、凛々しく見えてきます。 ぬいぐるみを選んだら、次は中に好みの固さになるまで綿をポンプを踏んで入れていきます。尻尾がピンと立ってきて可愛い。仕上げにおまじないと願いをこめたハートを入れて、縫い合わせます。 ちゃんと三面鏡のあるdressing roomで2匹に衣装を着せていきます。やっぱりNYらしいものを・・と、ヤンキースとFDNYのユニフォームを。これは本当にNYらしいお土産です。コンピューターでそれぞれの情報を読み込ませると、カウンターで出生証明書も用意してくれます。いつものんびり屋の弟トリケラトプスが消防士になりたてで、心配するしっかりものの兄貴T-Rex・・というストーリーまで見えてきます。 よく見かける白い箱に入れてくれてできあがり。私が作るときはやっぱりヤンキースかなぁ・・なんて、今から楽しみです。
2008.08.08
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こう暑いとビールやスポーツドリンクの広告がまぶしく見えるときがあります。瓶ビール欲しさにIDを持っているか鞄の中を広告のまん前で漁るときもあります。そんなとき、向こうから歩いている人が同じ缶のドリンクを持っていたら、迷わずそちらに歩きます。 こういうときは、まず間違いなく試供品を配っています。この1カ月でよく遭遇するのが"Monster"というエネルギードリンク。"Free sample"と叫びながら、トラックから一本ずつ配っています。ときにはサラダパックのときもありますが、夏はちと敬遠してしまいます。滅多にスポーツドリンクは飲まないのですが、こういうときは冷やしてゴルフの後や暑い日に試飲してみます。 こう暑いと時間がかかってもバスに乗ることが多くなります。あのホットヨガスタジオのようなホームを避けたいのと、1秒でも早く涼しいところに逃げたい気持ちで。バスは地下鉄と同じMTAのカードで乗車するのですが、この2ドルの乗車賃が時々無料になるときがあります。サービスではなく、機械の故障。先日、ハーレムの方から乗ったときに、日曜日だったので教会帰りの団体さんは無料であることを神に感謝していました。 無料とも、故障ともかかれず、カードをスライドさせる部分に紙を挟んでいるだけなんですが、それを見て運転手さんと少し会話がなされるのも良いもの。乗ってすぐに「わぁ、涼しい」と言って、笑顔で一言。「えっ、スライドしなくて良いの?ありがとう」と言って、笑顔でもう一言。そんな光景が好きです。
2008.08.07
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35階からの眺め。セントラルパークは杜だなぁ・・。 日本時代の後輩くんがNYに遊びに来てくれました。メキシコ経由で行く・・と連絡をくれたときは嬉しかったなぁ。初めて会ったときから「なかなか気骨のある子だなぁ」と思っていたのでこちらが教わることもたくさんありました。短気な私の言葉の癖をいち早く見抜いたのも彼(詳しくは書けませんが・・あるんですよ)。 パートナーと一緒だったので、頼まれていたミュージカルのチケットを渡したら邪魔者は退散しようと思っていましたが、ランチもぜひ・・と声をかけてもらったので、マンダリンホテルのAsiateに。 私がいるから・・と足を伸ばしてくれたNYでは計画はほとんど白紙状態で現地入りしてくれたそうです。泣かせてくれます。日程も限られているので、ホテルからレストランまでどの道を通ったら1番楽しいか、前日に歩いてみました。やっぱりセントラルパークやカーネギーホール、ペトロシアンの入った建物などを見せたいし、Whole Foodsの場所だけでも案内しておきたい・・。 レストランからの眺めを観て、おぉ・・と言ってくれたときは、ここを予約して良かったと思いました。朝から降っていた雨も晴れてくれて、セントラルパークのうっそうとした緑、囲むように林立するビルも眺めることができました。タクシーがおもちゃのようであり、またセントラルパークの緑と黄色の対比がとてもきれい。 濃厚なコーンスープやリブもお腹いっぱいになりましたが、私の喜びそうなお土産とNYに足を運んでくれたその気持ちが嬉しくて胸いっぱい。ありがとよ~。 ■asiate280 Columbus Circle (@ 60th St.)New York, NY 10023
2008.08.06
