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20世紀ジャズ名盤 / 大谷能生

テーマ：日常の生活を・・(3482)

カテゴリ：本・CD

20世紀ジャズ名盤100 [ 大谷能生 ]

20世紀ジャズ名盤100【電子書籍】[ 大谷能生 ]

ジャズサックス奏者、ラッパー、ジャズ批評家等など多才な顔をもつ大谷能生さんのジャズ盤紹介本です。

20〜60年代はデューク・エリントンやバド・パウエルなどスウィング、ビバップの王道なものからマニアックなものまでを網羅。
60〜70は割とフリー・ジャズ多め。
それ以降は、ジョン・ゾーンやウィントンマルサリスなどなバップ、モード、フリーの新伝承派的な立ち位置の紹介が続き。
やはり最後に2000年代のジャズ転換期の中心人物とも言える、ロバート・グラスパーで締めくくる。

この本の何が凄いって……

ジャズ初心者には難解であろうフリー・ジャズの中でも、高柳昌行、阿部薫の「解体的交換」やジュゼッピローガンの音源など、ジャズ名盤として万人受けするとは甚だ考え難いであろう音源を「20世紀ジャズ名盤」として紹介してしまう所が、大谷さんのファンキーな所です。
（巷に出回っているありきたりなジャズ名盤本に飽き飽きしている方は必読だと思います。）

ちなみに高橋悠治と佐藤允彦の「サマルカンド」は、フリー・ジャズというより即興演奏なれど、事あるごと何度も聴きたくなる、私の隠れた愛聴盤だったので、ここで挙げてくれた事を嬉しく思います。

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