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2025.09.30
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北九州市の茶屋町。
そこにひっそりと佇むレンガの陸橋、「茶屋町橋梁」――いや、正式には「茶屋川橋梁」と言うらしいにゃ。
明治24年に九州鉄道の大蔵線の一部として架けられたというから、吾輩のひげよりもずっと長い歴史を持っている。

茶屋町橋梁

槻田川の上にアーチを描くその姿は、まるで時間のトンネル。
煉瓦がぎっしりと積み重なっていて、よく見ると「げた歯構造」と呼ばれる独特の積み方が施されているにゃ。
これ、将来の複線化を見越して設計されたって話もあるらしくて、「明治の人、先読みすぎにゃ」と吾輩ひとり突っ込み。

今では鉄道として使われていないけれど、近代化産業遺産として、そして市の史跡として大切に保存されている。
橋の下をくぐると、ひんやりとした空気が流れていて、まるで明治の風がまだそこに残っているようだったにゃ。


茶屋町橋梁

誰もいない午後、吾輩は橋のそばでしばらく座っていた。
バイクの音も車の音も遠くに聞こえるだけで、ここだけ時間が止まっているみたいだったにゃ。
猫的には、こういう場所こそ「旅のごちそう」。歴史の重みと静けさが混ざり合って、心がふわっと軽くなる。

茶屋町のレンガ橋、ただの陸橋じゃないにゃ。
それは、明治の職人たちが未来に向けて積み上げた夢のアーチ。
吾輩、また来るにゃ。

#茶屋町橋梁 #茶屋川橋梁 #北九州の旅 #煉瓦アーチ #げた歯構造 #福岡県の旅 #近代化産業遺産





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最終更新日  2025.09.30 16:07:28
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