

放送予定
3/18(水)午前9:00
WOWOWシネマ
第78回アカデミー賞で監督賞など3部門、第62回ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた秀作。2人のカウボーイが約20年にわたって織り成す、“許されぬ愛”を描く。
2005年の映画界で最も注目を浴び、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞などに輝きながら惜しくも賞シーズンのハイライトとなるアカデミー賞で作品賞を逃してしまった本作。同性愛というセンセーショナルな題材を取り上げながら、詩情豊かに普遍的な愛の物語へと高めたリー監督(「グリーン・デスティニー」)の演出手腕は確かで、H・レジャー、J・ギレンホール、M・ウィリアムズ(「ブルーバレンタイン」)、A・ハサウェイ(「レ・ミゼラブル」)ら当時の若手俳優陣が、登場人物たちの長年にわたる葛藤を熱演した。
放送内容
1963年、ワイオミング。ともにカウボーイだが仕事にあぶれた20歳の青年2人、イニスとジャックは、ブロークバック山で放牧された羊の番をする季節労働者の仕事へ。毎日一緒に過ごすうち、イニスとジャックの間には愛情が生まれるが、雇い主に2人とも解雇されてしまう。やがてイニスはアルマという女性と、ジャックはラリーンという女性と結婚するが、4年ぶりに再会したイニスとジャックは以前のように愛を確かめ合い……。

『ブロークバック・マウンテン』(Brokeback Mountain)は、2005年製作のアメリカ映画。監督はアン・リー。主な出演者はヒース・レジャー、ジェイク・ジレンホール、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウィリアムズ。
概要[編集]
原作はE・アニー・プルーの同名の短編小説。アメリカ中西部を主な舞台として、1963年から1983年までの20年間にわたる、惹かれ合う2人の男性の姿を描く。
公開当初は「ゲイ・カウボーイ・ムービー」と評されたりもしたが、監督のアン・リー自身この映画を「普遍的なラブストーリー」と強調しているように、そのテーマが観客に広く受け入れられ、低予算で作られたにもかかわらず、アメリカ国内外で記録的な評価と興行収入をもたらした。
2005年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞。ゴールデングローブ賞では、作品賞(ドラマ部門)、監督賞、脚本賞、主題歌賞の4部門を受賞。
2006年のアカデミー賞においては、作品賞を含む同年作品中最多の8部門にノミネートされたが、作品賞は『クラッシュ』が受賞。監督賞、脚色賞、作曲賞の3部門にとどまった[2]。
登場人物 / キャスト[編集]
・イニス・デル・マー(Ennis Del Mar)演 - ヒース・レジャー、日本語吹替 - 森川智之ブロークバック・マウンテンの農牧場で季節労働者として雇われ、ジャックと出逢う。子供のころ、父親が暴行を加えて死亡させたと思われるゲイ男性の悲惨な死体を見せられ、同性愛の関係に悲観的になっている。
・ジャック・ツイスト(Jack Twist)演 - ジェイク・ギレンホール、日本語吹替 - 東地宏樹ロデオ好きのカウボーイ。ブロークバック・マウンテンの農牧場で季節労働者として雇われ、イニスと出会う。4年後に再会し、イニスと牧場を経営することを望む。
・ラリーン・ニューサム(Lureen Newsome)演 - アン・ハサウェイ、日本語吹替 - 甲斐田裕子ロデオクイーン。ジャックの妻。父親は農耕機材販売会社を経営する金持ち。
・アルマ・ビアーズ(Alma Beers)演 - ミシェル・ウィリアムズ、日本語吹替 - 小林さやかイニスの妻。イニスとジャックの関係を知り苦悩する。
ブロークバック・マウンテン
Brokeback Mountain
監督
アン・リー
脚本
ラリー・マクマートリー
ダイアナ・オサナ
原作
E・アニー・プルー
製作
ダイアナ・オサナ
ジェームズ・シェイマス
製作総指揮
ラリー・マクマートリー
ウィリアム・ポーラッド
マイケル・コスティガン
マイケル・ハウスマン
出演者
ヒース・レジャー
ジェイク・ジレンホール
音楽
グスターボ・サンタオラヤ
撮影
ロドリゴ・プリエト
編集
ジェラルディン・ペローニ
ディラン・ティチェナー

Brokeback Mountain is a 2005 American romantic drama film directed by Ang Lee and produced by Diana Ossana and James Schamus. Adapted from the 1997 short story of the same name by Annie Proulx, the screenplay was written by Ossana and Larry McMurtry. The film stars Heath Ledger, Jake Gyllenhaal, Anne Hathaway, and Michelle Williams and depicts the complex emotional and sexual relationship between Ennis Del Mar and Jack Twist in the American West from 1963 to 1983.[3]Google さん訳
Lee became attached to the project after a series of attempts to adapt the short story into a film by various directors never materialized. Focus Features would co-produce it alongside River Road Entertainment as well as distribute the film. Ledger and Gyllenhaal's casting was announced in 2003, and filming subsequently commenced in various locations in Canada in 2004. The following year, Brokeback Mountain premiered at the Venice Film Festival in September and was released on December 9, 2005.
