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8月末から9月にかけて、スペインを旅行してきました。
もちろん、最大の目的地は「アルハンブラ宮殿」。「アルハンブラの思い出」は私の十八番ですので、一回は訪れたいと、夢見ていたのです。

写真はアルハンブラ宮殿の夜景です。
ライトアップされたその姿は、堂々として、長年君臨してきた王様のような風格さえ感じられます。感動というありきたりのことばでは表せないほどの出来事でした。
イスラム勢力の支配から、いつの日か権力(故郷の地)を取り戻そうど捲土重来してきたキリスト教勢力。「レコンキスタ」と呼ばれていますが、見事に勢力を復活した支配者が、イスラムの偉績をすべて消し去ろうとした中で、「アルハンブラ宮殿」のあまりのすばらしさに感動して取り壊すのをやめ、権力の枢軸として皇帝が住まわれたというのですから、皇帝の度量もまたスケールが大きかったのだろうと、二度感激することでした。
旅行中感じたのは、スペイン人のおおらかさです。あくせくしてなくて二度と来ない今日という一日を楽しみながら生活しているようでした。BGMで流れるギター曲も、日本での演奏よりもゆったりしていて、心地よいものでした。「ラグリマ」もゆったりとしていました。「涙」ですから当然といえば当然なのですが、日本人の演奏はせっかち過ぎる気がします。
これから、広大なスペインの大地、そして勇壮な「アルハンブラ宮殿」の威厳のある姿を思い浮かべながら丁寧なトレモロで豊かに演奏しようと心に刻みました。