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2017.08.18

寄り添う音

カテゴリ： ★どんま娘のフジファブ普及活動の日々

音楽と人 2012年6月号

山内
「今ならわかるんですけど、ダイちゃんは僕と違って
ヴォーカルの人に寄り添うことが出来る人なんですよ。
でも当時の俺は＜もっとダイちゃんらしい曲書いてきたら？＞
とか思ってて。でも自分が唄うようになって初めて
＜ダイちゃんって超助かる存在だな＞って(笑)」

山内

例えば僕が好きそうな音をあらかじめ作ってくれたり。
しかも超いい音！っていう(笑)」

金澤ダイスケの著書『週刊金澤 2007-2014』より――

金澤
「2004年4月14日がデビューで、
僕は2003年1月1日付けで入ってます。
ということは、志村に初めて会ったのはたぶん2002年の10月ぐらい」

―― 当時のフジファブリックはどんな感じでしたか。

金澤
「メンバーはみんな殆ど喋らなかったですね。
志村が音で会話するっていう謎のこだわりがあって(笑)。

後々になって気づいたんですけど」

ダ・ヴィンチ 2014年8月号
金澤ダイスケインタビューより――

―― スタジオで出会った志村さんの第一印象は？

金澤

でも、バンドで良い音を出した時のリアクションは人一倍強い。
だから、良い音さえ出せばコミュニケーションが成立するんです。
それもあって、当初は、
彼が求めている音はどんなものなんだろうって、
探り探りやっていましたね」

金澤
「僕としては、ソングライターとしての志村が何をどうしたいのか、
そこに深く寄り添わなければいけないということは
常に考えていましたね」

一方志村さんは、『FAB BOOK』のパーソナルインタビューの中で、
こんな風に語っている

―― メンバーそれぞれに初めて会った時の印象を聞いたら、
志村君は全然しゃべらなかったって言ってたんですけど。覚えてます？

志村
「ああ、しゃべらなかったですね、僕は。
つねに体育座りをして、スタジオの一番隅にいて」

―― コミュニケーションとか、社交性っていうところでは
あまり上手な方じゃなかった感じかな。

志村
「そうですね、とりあえず話はいいから音楽を聴けみたいなところが
大きかったですね。それで、メンバーも入ったんだと思うし。
しゃべりがいくら立っても、音楽がよくなければ
バンドに入らなかっただろうから。
音を聴けばわかる、みたいな、そういう自信はありましたね」

音だけでコミュニケーションを成立させることは
至難の業に違いないが、
彼らの奏でる音を聴いていると、
確かにそれは叶ったのだという思いが強くなる

言葉にする方が早いかもしれないが、
きっと音は言葉よりも饒舌に物語るだろう

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Last updated 2017.08.18 22:34:05

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すみれゆきの

いつのまにか母娘でやることになったブログです。娘は主に音楽関係を2017.04あたりから担当。 '17.07.22現在『アジアの音楽』『アジア以外の音楽』の両カテ以外の音楽の記事は娘です。私は映画やドラマなどを中心に気功や太極拳などの情報ファッションや猫や人間の健康に関することなどを発信してます。混乱します？そうでもない？娘は几帳面。私はイイカゲン。そんな感じの見分け方で(笑)

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