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2008.02.14
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カテゴリ: イタリア映画


パゾリーニ監督が本作を撮ったあと、エキストラの少年に撲殺されたことも、変態の極みと言える本作を観れば納得です。
撮影現場はいったいどんなだったのだろう。こんな作品が存在していることに、ある意味感慨。
ビデオとはいえ、レンタル店に並んでいることに驚きますが、分類は社会派ドラマ。その方面に訴えた作品であることを踏まえて観れば良いのかもしれません。
こちらも 死ぬまでに観たい映画1001本 に選ばれています。


 (あらすじ) サド原作「ソドムの百二十日」の舞台を、44年のイタリアに時代を移して映画化。4人の権力者が、美少年美少女を相手に性的な狂宴を繰り広げる。アナーキーで、グロテスクなパゾリーニの遺作。

sodom_0000251.jpgfilm_salo.jpg


 史上一位二位を争うゲテモノであるからという理由で、映画好きな方が手に取ることは多いと思います。観ておきたい映画でしたが、やはり気分が悪くなりました。
嫌悪感で、2時間がけっこう辛い。ただ良くも悪くも、ここにしかない無二の作品でした。



この行為は 美の追求 である―――といいますが。  追求しているのは本当に<美>なのでしょうか。なにかをとことん追求しているのはわかるけれど、そうは思えない。

ナチス蔓延る44年のイタリアが舞台、血も涙もない4人の権力者は当時のファシストと、ラストでダンスに耽る少年警備兵たちはヒトラー・ユーゲントと重なります。
原作では18世紀のスイス。設定を変えたニュアンスは伝わりました。



監督  ピエル・パオロ・パゾリーニ
製作  アルベルト・グリマルディ
原作  マルキ・ド・サド
脚本  ピエル・パオロ・パゾリーニ  セルジオ・チッティ
撮影  トニーノ・デリ・コリ
音楽  エンニオ・モリコーネ
出演  パオロ・ボナチェッリ  ジョルジオ・カタルディ  カテリーナ・ボラット

(カラー/117分/イタリア・フランス合作/SALO O LE 120 GIORNATA DI SODOMA)






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Last updated  2011.02.15 11:31:37
コメント(8) | コメントを書く


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Re:【ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市】 1975年 サドの世界へ (02/14)  
ベティ333  さん
この監督さんエキストラに撲殺されたんですか(驚)
映画は私は観れないと思います。
美の追求・・・。そんなのわからんでいいかも?
はるさんの感想を読んでるだけでも嫌悪感が・・・。
でもこういうのがいいって思う人もいるんでしょうね! (2008.02.16 23:47:44)

ベティ333さん  
はる*37  さん
>この監督さんエキストラに撲殺されたんですか(驚)

そうらしいです。
こういう作品を心底楽しめる人もいるのでしょうね。
観ておきたい作品でしたが、面白いとは遠いです。 (2008.02.17 17:38:00)

Re:【ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市】 1975年 サドの世界へ (02/14)  
ヤスカイ  さん
こんばんは。

こういうのこの時代(現在ね)には、いくらでも転がっている映像、画像ですよね。
私もノーマルのつもりですから、同じく嫌悪の感覚ですが、ちょこっと検索してみるとメチャクチャ多い。つまりお好みの方々は意外と多数かもしれないと思ったりもするんです。いやはや・・・・ですけどね。

開高さんの本にオシッコを飲みたがる男の話があったのを憶えておいででしょうか? それにも拘りがあって、「あなたのオシッコのそのままが飲みたい」とか言ってましたよね。彼女が気を利かせて暑いさなかに、冷蔵庫で冷やしたオシッコを置いておいたら、すっかりガッカリして、彼の偏愛は冷えてしまったとか。
こういうアブノーマルな話は、もしかしたらそう思い込んでいるがゆえに隠しているだけで、実際は・・・・
などと考えていると危ないことに興味を持ってしまいそうだから・・・やめたほうがいいでしょう。こんなの観なくてもいいのでは? 
はるさん、おかしくなっちゃうよ(笑)
(2008.02.17 18:17:24)

ヤスカイさん  
はる*37  さん
>こういうのこの時代(現在ね)には、いくらでも転がっている映像、画像ですよね。

そうですね。サドの本だっていまだに読み継がれていますね。

>開高さんの本にオシッコを飲みたがる男の話があったのを憶えておいででしょうか?

