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2012年05月13日
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無駄なものを覚えない人間の脳(記事)

日記の更新が滞っていて申し訳ありません。

連絡やメッセージで
ご心配頂いたりしたんですが

連休明けて、ちょっと忙しかっただけで
体調は、いつも以上に元気です。

ありがとうございます。

さて、連休が明けてから


テスト発表があったりして
1年生は、初めての『テスト勉強』をしています。

1年生に限らず、5月が
今年度最初の本格的なテストという子も多いので

この時期よく聞かれるのが

「覚えられない。」
「勉強する時間がない。」
「できない。わからない。」


という言葉です。

先週も、 「ちっとも覚えられない」 という生徒さんに

「覚えられないというけれど
 覚えられない訳ではなくて

 覚える能力は、もってるんだけど
 覚える回路がつながっていないだけ。

 自分で、その回路を切ってしまっているの。
 その回路さえつなげば、楽なんだよ~。 

 覚えて勉強できたら
 いろんなことが、楽で楽しくなるんだよ。」

そんな風に話したら

「先生は、そんな簡単に言うけどね。
 それができたら、こんな苦労しないのよ。」

って、返事が返ってきました。

それに対して、どんな風に話したか


昨日コラムを見ていたら

『話したこと、考えたことと
 同じようなことをまとめてくれている

 そんな気持ちになって
 とっても嬉しくなりました。』


今日は、そのコラムを
ご紹介したいなと思います。

『無駄なものは、覚えない。』って
脳は、ほんと、素敵にできていますよね。



脳の記憶のメカニズムは、
よくコンピュータ(電脳)に例えられます。

実際、脳もコンピュータも
短期記憶で作業を行い、

長期記憶に格納しておき、必要なときに取り出す
という意味では非常に似ています。

コンピュータのメモリ(RAM)に当たる部分が人間の海馬で、
HDDに当たる部分が大脳皮質です。

●デジタル+アナログが人間の脳の特徴

脳の仕組みは皆さんご存じのように
ニューロンと呼ばれる神経細胞が

電気信号を伝えることで
情報をやりとりしています。

これも、コンピュータの電気信号と同じ信号が
「1(ある)」「0(なし)」の
デジタル情報という意味では同じです。

ただし、ニューロンとニューロンの間で
情報を伝えるシナプスは化学物質なんです。

つまり、情報が伝わる過程で、
何度もアナログ回路を通るわけで、

これが人間の脳の特徴となっているのです。

どういうことかというと、
何度やりとりしても何十年保管していても

デジタルは正確無比で変異することがないのに比べて、
人間の記憶はあいまいだということです。

最初は黒だと思っていたものも数年経つと

「あれはグレーだったのか、
 もしかしたら白に近かったのかもしれない」


と思うくらい不正確です。

しかし、これは何も人間の脳が
コンピュータに劣っているということではないのです。

●無意味なものを覚えない効率的な人間の脳

 人間の脳は実は非常に効率的なのです。

何に対してかというと、

「無駄なもの、
 無意味なものを排除しようとする」

 ことに対して効率的なのです。


無駄なことを覚えておくと、
それにより脳は無駄なカロリーを消費することになります。

限られた容量をうまく使いこなすために、
本当に必要なものだけを選別して、長期記憶に残そうとします。

一番重要なのは生命にかかわることなので、
危険な目に合ったり、快感も含めて

激しい感情を伴う体験は
記憶に残りやすいといえます。


 一方で、数字や文字の羅列のような無意味
(学習上は無意味でないとしても)なものは、

なかなか受け付けてくれません。

そのため、何度も繰り返すことで脳に刺激を与え、
この情報の「優先順位」を上げるしかないのです。

これが、勉強における「復習」のメカニズムです。

 一方、コンピュータに復習は必要ありません。

ゴミ情報も、大事な情報も
優先順位などは一切ありません。

そのまま、HDDに丸ごと保存され、
必要に応じて検索され、取り出されます。

数字や文字の羅列をしまうには
もっとも適したシステムです。

しかも、最近ではAI(人口知能)による
学習機能をもったシステムも一般的になり、

自律的に改善していくことも
できるようになっています。

●スーパーコンピュータも
顔負けの人間の脳が持つ能力とは?

しかし、一方でコンピュータがとっても苦手で
人間が得意なものがあります。

それは「パターン認識」です。

パターン認識とは、画像、音声、文字など
雑多な情報の中から
「意味」のあるものだけを取り出す情報処理能力です。


人間の脳はまったくタイプのことなる問題においても、

過去に出会ったことのあるものの中から
瞬時に似たものを探し出し、応用できます。

画素の固まりでしかない情報に対して
映像を認識したり、

話し相手の表情から
相手の考えていることを察知したり、

ある音楽を聞いたときに
別の音楽を思い出したりできます。

こうしたパターン認識の力を
問題解決に使えば、

初めて出会う問題であっても
過去にうまくいった処理方法でやってみる、

過去に失敗したパターンに近いから
別の方法を検討してみる、

といった応用が可能となります。

これは人間にとっては当たり前の能力ですが、
コンピュータでは精度と速度の面で
到底、実現が難しい分野です。

図解で情報を整理しながら勉強する方法は、
このパターン認識の力を使います。

同じ形であれば、同じ意味を持ちます。

同じつながり方であれば、
同じ関係性を持つはずです。

図解を使うことで、
自然と人間の一番得意とする、

そしてコンピュータにはまねできない能力を使って、
効率的に学習することができるのです

春の東京ディズニーシー 2012
ヒルナンデス (2012年05月03日)





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最終更新日  2012年05月15日 14時13分17秒
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