ひたすら無題

ひたすら無題

2003年11月03日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
見栄えを基本とするステルス表示(背景色と文字色を一致させて文字を見えなくする)を、『見栄えを排除すべきHTML』でどう表現するか。

これを綺麗なHTMLを目的にする場合、
<span class="hidden">ステルス部分</sapn>
とか<span class="secret">ステルス部分</sapn>
として、.hiddenクラスに対し、「背景色と同色の色付け」「ディスプレイにみえなくする」等のスタイルを適用すると、文法的にも機械的にも美しいHTMLになりますね。
コンピュータにはhidden=隠れ要素だと伝わり、人間にはCSSで実際の見た目として隠す。

と言うお話の続き。

>hiddenクラス…というのがあるデスカ。
いや、ないです(w


HTMLタグのclass属性の値は何でもいいです、本来は。そのクラス名に対してスタイルを関連付ける名前になるだけなので。


しかしHTMLの基本は、意味づけにあります。
マークアップする(タグで囲む)ことで、その囲まれた範囲に意味を与える、と言うのがHTMLです。
色をつける、フォントを大きくすると言うのはHTMLとは無関係の箇所で実現すべきものです。


その基本を元に考えた場合。
喩えば白い背景の時に白い文字で文章をみえなくしたい場合、
「タグ属性をclass=whiteとしてスタイルをcolor:white」
「タグ属性をclass=hidden としてスタイルをcolor:white」
としても結果は同じです。
どっちを選んでも文法的には全く問題ありません。

しかし前者はwhite、後者はhidden。



「何故白くしたのか?」と言う問いかけに対し、属性名にわざと「hidden」とつけることで意味を与えることに成功しているわけです。

たとえば、ユーザスタイルシート(HPの設定に関わらず、閲覧者が背景を指定できる)で背景色を灰色に固定している人がいたらどうなるでしょう?
管理者からすれば白背景に白文字で「隠したい」と言う目的を達成できますが、
その閲覧者からすれば、灰色背景に、白文字。何のためのマークアップかわかりません。

しかし、あえて「hiddenn」と指定しておけば、閲覧者が「ああ。ここは隠したい部分なのだな」と判断できるようになるわけです。


音声ブラウザでも同じですね。
音声で「このタグで囲まれた範囲はwhite」と言われても何のことやら分かりません。
しかし、「このタグで囲まれた範囲はhidden」といわれれば、何のためのマークアップなのか理解することはたやすくなります。


これはスタイルシートを使わずfontタグを使ったときも同様です。
と、いうか、より正確に言えば、こういった「何のためのマークアップなんだよ、これ?」ということを起こさないようにするために、「fontタグ等の見栄えを既定するタグは廃止」となっているわけです。


ですから、class属性につける名前は「隠し」でも「透明」でも「ステルス」でも何でもいいのですが、「白」とか「黒」とかは(文法的には間違ってませんが)あんまりお勧めできないわけです。

少なくともこれからの時代、これが理解できるかどうかが、本当の意味でHTMLを書けるかどうかに関わります。
HP作れる=HTML書けますではありませんのでご注意を。





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最終更新日  2003年11月03日 22時47分38秒
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