憶えています。

>こんなの観なくてもいいのでは? 
>はるさん、おかしくなっちゃうよ(笑)
-----

そうでしょうか。
もう多少は可笑しいのでしょう(笑)
レンタル店から消えてしまう前にと手に取りましたが、死ぬまでに観たい1001本としても観ておきたい作品です。
興味は持たないから安心してくださいね(笑)
(2008.02.18 08:11:18)

Re:【ピエル・パオロ・パゾリーニ/ソドムの市】 1975年 サドの世界へ (02/14)  
Lake Moraine  さん
はるさんの淡々としたレビューで逆に凄まじさを感じました。
ある意味 人の想像力を 通常のベクトルの逆方向に向けて
唯一無二と思えるほどに 表現しようとした作品なんでしょうか。
ところで パゾリーニの名前とスキャンダルは覚えてましたが
ついでに”世界残酷物語”という映画を思い出して同じ監督だったかなと思う反面、なんか題材の方向が違うなと調べたら撮ったのはヤコペッテイ監督でした。なさけない私の記憶力 (2008.02.19 01:15:02)

Lake Moraineさん  
はる*37  さん
>ある意味 人の想像力を 通常のベクトルの逆方向に向けて
>唯一無二と思えるほどに 表現しようとした作品なんでしょうか。

そのとおりだと思います。
唯一無二、そんな作品でした。

>”世界残酷物語”という映画を思い出して

タイトルしか知りませんが、こちらも監督はイタリア人なんですね。
国民性もあるのかしら。
ドキュメでないぶん、作り上げられた狂乱と静寂などのバランスが、何気に芸術を匂わせます。 (2008.02.19 09:09:09)

パゾリーニの絶望の世界ですか・・・  
racquo  さん
はる*37さん、物凄い映画をご覧になったようですね。
実はボクは、頭ではもっと何度も見たいと思いながら、
2つの理由から二度と見たくない映画でもあります。

その理由の第1は、表面的な映像の問題。これの説明は必要ないですね。
第2の理由は、この映画の上記第1の問題ではなく、
それを使ってパゾリーニが裏に比喩的に描いていること、
それは信ずる価値を失ってしまった現代の我々の絶望的状況であり、
また権力構造の問題であり、どちらも真面目に考えなければならないことではあっても、
できればそれを見ずに済ませたいという欲求があるわけです。

詩人ボードレールの唯一の小説『ラ・ファンファルロ』の中に、

 「真理に対する節度のない欲求に取り憑かれた
  精神以外には役に立たない恥ずべき書物・・」

という行があるけれど、
この映画はそういうものかも知れないません。

この映画の表面のグロテスクさなどを云々してもあまり意味はありません。

ネットに日本語で書かれたこの映画の適切な解説がないか探したら、
こんなのがあったので、ちょっと長いですが、覗いてみて下さい。

www005.upp.so-net.ne.jp/guillo/pppstudy/ppp/esalo01.htm
(2008.02.20 04:00:45)

racquoさん   
はる*37  さん
>現代の我々の絶望的状況であり、
また権力構造の問題であり、どちらも真面目に考えなければならないこと

そうですね。
目には不快な映画を、これを理解するが故に再度観るなんて、もうないと思います。

>ネットに日本語で書かれたこの映画の適切な解説がないか探したら、
こんなのがあったので、ちょっと長いですが、覗いてみて下さい。

覗いてみました。
参考になりました。ありがとうございます。 (2008.02.20 12:44:46)

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