June 28, 2007
XML




卒業式まで死にません
著者: 南条あや
出版社: 新潮社

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ここにいるのは、特別な女の子ではありません。もしかしたら自分だったかもしれない「もう一人のあなた」です。渋谷、ゲーセン、援交、カラオケ―。青春を謳歌しているイマドキの女子高生かと思いきや、実は重度のリストカット症候群をしてクスリマニア。行間から溢れ出る孤独と憂鬱の叫びが、あなたの耳には届くでしょうか。死に至る三ヶ月間の過激にポップなモノローグ。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
南条あや(ナンジョウアヤ)
1980(昭和55)年8月13日、東京生れ。本名・鈴木純。南条あやはハンドルネーム。中学一年のときに初めて手首を切り、以降何度もリストカット、自殺未遂を繰り返す。高校時代、パソコンを手に入れたのをきっかけに、インターネットで身辺雑記や精神科入院日記を公開、人気を博す。ネットアイドルとも呼ばれ、雑誌『GON!』に連載を持ったり、テレビの取材を受けたりした。'99(平成11)年3月30日、他界。享年18歳。2000年8月に刊行された『卒業式まで死にません』はロングセラーとなり、同じような悩みを抱える十代のバイブルとなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


この本は、まだブログという呼び名もない頃に
彼女が書いていた日記 のうち、死亡する3ヶ月前を中心に編集した物です。


この本を読んで最初に思ったのは・・・・・

年頃の娘 を持つ親が読んだら
たまらんやろうなあ。
しかし、実際はこの本を最も読んでるのは、同じ年代で
同じように悩んでる人たちなんよなー。
彼女の写真を見たら可愛い笑顔してる。
もったいない!


もちろん学校の成績がいいという意味ではなく
文章構成力、状況把握力と行動に移す力がある。
本当なら暗く、苦しい話をボケと突っ込みと笑いを織り交ぜて
軽い文体で書いている。
これも彼女が自分を保つための
精一杯の手段やったんとちゃうやろか?
もうすこしアホに生まれとったらもっと楽に
生きていけたんとちがうやろか?
その賢さゆえに、自分をどう扱ってよいか分からず
重さに耐えかね苦しんだんやないかな?
「存在の耐えられない軽さ」 やっても困るけど。


著者: ミラン・クンデラ
出版社: 集英社




彼女の日記に書かれた像からしか判断できないけどちゃんと
「親」の仕事してないようや。
彼女同様に精神的疾患を抱えて通院してたみたいやけど
娘の学費が払えないほど貧乏なのに金払って刺青入れるとか
娘が死んでから、その戒名をまた刺青入れるとか
何がなんやか分けわからん。



と言ってもSとかMとかXとかLやないですよ。
向精神薬、眠剤などをアクセのように集めたり飲んだり。
学校の保健室に行き、好きあらば備品や健康情報名簿を
盗み出そうとしたり。
薬学部か、そういう専門学校に行こうとは思わんかったんかな?
高校を卒業して進路はフリーター。
帰属する場所がないことを凄く脅えていたように感じる。

結局卒業の数日後、薬の大量摂取により死亡。
本来なら、直ぐに死亡するような量ではなかったが
普段からリスカや自傷行為を繰り返していた為
心臓が弱まっていたらしい。

直前に、自殺をほのめかすようなメールを送っていたり
死を感じさせる詩を、HPにUPするよう前もって
彼氏に頼んでいたり、計画的な自殺ではないかと
とれる節もあるらしいが真相は不明。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  June 28, 2007 11:06:04 PM
[読書 マンガを含む] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: