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☆f4♪LOVE アンクミの徒然日記
明かされた事実 迷う心
あの日からキラの悪夢は続いていた 姿はあの人なのに 声は零
自分に振り上げられた拳 いつもそこで目が覚めた
彼を理解していたつもりだった 彼の心の痛みに触れ
悲しみも解ったつもりだった
だけど 本当に私は彼を 判っていたのだろうか?
この不安は
私の知らない一面を見た気がして 頭では彼を受け入れているのに 心が彼を受け入れないでいた
あれから 何度も家を訪れる彼
外へ出る事も 怖くて出来ない
起きている時も あの悪夢が自分を追いかけてくる気がする
消えてしまいたい 何も無い無の世界へ
零も又キラと同じ思いを抱いていた
何度 家に行っても キラは会ってくれようとはしなかった
いったいキラに何が起こったのだろう
「ずっと側に居てあげる」そう言ってくれたキラ
俺の闇に光を差してくれた キラ
このまま キラを失うのが零は怖かった
この世でただ一人の人 やっと出会えたのに
あの日から二週間も経つ
授業のベルが鳴っても 校舎への階段に座り込み動こうとしない零 その横を数人の学生が走りぬける
「零・・授業始まるわよ 行かないの?」
それは晴美だった その言葉さえ零の耳には 届いていない
ボンヤリする零 「零・・どうしたの?なんか元気無いみたいだけど」
零の横に腰を下ろし 顔を覗き込む いつもの明るさがすっかり消え 悲しそうに俯いている
「晴美 俺どうしていいか解んないんだよ・・」
そう言うとあの日の出来事を話し始めた
ずっと キラが会ってくれない事も
「キラに会いたいよ・・」まるで迷子になった子供のように
今にも泣き出しそうな零
『零を好きな気持ちはどんな事があっても 止める事は出来ない』そう言って 私の仕打ちを跳ね返したキラ
こんなに落ち込んだ零を見るのは初めてだった
晴美にも それ以上何も言えなかった
私が行っても きっと会ってくれないだろうし
しかし 零の悲しそうな顔を見るのが辛かった
キラといる時の零の笑顔を もう一度見たかった
零と話した二日後 晴美はキラの家の前に居た
何を話せばいいのか晴美にも解らなかった
チャイムを鳴らす 暫くすると キラの母親が出てきた
「すいません・・杉原 晴美と言います・キラさんに会いたいんですが?いますか」
大きな目 キラは母親に良く似ている
「杉原さん・キラのお友達かしら?」
「はい 暫く学校を休んでいると聞いて・・会えますか?」
「ちょっと、キラに聞いて来ますね」
奥の方でキラと母親の話し声がかすかに聞こえて来る
程なく母親が戻ってくると 今は会えないと
「キラ・・・私に会いたくないのは解るけど 零のことで来たのよ 貴方私に言ったわよね 彼を好きな事はどんな事があっても変えられないって あれは嘘だったの 何故?彼と会おうとしないの」キラの居るであろう部屋の方に向かって大声でそう叫ぶ晴美 母親の制止も気にせずに晴美は声を張り上げていた
「キラ・・キラ聞こえてるんでしょ 零に会ってあげて 彼凄く落ち込んでるのよ あんな彼初めて見た 彼・・・・」
その時 キラが静かに現れた
零と同じようにキラもすっかり違がって見える
私に対して自分の気持ちをはっきりと言った あの時のキラは何処へ行ったのだろう
「晴美さん お願いです キラは今調子が悪いの だから・・」
「お母さん いいの ちょっと外で話してくるわ 心配しないで
側の公園に行ってくるから」
家を出てゆっくりと歩き出したキラ その後を何も言わずに歩く晴美
大きな木の下にベンチがあり 二人はそこへ
側のブランコに女の子が
砂場では 三・四歳の男の子が母親と何か作っていた
西の空には 昼間のギラギラとした太陽がゆっくりと沈み始めていた
暫く 二人とも何も言わずに 黙り込んでいる
キラは何かを言いたそうだが 言葉を探している様子
「キラ・・」
