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May 29, 2024
カテゴリ： 国際報道
【図解】「梅毒」注射1回で治療できる新薬とは
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Q 最近、梅毒が流行していると聞いたよ。
ヨミドック ウイルスや細菌が、性によって性器や肛門などに接触して感染する病気を総称して「性感染症」といい、梅毒もその一つです。 国立感染症研究所によると、昨年は1万4906人（速報値）が梅毒と診断され、3年連続で過去最多を更新しました。男性は20～50歳代、女性は20～30歳代で、感染者が多く出ています。
読売新聞社
Q 感染したらどうなる？
ヨ 梅毒は感染から時間が経過するにつれて症状が変化します。まず感染から数週間で、陰部にできものやしこりができます。かゆみや痛みはない場合が多いですね。治療しなくても数週間で消え、1～3か月後に、今度は赤い発疹が手のひらや足の裏、おなかなどに出ます。これも数週間のうちに消えます。 ただ、症状が消えたからといって治療せずに放置すると、病気が進行し、数年から数十年たって心臓や脳に障害が起きることがあります。
Q 検査と治療の方法は？
Q どうして？
ヨ 梅毒は、感染した妊婦から胎盤を通じて胎児に感染します。「先天梅毒」といって、死産や赤ちゃんが重い障害をもって生まれることにつながります。妊娠中に感染がわかり、抗菌薬を飲んだ場合でも、14％が母子感染を防げなかったという調査結果もあります。妊娠の前に検査と治療を受けることが大切です。
ヨミドックは読売新聞の医療サイト・ヨミドクターのお医者さんキャラクターです
Q 他の性感染症は？
ヨ クラミジアや淋（りん）菌感染症の感染者も、若い世代に目立ちます。特に女性は症状が出にくく、気が付かないうちに進行して不妊症の原因となることもあります。
性感染症の多くは免疫ができないので、何度も感染し、知らないうちにパートナーに感染させるリスクがあります。予防には、どんな時にもコンドームを正しく装着することが重要です。感染が心配な時は、自分と大切な人を守るため、パートナーに正直に話し、一緒に検査を受けましょう。
（安藤奈々／取材協力＝川名敬・日大産婦人科教授、尾上泰彦・プライベートケアクリニック東京 新宿院院長）
最終更新:5/29(水) 17:10 読売新聞（ヨミドクター）
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