March 9, 2006
XML




あたしは売春婦だし、
あそこは女が男に身体を売る街だわ。
だけど、それがどうしたって言うの?
身体を売るのは罪悪だけど、
魂を売るのはかまわないとでも言うの?
学者や評論家は知識を売る、
作家は小説を売るじゃない。
政治家が顔を売ったり、
宗教家が神様の教えを売ったりするのも
みんな同じことよ。
スポーツマンは技を売るんだし、
あたしたちは身体を売ってる。
それが世間から汚らしい目で
見られていることはしってるわ。
でも、あたしはそのことを
ちっとも恥ずかしいなんておもってやしないのよ。




五木寛之/講談社

青春の門(第2部)改訂新版



的を得た事言ってるなあ
たしかに魂売った奴とか
そこらじゅうにウヨウヨおるわ。



青春の門(二) 自立編 
五木寛之/講談社

昭和20年代、九州の筑豊で伊吹信介は多感な10代を過ごす。
この本は信介が東京の大学に入り半年を過ごすまでの話。
両親を失った信介は親代わりの竜五郎に住所も教えず
自分で生きていこうと授業よりもアルバイトをし

もちろんオネーチャンも見てまわり
男として 性長 、いや 成長 していく。


うーん、めっちゃおれ自身の経験とかぶるな。
自分の居場所を教えず、自分でつうかう金を稼ぎ
オネーチャンとの出逢いで大きくなって・・・

信介と同年代でこの本を読んでたら
もっと違う感想と刺激やったと思うが
出逢うべくして出逢ったのでこれでいいのだ。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  July 16, 2007 12:20:55 PM
[読書 マンガを含む] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: