
新型コロナウイルスの感染者急増を受け、首都圏一円で人の流れを抑えようとする動きが28日、始まった。東京都などが「オーバーシュート(爆発的な患者急増)を防ぐ重大局面」として不要不急の外出自粛を求めた週末初日。繁華街に人の姿は少なく、上野公園(台東区)などの花見の名所も一部規制され、首都は厳戒ムードに包まれた。
都内では27日まで3日連続で40人以上の感染が確認され、全国で最も多い計297人となり、感染経路が不明のケースが急増。小池百合子知事は25日に週末の不要不急の外出を避けるよう要請。26日には神奈川や千葉、埼玉など首都圏の知事が各県民に「東京への移動自粛」を求めた。

「おばあちゃんの原宿」といわれる巣鴨地蔵通り商店街(東京都豊島区)では、臨時休業する店が相次ぎ、普段の週末より少ないものの、人通りは絶えなかった。
野菜を買いに訪れたという近所の女性(78)は「外出自粛中なので、『人に見られると恥ずかしい』と思いながら家を出てきたが、意外と人がいた」と拍子抜けした様子。娘と2人で板橋区から来たという女性(82)は「池袋に買い物に行ったけれど百貨店が閉まっていたので」と話し、散歩を楽しんでいた。
商店街の洋食店経営者(81)は「昨日と比べると人出は変わらない。要請があっても出歩く人は出歩くのでしょう」と複雑な表情で話していた。
■青パト呼びかけ
「皆さんの行動が感染の拡大を防ぐことにつながります」
板橋区の仲宿商店街では、区の青色防犯パトロールカー(青パト)が外出自粛を呼びかけながら走行した。この日の商店街は買い物客で普段の週末と変わらないにぎわい。青パトの運転手を務めた男性(54)は「外出自粛が浸透していない。広報が重要だと思った」と語った。
文京区も青パトによる巡回を実施。スピーカーで「換気の悪い密閉空間」「多くの人が密集」「近距離での会話」の3条件が重なる場所を避けるよう求めた。

福岡県内で28日、新たに6人の新型コロナウイルスへの感染が確認されたことなどを受け、28日夜、小川知事が不要不急の外出の自粛を急きょ呼びかけたことから、福岡市の繁華街では人通りが減って、いつもの日曜日とは違う様子となっています。

新型コロナウイルスの感染者が急増している東京都で、今後、爆発的な感染につながるおそれがあるとして、自宅で仕事し、外出を自粛するよう強く呼びかけたことを受け、福岡県と都内を行き来する人たちにも影響が出ています。











兵庫県姫路市は27日、東京から23日に帰省した30代の女性が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。市によると、女性は11日からにおいを感じにくくなっており、27日に検査を受けて陽性と判明。市の聞き取りに「(感染が確認されたプロ野球阪神の)藤浪晋太郎投手と同じ症状だったので心配になった」と話したという。
市によると、女性は飲食店の従業員。帰省翌日の24日に医療機関を受診したが嗅覚の状態が改善せず、27日に市の相談窓口に連絡して検査を受けた。
発表では、女性は新幹線を利用し、姫路駅からは自家用車で帰宅。実家で暮らす50代の母親に目立った症状はないという。市は今後、症状が出始めて以降の女性の行動などを詳しく調べる。
藤浪投手は検査を受ける際、ファンらへの啓発も念頭に実名での報道を望んでいた。 (小川 晶)












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