The film received critical acclaim, mainly for Lee's direction and Ledger, Gyllenhaal, and Williams's performances, and was placed on many film critics' 2005 top ten lists. It was also commercially successful, grossing $178 million worldwide against its $14 million budget, withstanding issues regarding distribution in a number of countries. The film attained awards for Best Picture and Best Director at the British Academy Film Awards, Golden Globe Awards, Producers Guild of America Awards, Critics' Choice Movie Awards, and Independent Spirit Awards, among others. It also received nominations for eight Academy Awards, the most nominations at the 78th Academy Awards, where it won three–Best Director, Best Adapted Screenplay, and Best Original Score.
Brokeback Mountain was also a subject of controversies, such as its loss to Crash for the Academy Award for Best Picture in an upset as well as criticism from conservative media outlets. Conversely, while the sexuality of its characters has been heavily discussed, Brokeback Mountain has also been regarded as a stepping stone for the advancement of queer cinema into the mainstream. Years later, the film was selected for preservation in the United States National Film Registry by the Library of Congress in 2018. It is currently the most recent film to be included in the Registry.
Brokeback Mountainは、Ang Leeが監督し、Diana OssanaとJames Schamusがプロデュースした2005年のアメリカのロマンチックなドラマ映画です。 Annie Proulxによる同名の1997年の短編小説から改作された脚本は、OssanaとLarry McMurtryによって書かれました。映画はヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウィリアムズを主演し、1963年から1983年までアメリカ西部のエニス・デル・マーとジャック・ツイストの複雑な感情的および性的関係を描写しています。
リーは、さまざまな監督による短編小説を映画に適合させるための一連の試みが実現しなかったため、プロジェクトに執着しました。 Focus Featuresは、River Road Entertainmentと共同制作し、映画を配給しました。Ledgerとギレンホールのキャスティングは2003年に発表され、その後2004年にカナダのさまざまな場所で撮影が開始されました。翌年、ブロークバックマウンテンは9月のベネチア映画祭で初演され、2005年12月9日にリリースされました。
この映画は、主にリーの監督、レジャー、ギレンホール、ウィリアムズの公演で高く評価され、2005年の映画批評家のトップ10リストに選ばれました。また、1400万ドルの予算に対して1億7800万ドルの収益を上げ、多くの国での流通に関する問題に耐え、商業的にも成功しました。この映画は、ブリティッシュアカデミー映画賞、ゴールデングローブ賞、プロデューサーギルドオブアメリカ賞、批評家チョイス映画賞、インディペンデントスピリット賞などで、最優秀賞と最優秀監督賞を受賞しました。また、第78回アカデミー賞で最もノミネートされた8つのアカデミー賞にノミネートされ、3つのベストディレクター、ベスト脚本、ベストオリジナルスコアを獲得しました。
ブロークバックマウンテンは、保守的なメディアからの批判だけでなく、動揺してアカデミー賞の最優秀賞でクラッシュに負けたなど、論争の対象でもありました。逆に、キャラクターのセクシュアリティが頻繁に議論されてきましたが、ブロークバックマウンテンは、クィアシネマの主流への進歩の足がかりとも見なされています。数年後、この映画は、2018年に議会図書館によって米国国立映画登録簿に保存されるように選択されました。現在、登録に含まれる最新の映画です。

