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2025.09.14
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この二つの料理は、見た目は似ているが、その調理法や味わい、そして文化的背景は大きく異なるらしい。
吾輩は、そんなふぐの二つの顔を、猫なりの視点で分析し、その魅力を語り尽くす。

まず、天ぷらだ。主人の話によれば、一夜干しや生のふぐを薄い衣で揚げるらしい。
これにより、素材そのものの旨味と、衣の香ばしさを同時に楽しめるという。
まるで、吾輩が日向ぼっこをしながら、時折そよ風を感じるような、軽やかで心地よい食感なのだろう。
塩や天つゆでシンプルに味わうのが流儀だというから、まさに素材の味を最大限に引き出す、粋な食べ方と言える。
しかし、吾輩が思うに、人間はなぜあんなに手間のかかることをするのだろうか。
ただ焼いて食べればいいではないか。いや、それだと旨味が半減してしまうのか。


その天ぷらが、うどんのトッピングになるというのだから、驚きだ。
下関駅構内で提供されている「ふぐ天うどん」は、一夜干しされたふぐの天ぷらが、優しい出汁に浸かっているらしい。
主人は、その天ぷらがサクサクからふんわりへと食感を変える様を、まるで魔法のように語る。
吾輩も、時折、主人の足元で転がっているおもちゃを、爪で引っ掻いて遊んでいるうちに、突然飽きて、違うおもちゃに興味が移る。
その心変わりのスピードと、天ぷらの食感の変化は、似ているような気がしないでもない。
いや、全く似ていない。

そして、一部のこだわりの店では、一夜干しにしたふぐのあらや骨を丁寧に焼いてから出汁に使っているという話には、吾輩も唸ってしまった。
いや、唸ってどうする。吾輩は猫だ。
しかし、このこだわりは、人間たちの食に対する情熱を感じさせる。
猫の吾輩からすれば、鰹節の頭から尻尾まで、余すことなく味わい尽くすのは当然のことだ。
いや、骨は食べにゃい。 喉に刺さる。


ふぐの繊細な甘みや旨味が、出汁全体に溶け込み、他にはない唯一無二の味わいを生み出している。
この出汁を一口飲んだら、きっと吾輩は、人間たちに頭が上がらなくなるだろう。
いや、頭を下げてどうする。
吾輩は猫である。主人のことすら下僕だと思っているのに、人間に頭を下げるなど、あってはならないことだ。

次に、唐揚げだ。こちらは、天ぷらとは対照的で、しっかりとした味が特徴だ。

外はカリッと、中はふっくらとした食感は、まるで吾輩が獲物を追いかける時の、集中力と瞬発力のようなものか。
いや、違う。全く違う。
一口噛みしめると、ふぐ本来の豊かな旨味がジュワッと口の中に広がり、噛むたびに幸福感に包まれるという。
吾輩も、主人が持っているおやつをゲットした時は、同じような幸福感に包まれる。
そう考えると、人間も猫も、美味しいものを食べた時の感情は同じなのだろう。
いや、待てよ。猫のおやつは、人間のおやつよりも美味しい。たぶん。

この唐揚げは、ポン酢や柚子胡椒との相性も抜群で、定食や居酒屋メニューとして幅広く展開されているという。
唐戸市場やカモンワーフので味わえるという話を聞いて、吾輩はますます下関に行きたくなった。いや、行けない。
猫は電車に乗れない。
それに、そもそも吾輩は家猫だ。外の世界を知らない。
そう考えると、吾輩は井の中の蛙ならぬ、井の中の猫なのか。
いや、井の中の猫ではない。ただの家猫だ。

これらの料理は、高級食材であるふぐを、庶民的に楽しめる点で、下関の食文化を象徴するB級グルメと言えるという。
吾輩は、この言葉に深く同意する。
いや、同意してどうする。早くこのブログを書き終えて、昼寝をしなければならない。
今日の昼寝は、ふぐの天ぷらと唐揚げの夢を見ることになりそうだ。
いや、夢で見てどうする。現実で食べなければ意味がない。
そう考えると、吾輩の人生は、まだまだこれからだ。
いや、猫の人生は短い。今日中にふぐを食べる方法を考えなければ。

#下関 #ふぐ #天ぷら #唐揚げ #B級グルメ #山口グルメ #下関グルメ #山口県





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最終更新日  2025.09.14 17:53:52
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