Divertimento

弘前市のりんご園では農家の人が作った巣箱でフクロウのヒナがすくすく成長しています。 　小田アナウンサーのリポートです。   　弘前市の郊外にある河越一之さんのりんご園です。 　巣箱を設置した息子の拓未さんに案内してもらいました。  ★青森放送　小田安珠　アナウンサー 「あ、これですね！へえー！フクロウいるんですか？」  　親鳥が巣から離れているのを十分確認して巣箱の中を見せてもらいました。  ★青森放送　小田安珠　アナウンサー 「あーかわいい！かわいいです！こっち見てます！」  　ヒナたちを刺激しないように小型カメラで中の様子を見てみます。  ★青森放送　小田安珠　アナウンサー 「私が巣箱の中をのぞいた瞬間、何度も目をパチパチまばたきをさせて」  　拓未さんたちも作業の合間にヒナの様子を眺めて癒やされています。  ★りんご農家　河越拓未さん 「かわいいなって　見守る程度であまり近づかないでやっています」  ★青森放送　小田安珠　アナウンサー 「どうしてこのりんご園にフクロウを呼ぶための巣箱を設置するんですか？」  ★りんご農家　河越拓未さん 「ネズミを捕ってもらえればと思ってちょっとでも減ればいいなと思ってやりました　（ネズミが）木を食べてそれで枯れてしまうので」  　春先に増えるネズミの食害は多くのりんご農家を困らせています。 　拓未さんはネズミを捕まえて食べるフクロウを園地に呼び込もうとことし初めて巣箱を作り設置しました。 　巣箱の設置は近くのりんご農家、千葉悟さんが手助けしました。 　千葉さんは７年前からフクロウが繁殖しやすいりんご園づくりに取り組んでいます。  ★りんご農家　千葉悟さん 「（巣箱は）八角形のほうが（フクロウが）入りやすいから八角形にしたほうがいいよと」  　拓未さんは古い材木を使うなどフクロウが巣箱に入るよう工夫も凝らしました。  ★りんご農家　河越拓未さん 「この辺にずっといてもらえればまた来年も入ってくれれば」  　すくすく成長しているヒナは巣箱の入り口にちょこんと座ることも…。 　巣立ちの時が近づいています。 　岩木山のふもとに広がるりんご園ではフクロウとりんご農家が共生しています。