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8月中旬〆の仕事を早倒しで進めていたおかげで余裕が出てきました。そこで、ご褒美~とばかりにこの週末は読書三昧。仕事も遊びも飲みもスタートダッシュと集中~ッが信条なので、極端なんですがただいま10冊目。 ご褒美の本は2列に積読状態で、ひとつは古典小説並びにペーパーバック、もう1列はミステリー。頭を休めなきゃね・・と迷わず後者を1冊手に取ったところから読書三昧はスタート。 やはり東野圭吾は最近に近くなるほど人物像も深くなってきて面白い。それにしてもドーピングだ、バレエだ、茶道だ、剣道だ・・と設定が次々に出てくる人です。 「チームバチスタの栄光」(海堂尊著)はタイトルを見たときは、坂口憲二のイメージがあったのですが、内容は全く違い、ある術中死をめぐり医療ミスか事故か事件か・・と探る小説です。文庫本は本当に良いところで上・下に分かれています。上は「空中ブランコ」の伊良部先生ばりの心療内科医師が主人公、下はこれまた個性の強い官僚白鳥が主人公。映画では阿部寛が演じているそうで、「Change」なみに自信たっぷりの役どころになりそうで面白そうではあります。 そして昨日読んだ「葉桜の季節に君を想うということ」(歌野正午著)。5月に遊びにきてくれた友達からもらった本ですが、タイトルを見たときは女流文学者の生い立ちかな・・と思っていました。帯を見て面白そう・・と数ページ読み始めたら止まらなくなりました。これは変則的なミステリーですね。ストーリーとしては元探偵の成瀬将虎が詐欺まがいの健康食品会社の悪事を暴こうとする・・のですが、これ以上はいえません。火サスの犯人をテレビ欄の俳優を見ただけで当てられる私が・・やられました。ローカルニュースで滝の隣にあるカフェの木々(下の写真手前の木)が茶色に変色したことを知りました。イーストリバーは海水なので、塩水のシャワーで木がストレスを感じているそう。今のところ予定通り10月まで滝は公開されるそうですが、リバー・カフェのオーナーはせめて樹齢35年の木は助けて欲しい・・と。
2008.08.05
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以前、桜のきれいな季節にハドソン川沿いの様子を紹介したところ、母から「すてきなお家ねぇ」と感想をいただいたグラント将軍のお墓。お天気の良い日など、このホワイト・ハウスを目印に散歩をしてバスに乗ります。天井画には南北戦争の様子が描かれています。左上は南北の将の復興の図。 入り口まで行ってみよう・・と階段を上がると、「アメリカで一番大きなお墓」と書かれています。聞くと入場料は無料ということだったので中に入ってみました。 Ulysses S. Grant(1822.4.27-1885.7.23)は米墨戦争にも従事した軍人。南北戦争で北軍の将として活躍したことが有名です。このときの活躍を称え、General of the Army of the United States(元帥)の地位を与えられています。その後、リンカーンの次々に第18代大統領に就任し2期(1869 - 1877) 務めていますが、在任中はスキャンダルと汚職にまみれていたため、人々の記憶は元大統領よりは、グラント将軍(General Grant National Memorial)をとったようです。1872年に国立公園第1号としてYellowstoneにサインしたのはグラント将軍だそうです。大統領の職を退いた後は、ニューヨーク州に居を構え、日本にも国賓として赴き、明治天皇にも謁見したそうです。 建物は本当に美しく白い大理石で、世界七不思議のひとつ紀元前に建てられたハリカルナッソスのマウソロス霊廟を元にしているそうです(参照)。ガイドブックなどで棺の写真を見たことがありましたが、入館するとすぐそこにあります。建物の真ん中に穴があいており、覗くとグラント将軍と夫人の棺が2つ並んでいます。アメリカでは火葬の習慣が無いので(火葬にしてしまうと魂が戻る場所が無くなる・・とスタッフに教えてもらったことがあります)、この棺の中は・・ミイラなのかなぁ。General Grant National Memorial 122nd Street at Riverside Drive, New York, NY 10027
2008.08.04