Heath Andrew Ledger[a] (4 April 1979 – 22 January 2008) was an Australian actor, photographer, and music video director. After performing roles in several Australian television and film productions during the 1990s, Ledger left for the United States in 1998 to further develop his film career. His work comprised nineteen films, including 10 Things I Hate About You (1999), The Patriot (2000), A Knight's Tale (2001), Monster's Ball (2001), Lords of Dogtown (2005), Brokeback Mountain (2005), Candy (2006), The Dark Knight (2008), and The Imaginarium of Doctor Parnassus (2009), the latter two being posthumous releases.[1] He also produced and directed music videos and aspired to be a film director.[2]Google さん訳
For his portrayal of Ennis Del Mar in Brokeback Mountain, Ledger won the New York Film Critics Circle Award for Best Actor and the Best International Actor Award from the Australian Film Institute; he was the first actor to win the latter award posthumously.[3] He was nominated for the BAFTA Award for Best Actor in a Leading Role[4] and the Academy Award for Best Actor.[5] Posthumously, he shared the 2007 Independent Spirit Robert Altman Award with the rest of the ensemble cast, the director, and the casting director for the film I'm Not There, which was inspired by the life and songs of American singer-songwriter Bob Dylan. In the film, Ledger portrayed a fictional actor named Robbie Clark, one of six characters embodying aspects of Dylan's life and persona.[6]
Ledger died on the afternoon of 22 January 2008[7][5] due to an accidental overdose of prescription medications.[8][9][10] A few months before his death, Ledger had finished filming his performance as the Joker in The Dark Knight. At the time of his death, The Dark Knight was in its editing-phase, and The Imaginarium of Doctor Parnassus was in the midst of filming, in which he was playing his last role as Tony. His untimely death also affected the subsequent promotion of The Dark Knight.[11] His role as the Joker in The Dark Knight earned him universal acclaim and popularity from fans and critics alike. Ledger also received numerous posthumous accolades for his performance in The Dark Knight, including the Academy Award for Best Supporting Actor, a Best Actor International Award at the 2008 Australian Film Institute Awards, the 2008 Los Angeles Film Critics Association Award for Best Supporting Actor, the 2009 Golden Globe Award for Best Supporting Actor – Motion Picture,[12] and the 2009 BAFTA Award for Best Supporting Actor.[4][13]
