「負けん組」の新しい生き方と野望

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ドラマーおいなり

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2006.08.02

取引拒否

(8)

テーマ：ビジネス・起業に関すること。(19607)

カテゴリ：仕事

新しいお客様、フランチャイズ店オーナーが業績伸び悩みの為相談に来る。

今までの経緯を聞き、現状を打開する案を提示するが、どこかやる気を感じない。

不自然なくらいの温和さ、落ち着かない態度、この覇気のなさは何故なのか、

きっと何か問題を抱えているに違いない。

と言うことで、得意のカウンセリングモードに突入する。

幼少の頃から今までの経緯についての話を聞き出す、

一流大卒のエリートでなに不自由のない恵まれた家庭に育ったようだ。

人生の選択が実に安易で、独立も成り行きでそうなったらしい。

そして現在一番の問題は夫婦関係。思った通りだ。

原因は彼が仕事をさぼりがちなことと、夫人への暴力。

エリートは頭はキレるけど、心もキレやすい。

物事が思うように運ばないと投げやすいのはお坊ちゃまの特徴か。

こういうマザコン的な人は夫人に対し母親代わりを要求し、

それが原因で離婚に至る事が多い。

納得できない家事や育児にキレ、暴力、そして言葉の暴力、

「生きている資格なし、死ね！」などと言っていたようだ。

今は深く反省をしているとは言うが、恥をかかされたという思いもあるようで、

近く親や親戚を連れ、夫人の実家に取り返しに乗り込むらしい。

その感覚がもう普通ではないよなあ。

それじゃ何の解決にもならないこと位分からないのだろうか。

そこで、うちは高いですから他に行った方がいいですよとさり気なく言うと、

私の気持ちを悟ったのか、彼はそそくさと帰っていった。

確かに後味は悪かった。申し訳ない気もした。

でも、私も理解できない相手とは仕事をしたくない。

ただ物を売るだけの商売ならいいけど、

今まで何度もこういう人のに仕事を受け痛い目に遭った事がある。

うるさい人、細かい人、厳しい人など、どんな人でも対応できるし、

いい関係を導く事には自信があるけど、

こういう感覚だけはどうにもならないんだよなあ。

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