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「一度、監督からひくことで、(チームに)いい風が吹いてくれたらいい」。試合終了後、ユニホームのままで会見に臨んだ伊原監督。開幕から2カ月余りでの休養表明は突然にもみえるが、開幕当初から選手との間には「距離感」が生じていた。
11季ぶりの監督復帰で打ち出したのが規律だった。ユニホームの着用の仕方にも注文をつけるなど、厳しい指導方針でチームの再建を図ったが、選手との距離を感じさせられた象徴的な出来事が5月16日に秋田市内で行われた全体練習だった。この日は暴風雨だったが、屋外での練習を決行。長期の遠征中だったこともあり、一部の選手からは反発の声が上がった。「選手との間にギャップはなかった」と伊原監督は話したが、一体感を構築できなかったチームが低迷するのは必然でもあった。
休養宣言を受け、主将の栗山は「選手にも責任はある。一致団結するしかない」と話した。かつての常勝軍団は、再び輝きを取り戻せるだろうか。
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