Heath Andrew Ledger [a](1979年4月4日-2008年1月22日)は、オーストラリアの俳優、写真家、ミュージックビデオディレクターでした。 1990年代にいくつかのオーストラリアのテレビや映画の制作で役を演じた後、1998年にレジャーは映画のキャリアをさらに発展させるために米国を去りました。彼の作品は19の映画で構成され、10の物事はあなたが嫌い(1999)、パトリオット(2000)、騎士の物語(2001)、モンスターのボール(2001)、ロードオブドッグタウン(2005)、ブロークバックマウンテン(2005)、キャンディ(2006)、ダークナイト(2008)、イマジナリウム・オブ・ドクター・パルナッソス(2009)、後者2は死後のリリースです。[1]彼はまた、ミュージックビデオを制作および監督し、映画監督を目指していました。[2]
ブローカーバック山でのエニス・デル・マーの描写で、レジャーはオーストラリア映画協会からニューヨーク映画批評家サークル賞および最優秀国際俳優賞を受賞しました。彼は死後、後者の賞を受賞した最初の俳優でした。[3]彼は、BAFTA主演男優賞[4]およびアカデミー賞最優秀男優賞[5]にノミネートされました。死後、彼は2007年のインディペンデント・スピリット・ロバート・アルトマン賞を、アメリカのシンガーソングライターのボブ・ディランの人生と歌に触発された映画「I'm Not There」のアンサンブルキャスト、監督、キャスティングディレクターと共有しました。映画の中で、レジャーはディランの人生とペルソナの側面を具体化する6人のキャラクターの一人であるロビー・クラークという名前の架空の俳優を描いた。
レジャーは2008年1月22日の午後に死亡しました[7] [5]、誤って処方薬を過剰摂取したためです。[8] [9] [10]彼の死の数ヶ月前、レジャーはダークナイトのジョーカーとしてのパフォーマンスの撮影を終えていました。彼の死の時点で、ダークナイトは編集段階にあり、パルナッソス博士のイマジナリウムは撮影の最中にあり、そこでトニーとしての最後の役割を演じていました。彼の早すぎる死は、その後のダークナイトの昇進にも影響を及ぼしました。[11]ダークナイトでのジョーカーとしての彼の役割は、ファンや批評家からの普遍的な称賛と人気をもたらしました。レッジャーはまた、ザ・ダークナイトでの彼のパフォーマンスに対して多数の死後の称賛を受けました。その中には、最優秀助演男優アカデミー賞、2008年オーストラリア映画協会賞最優秀男優賞、2008年ロサンゼルス映画批評家協会賞最優秀助演男優賞、2009年ゴールデングローブ賞[12]、最優秀助演男優賞、2009年BAFTA賞。[4] [13]

ヒース・アンドリュー・レジャー(Heath Andrew Ledger, 1979年4月4日 - 2008年1月22日)は、オーストラリア出身の俳優。
オーストラリアでテレビ・映画に出演した後、1999年に『恋のからさわぎ』でハリウッドデビューを果たす。当初はアイドル路線的な注目だったが、ほどなくして本人がこの路線を拒否し、以後出演作品を選ぶようになった。
『ブロークバック・マウンテン』(2005年)の演技が絶賛され26歳でアカデミー主演男優賞にノミネート、一躍若手演技派俳優と目されるようになった。
その後も順調にキャリアを重ねていったが、2008年、睡眠薬等の薬物併用摂取による急性薬物中毒により急死。死後、『ダークナイト』(2008年)の演技により、アカデミー助演男優賞を受賞した。28歳での同賞受賞は史上4番目の若さだった。
キャリア[編集]
オーストラリア時代[編集]
10歳の時に地元の劇団に所属し、オーストラリア国内の舞台やテレビに出演。小さい役ながら1992年公開の『Clowning Around』に出演している。1996年、オーストラリアのテレビドラマ『Sweat』でレギュラー役をつかむ。番組自体あまり人気がなく、また役柄がゲイ役だったこともあり、この頃、街中で嫌がらせやいじめを受けることもあったというが、彼の演技は業界関係者の注目を浴び、これが本格的なキャリアの出発点となった[6]。その後、1997年公開のオーストラリア映画『ブロックロック』で本格的に映画デビューを果たし、同年に全米放送のテレビシリーズ『Roar』でさらに注目を集めた。
ハリウッド進出[編集]
1999年公開の『恋のからさわぎ』でハリウッドに進出。この映画の成功で、ヒース・レジャーのもとにはアイドル路線的な役柄のオファーが殺到するようになったが、本人がこの路線を拒否し、エージェントにはシリアスで重みのある役柄を演じたいと申し入れた。しかし、大した実績もない駆け出しの若手俳優にそうしたオファーがそうそう来るはずもなく、その後ほぼ1年間、本人いわく「ヌードルと水」だけの貧窮生活を送ることになった[7]。
