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アラフォーになってバレエを始めた私。
もともとバレエは好きで、特に一番好きなのが 「白鳥の湖」。
あの白いコスチュームがいかにも「バレエ」って感じで好きだったし、 チャイコフスキー
の音楽も心に残って・・・有名な「情景」から「4羽の白鳥」から舞踏会のシーンから・・・
みんな好きだ
そんなもんだから あの黒鳥がタイトルの映画
と聞いたら・・・絶対見に行く~~!!とずっと前から決めていた。32回転だよね、ブラックスワンと言ったら。すごいよなぁ、かっこいいよなぁ、くらいの認識しか持っていなかった。
端的に言うとこの映画・・・
とても美しかった・・・そして
とても怖かった・・・んでもって
とても痛かった・・・
バレエのシーンがたくさんだろうな、と予想していて、その通りだったけど、この映画そのものが実はただのバレエ映画ではなくて サイコスリラー だったのね
女優さんがバレエダンサーを演じるということで、大丈夫なのかな、と思ったのだが、とんでもない!! ナタリー・ポートマン
、素晴らしい!!昔やっていたとはいえ10ヶ月の特訓でここまで・・・すごい。全部自分で踊っていた。
しかも堂々たるプリマドンナ。白鳥の女王。トゥシューズをはいた足さばきも美しく・・・
主人公ニナは白鳥の湖の主役を射止めたが、 可憐で繊細な白鳥は完璧だったが官能的で邪悪な黒鳥を演じることに苦しむ。
(白鳥と黒鳥2役を演じる。別の人が演じる場合もある。)
そこにまさに黒鳥!というような自由奔放なライバルも現れ、役を奪われる恐怖とも闘わなければならなかった。
この映画、 虚構と現実が入り交じっている
。
どれが虚構でどれが現実か、見極めながら鑑賞する。
ニナは、言ってみれば完全に強迫観念に支配されていた。大学で心理学を専攻した、ニナを演じたポートマンいわく 、「強迫性障害の典型」
だそうだ。
指のささくれをむこうとして・・・なかなかむけなくて・・・
ああああああ(><;)
・・・ってところは虚構なんだけどさ
思わず目を細めてしまったい、痛いよー・・・
母親との関係 も大きなポイントになっていて、彼女がこうなったのは単に大役を得たプレッシャーだけではないことが暗示されている。
どんどん追い詰められる。そしてついに本番を迎え・・・
そこでも妄想に苦しみながら、黒鳥のシーン・・・手がぞわぞわしてきて・・・羽が生えてきて・・・本当に黒鳥になって踊る!!
踊り終わって決めポーズ、観客の拍手を浴びる。彼女の身体は普通の人間だ。
でも 背後の壁に映る影には翼がはえている
。
このあたり、すっごくよくできてるなぁ。
黒鳥を演じるためには自分を超えなくてはいけない。
妄想と幻覚の中で無我夢中で刺してしまったライバル、流れる血。
しかしそのライバルの顔は・・・自分だった。
最後は・・・あれは、現実なんだろうな。
芸術と狂気は紙一重
、とはよく聞く言葉である。
ニナは極端な例だが、芸術の世界では似たようなことはあるのかもしれない。
あーーーー・・・怖い(><;)
私、普通の人間でいいや・・・(←十分すぎるほど普通です。)
ナタリー・ポートマン、この作品で オスカー受賞
。素晴らしい!!本当にすごかった。
ちなみに、ライバルのリリー役の ミラ・クニス
、大きな目が印象的な綺麗な女優さん。
彼女も3ヶ月前からバレエの特訓だったとか。背中のタトゥーが 黒鳥の羽
に見える。
でも、現実のバレエダンサーは背中にタトゥーがあっていいのか?
バレエのシーンが、本当に素敵。衣装も素敵。
ストレッチでひーひー言っているアラフォーの私にはTシャツジャージで十分だわ
言葉足らずでなかなか上手に伝えられないが・・・
すっごい映画見たな、って思った。
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