

■イントロダクション
2013年6月30日より、「デクスター」、「HOMELAND」など数々の人気番組を抱えるペイTVの米Showtime局で放送開始し、現在シーズン7の制作が決定している人気TVシリーズ「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」。ハリウッドのセレブたちのトラブルを、あらゆる手段で手際よく淡々と解決していく凄腕のフィクサー、レイ・ドノヴァン。だが、20年ぶりに仮出所した父ミッキーの出現によって、レイの家族や周囲の人間たちはおおいに翻弄される——。父子の因縁の物語に、華やかなセレブの世界の裏側や濃密な家族のドラマが複雑に絡み合う本作は、スリリングかつ見応えのある注目のシリーズだ。
一流の“仕事人”レイをクールに演じるのは、映画『スポットライト 世紀のスクープ』、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に出演するほか、舞台ではトニー賞を受賞したリーヴ・シュレイバー。対するミッキー役で圧倒的な存在感と凄みを発揮しているのは、『真夜中のカーボーイ』や『帰郷』、『ナショナル・トレジャー』シリーズなどで幅広く活躍するオスカー俳優ジョン・ヴォイト。本作でゴールデングローブ賞(テレビ部門)助演男優賞を受賞したヴォイトとシュレイバーの演技バトルに加えて、TV「Lの世界」のキャサリン・メーニッヒ、『おみおくりの作法』のエディ・マーサンなど個性的な実力派キャストが勢ぞろいしたアンサンブルも見どころだ。
クリエーターは、「サウスランド」や『パブリック・エネミーズ』の脚本を手がけた才媛アン・ビダーマン。渇いたタッチにフィルム・ノワールを思わせるハードボイルド調でありながら極めて知的な作風は、傑作TVシリーズ「ザ・ソプラノズ」などに通じるものがある。製作総指揮は「クリミナル・マインド」のマーク・ゴードン。
注)初回放送当時の情報となります
■シーズン5 見どころ
時系列を錯綜させて描くシーズン5
今回のシーズン5は、これまでのシーズンと違い回想シーンが多用されている。シーズン5は、ミッキーがテリーの結婚式のためのブートニアを花屋でオーダーするシーンから始まるが、ドノヴァン家の人々は皆、お祝い気分などとは程遠い雰囲気を醸し出している。シーズン4の最終話では、ロシア人マフィアとの抗争に決着をつけ、テリーが世話をしたボクサー、ヘクターの勝利を祝って皆が楽しそうに踊るパーティのシーンで終わったのに、その後、何があったのか? 今回のシーズン5では、あのパーティの夜から“今”に至る間に何が起きたのかを、回想シーンを交えストーリーの時系列を錯綜させた展開で描いている。
ハリウッドを象徴するようなキャラクターが登場
本作のシーズン1では、ハリウッドのプロデューサーやスターたちのトラブルを秘密裏に処理するフィクサーとしてのレイの活躍が見られたが、今回のシーズン5では、そんなハリウッド・フィクサーとしてのレイが復活する。雇い主の中でも大物なのは、ハリウッドの大手映画会社のトップの座に君臨するサマンサ・“サム”・ウィンズロウ。ハリウッドで誰もが一目置くVIPだけに敵も多く、フィクサーとしてのレイの力量を見込んで仕事を依頼する。そんなサムを演じるのは、最近ではTV「フュード/確執 ベティvsジョーン」でのベティ・デイヴィス役が高く評価されてエミー賞やゴールデングローブ賞にノミネートされたスーザン・サランドン。芸歴47年の貫禄を見せつけるような演技を披露している。
サムとは対照的なのが、新進女優のナタリー・ジェームズ。映画界での経験が浅いゆえの脆さと考えの甘さゆえ、窮地に追い込まれたところをレイに救われる。ナタリー役を演じているのは、「Banshee/バンシー」や「HAWAII FIVE-0」のリリー・シモンズ。レイが直接関わるわけではないが、ミッキーとダリルのクレイジーな親子に振り回されるアクション・スター、ジェイ・ホワイトも登場する。日本の武道にハマったり健康に良いものしか飲食しなかったりという、いかにも今時のハリウッド・セレブのジェイを「スキャンダル 託された秘密」や「シカゴ・ファイア」などにゲスト出演歴があるブライアン・ホワイトが好演している。

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