「晴美さん・・私貴方に謝らなければいけないわね・・どんな事があっても彼を諦めないなんて言いながら 私・・」
膝に置かれた手が 強く握られてる 沈み行く太陽に向けられたその目には悲しみが
「キラ・・何があったの?私じゃ力になれない あんなに零を好きだったのに どうして急に彼を避けたりするの 彼が何かしたの?私がこんな事言うのも可笑しいけど でも 私二人の仲を認めたのよ あの日貴方にした事は誤るわ その後零に言われたの
この世にはだた一人の人が必ずいるはず 俺はもう見つけたからって キラ貴方の事よ 貴方もそう思ったはずでしょ」
この世にただ一人の人 そう私もそう思った 零がその人だって
でも・・・でも・・・
「あんな零初めて見たわ 凄く落ち込んでる 貴方に会いたがってる」
会いたい・・でも・・会えばあの悪夢が現実になりそうで怖かった
「私 怖いの・・・彼が」
その言葉に晴美は驚いてしまった 零が怖い
「零が怖いって どう言う事 彼に何かされた?」
「んん~~ん でも彼に会うのが怖い 彼があの人とダブってしまうの」
「あの人って??誰のこと」
今まで誰にも話した事は無い キラの悲しい過去
ポツリ ポツリと話し始めたキラ
『五歳の時父を交通事故で亡くしたの
幼い私を抱えて 母は必死に働いていた そんな時に職場で知り合った ある男性と再婚
結婚後二年ほどは幸せだった
時折見せる継父の暴力 お酒が入ると人が変わったようになり 母に暴力を振るうようになったの
私に何が出来る 泣いて継父に頼んだわ お母さんを殴ら無いでって
でも無駄だった 母の前では私を殴ったりしなかったけど 居ないと私が標的になったの
会社の上司と喧嘩して帰ってきたある日 荒れ狂う継父に いつもの恐怖を感じながらも 母の帰りを待っていると 突然生意気な目だと私をなじり始めて 見返す私の目に悪意があったとしてもそれは当然のことよね あんな人居なくなればいいと思った そんな私の態度に尚更腹を立てた継父は その大きな手を振り上げていた
大の男が降り下ろす拳をまともに受けてしまい 私は 部屋の隅へと飛ばされていた その時箪笥に頭を強くぶつけてしまったのそれが元で私は視力を失ったの』
キラの目から大粒の涙が溢れていた
握り締めた手にこぼれ落ちる 沢山の涙
「毎晩見るの 継父が私を追いかけてくる 何度泣いて頼んでも
何度許してって叫んでも 私を殴るのよ 大声で私を怒鳴りながら お前なんか居なければいいんだって 他人のガキなんか見たくないって」今やキラは両手で顔を覆って泣いてる
「あんな人 居なくなればいい この世からいなくなればいいのよ 何度も何度もそう思った でも消えてくれないの毎晩私の夢に現れてくる 誰か私を助けて・・」
愛して欲しい人に酷い仕打ちを受け 失明までしたキラ
その肩を抱きしめて 慰めてあげたかった
しゃくりあげるように泣くキラ 晴美にはしっかりと抱きしめる事しか出来なかった
「キラ・・零が居るじゃない 零なら貴方のその苦しみを受け止めてくれるはずよ」
溢れる涙をぬぐうと キラは二週間前の出来事を話し出した
大声で話す零 人を殴りつける あの鈍い音
何もかもが あの継父と重なってしまう
夢に出てきた継父 その声が零の声だった事も キラを不安にさせている
零の中に 継父がダブってしまう そんな不安がキラを零に会う事をためらわせていた
「キラ・・零とちゃんと話さなくちゃ 零はその継父とは違うわよ 絶対にキラを傷つけたりしない ずっと見てきたから解るの
確かに 喧嘩は良くしてたけど 理由も無く人に暴力を振るったことは無い 自分の方から手を出した事も一度も無いのよ 貴方と知り合って 本当に彼は変わったの 以前はどこか冷たい感じがしてたけど 今は違う 貴方が彼を変えたのよ」
そうだろうか??
沢山の涙に込められた その苦しみ その傷を癒せるのは 零しかいないはず 晴美にはそれが解っていた
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