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白髪染めをしました・・旦那さんが。仕事仲間から指摘されて気になり始めた模様。 私は、歳相応だしロマンス・グレーで良いのに・・と言ったのですが却下。もともと頭皮関係は気にならない方です(リベラが格好よく見えるくらいだし)。まぁ、諸事情により(?)できるだけ若作りく見えるようにしなくてはならないため、今晩作戦を決行しました。 決行に当たってはドラッグ・ストアに白髪染めを買いにいくことからスタート。いつもシェービングフォームなどを買うときに目にしていたので「買っておくね」と言ったところ、彼としては予想を超えた回答だったらしく、慌てて一緒に行くことに。確かに人それぞれ髪の毛の色は違うし、それはゴモットモ。たぶん一人で買いに行っていたら、一番黒いアフロ用を迷わず買っていたな。こうして見ると、日本人の髪はグレーなんですね。 同じ色が2段に分かれて陳列しており、上は髪用、下は髭用。CMでも"Your beard is weird !"と余計なお世話だ・・と思うことを口走りながら髭を染めることをすすめてきます。毛の質というよりは、顔の皮膚への影響が両者では違うらしい。 私よりもドライヤーも長く使う彼なので、染め上がりも上々。もみ上げ部分のごま塩くんも念入りに退治。ただ・・私の指についた染料が一晩たっても落ちていないので、彼の両もみ上げは薄っすら黒ずんでルパンになっているのでは・・と心配しながらぢつと手をみる・・。
2008.08.03
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〆日の合間をぬって、今週もブライアントパークにBroadway in Bryant Parkを聴きに行ってきました・・オムスビと共に 前回、隣に座ったラテンボーイたちのお弁当が優雅だなぁ・・と思っていたら、お友達が「いつかNYの公園でオムスビとから揚げ、玉子焼きのお弁当を食べてみたかった・・」とお弁当を作ってくれたのです。すごい美味しかったんだなぁ・・。ブライアントパークでお弁当が入ったお重の蓋(お重に入れてくれたのです)を開けるときなぞ、ちょっと自慢げでした・・友達が作ったお弁当ですが。 後ろに座っていたお兄ちゃん、おじちゃんの視線を感じながら、アルミに包まれた焼きたらこと梅干のオムスビを頬張りました。私は上手に握れないので、その形といい、味といい最高でした。私は・・ですねぇ・・スイカを切って持って行きました(苦笑)。アメリカのスイカは長細いは、皮の色は薄いはなんですが、見かけによらず甘くて美味しいんですよ。 この日も食べることがメインのミュージカルですが、演目はCirque Dreams, In Transit, A Tale of Two Cities, The Little Mermaid, Altar Boyz。オムスビ効果といいましょうか、この日はどれも素敵な演目で、観たいナァ・・と真剣に思う演目が複数ありました。 Cirque Dreamsは期間限定のサーカスです。若手が多い中で、オジサマたちが組み体操する姿は拍手ものでした。12時半からの本番前にリハーサルを10時頃からしているそうなんですが、この演目は体を使うだけにブッツケ本番だったそうです。 最後のAltar Boyzは白人・ヒスパニック・ジューイッシュといった5人の男性が踊るのですが、女性陣若干前のめりでした・・。私も全く期待しないで観始めたので、おや格好良いぞ・・とロックからバラード調の曲まで楽しめました。 ぜひ観たいと思ったのはA Tale of Two Cities, The Little Mermaid。 A Tale of Two Citiesはディケンズの二都物語。俳優さんたちの歌声も素晴らしく、パンフレットを見る限り舞台もすぺくたきゅら~☆。学生時代、あらすじが私好みでそれこそハードカバーを借りてバイトの行き帰りに読んだ記憶が。なにしろ訳文も古典で読み辛かった思い出があります。愛する人のために自分を犠牲にする・・というこの年になったら有り得ないストーリーですが、昔は憧れたものです。 同様に愛する人のためなら泡になっちゃうリトル・マーメイド。これも期待していなかったのですが、人魚シスターズ率いる少年が凄い。友達はリハーサルの段階で、息子のよう・・と涙していたそうですが、その伸びる一生懸命の歌声は心にきますね。あの子が変声期を迎える前に聴きに行きたい。
2008.08.02
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