2000年、ヒース・レジャーは『パトリオット』に出演してメル・ギブソンの息子役を演じた。この映画の評価自体は二分されたものだったが、レジャー自身は「メジャーなスターになれるだけの才能とルックスを備えている」と評価されるなど、その演技は好感をもって受け入れられた[8]。
2001年公開の『チョコレート』では、ビリー・ボブ・ソーントンの息子役を演じた。冒頭40分足らずの出演であったが、その演技は「短いながらも強烈な存在感」との批評を得るなど[9]、単なる若手アイドル俳優ではないことを示した。ダニエル・デイ=ルイスも、後年の全米映画俳優組合賞での追悼スピーチの中で、『ブロークバック・マウンテン』とともにこの映画での彼の演技を讃えている。
2001年公開の『ROCK YOU!』でハリウッド作品に初主演する。この作品は全米興行収入初登場1位を記録、約5600万ドルのヒットとなりトップスターの仲間入りを果たす。この年のピープル誌の「最も美しい人物50人」にも選出された。その後も『サハラに舞う羽根』や『ケリー・ザ・ギャング』、『ブラザーズ・グリム』など、様々なジャンルの映画に出演した。これらの映画において、ヒース・レジャーの演技はそれなりに評価される向きもあったものの、映画自体の興行がいずれもふるわず、また批評家からの作品レビューも辛辣なものがあった。
『ブロークバック・マウンテン』[編集]
2004年製作、2005年公開の映画『ブロークバック・マウンテン』にイニス・デルマー役として出演した。ヒース・レジャーは、せりふの少ないこの主人公の20歳から40歳近くまで20年に及ぶ役柄を、わずかなメイクと、あとは歯を食いしばるようなしゃべり方や声の調子を変えることで演じた。抑制的な、ときに激情を爆発させる彼の演技は、批評家からマーロン・ブランドやショーン・ペンのそれに比せられるなど、手放しの絶賛を受けた。
ヒース・レジャーはこの役でニューヨーク映画批評家協会賞などを受賞。また、史上9番目(26歳と302日)の若さでアカデミー主演男優賞にノミネートされ、映画芸術科学アカデミーの会員に招待された[10]。
『ブロークバック・マウンテン』は2005年度の各映画賞を総なめにした。また、当初全米で5館のみという上映であったが次第に上映館を増やし、興行収入もこの種の映画では考えられないほど記録的なものになった。
『ブロークバック・マウンテン』以後[編集]
第64回ヴェネチア国際映画祭にて。左からリチャード・ギア、トッド・ヘインズ、シャルロット・ゲンズブール、ヒース・レジャー。
『ブロークバック・マウンテン』の後、ロマンティック・コメディ映画『カサノバ』に出演した。作品自体評価のあまり高くないドタバタ喜劇で、「レジャーのカリスマ性と知性は、発想が陳腐で演出も不器用なこのバロック風駄作には、もったいなさすぎる」(『英タイムアウト誌』)[11][12]と、前作で名声を得た彼がこうしたB級映画に出ることを惜しむ批評もあったが、レジャー自身はこの映画の出演を楽しんだ。
2006年公開のオーストラリア映画『キャンディ』では、ドラッグに溺れる詩人志望の役柄を演じた。映画自体は『ブロークバック・マウンテン』以前に撮られていたが、公開は2006年まで先延ばしにされていた。低予算で作られた映画だったが、『ブロークバック・マウンテン』以降のヒース・レジャーの人気もあって、公開されるとそれなりの興行収入を叩きだした。彼の演技も「レジャーは、まっすぐに生きられない人間を、傑出した才能で演じた」「彼は冒頭からキャラクターになりきっている」(『ニューヨーク・タイムズ』)[13]と評されるなど、批評家から高い評価を受けた。
2007年公開の『アイム・ノット・ゼア』では、ボブ・ディラン役を演じる6人の俳優の1人として出演した。この映画がヒース・レジャーの生前に公開された最後の映画となった。
『ダークナイト』[編集]
2008年の死後に公開された『ダークナイト』では主人公バットマンの宿敵ジョーカーを演じた。ヒース・レジャーは、一ヶ月間ロンドンのホテルにひとりきりで閉じこもり、ジョーカー独特の声や笑い方を作り上げるなどして圧倒的な役作りで撮影に臨み[14][15][16]、ジャック・ニコルソンとはまた違ったジョーカー像を創造することに成功し、批評家から高い評価を得た。
この作品で彼はアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞 助演男優賞、英国アカデミー賞 助演男優賞など主要映画賞を総なめにした。故人のアカデミー賞受賞は、ピーター・フィンチ以来32年ぶり2例目となる。アカデミー授賞式には亡き本人に代わり、両親と姉が出席。父親のキム・レジャーは、「息子の演技を評価していただき、ありがとうございます」と礼を述べた。また、関係者にも感謝の意を伝え、「息子は映画の世界を愛していました」とメッセージを送った。また、同助演男優賞の中では史上4番目(28歳と324日)の若さでの受賞となった。
死亡時、テリー・ギリアム監督作『Dr.パルナサスの鏡』の撮影途中であったため、ジョーカーを演じた『ダークナイト』が遺作になるものとみられていたが、親友のジョニー・デップ、コリン・ファレル、ジュード・ロウが代役の出演を快諾して製作の続行が可能になり、無事に完成し公開された。なお、本作でのヒースの演技はカット・加工されることなく予定通り使用された。さらに、ヒースの代役を務めた3人は出演料のすべてを娘のマティルダに寄付した[17]。











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