Divertimento

５６人。この数字は、青森県内で２０２１年、山で遭難した人の数です。このうち７人が亡くなっていて、３人が山菜取りによるものです。春の山菜採りシーズンを迎え、多発する山岳遭難を防ぐために、平川市に黒石警察署の臨時交番が開設されました。  ２７日の開設式は、あいにくの雨でしたが、関係者およそ２０人が参加し、交番の入り口に葛川臨時交番と書かれた看板を設置しました。  【黒石警察署　藤田陽一署長】 「シーズンになりますので、高齢者の方々は特に何ですけれども、自分の体調に合わせて入山していただく。行き先と帰ってくる時刻なんかも家族に伝えていただければと思います」  【葛川普通共用林組合　木村陸男組合長】 「雨降ればどうしてもガスもかかるし、方向が全然、上見ても木も見えなくなるし、それが一番怖い」  葛川臨時交番は、この時期多発する山岳遭難の防止や、遭難発生時の初動対応の拠点となります。  黒石警察署管内では、２６日だけで２件の山岳遭難が発生していて、警察は注意を呼び掛けています。