水彩画紀行  スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

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未来を奪われた子供たち



一人は、タイムなどに載ったのでご存知かもしれないけど、

アメリカのイラク攻撃で被弾した少年のこと。

両手をもぎ取られて、下半身も激しい火傷を負って

なおけなげにテレビクルーに語りかけていた少年の

画像は、こちらの衛星放送でもたびたび取り上げられた。

枕元には、彼の親戚のお婆さんが悲しみに必死に耐えていた。

もっと、悲しいことは、この少年はまだ知らされていなかった。

彼の両親も家族ももうこの世にはいないということ。

痛々しさに目が向けられない画像です。

アメリカ人は、自分の子がこのような目にあう場合でも

独裁者を倒す必要な戦いと侵攻するだろうか。

この子のかなしみを誰が償えるのだろう。


両手をなくした

もう一人の両手のない子は女の子。

いま、NTT出版の「バルカンの亡霊たち」という本を読んでいる。

これは、サラエボオリンピックで、あれほど楽しい祭典を行った人々が、

長い複雑な歴史の中で憎しみを蓄積し、そして民族間の殺戮が

ふたたび始まる経過を詳しく語ったものです。

それはセルビアのミロセビッチと言う非道な首相によって、

今回の民族間の抗争が始まるはるか以前の1941年のこと。

ルーマニアのブカレストの正教会では、賛美歌を歌い聖水で清める一団がいた。

その教会から出た彼らは、その「復讐の行動」を遂行した。

まもなく、直接は何の関係もないブカレストに住んでいたユダヤ人200人が

家から引きずり出され1月の凍えるような暗闇の中で全員が裸にされた。

そして郊外の赤レンガの建物のベルトコンベアにうつぶせに乗せられていった。

彼らは、恐怖の叫び声をあげながら、自動化された家畜の屠殺装置の

精密な機械の中に送り込まれ、頭と手足を切断され、

その胴体はその一団の者たちによって、鉤をかけられ「食肉可」のスタンプが押されていった。

翌朝、現場を目撃した人の証言では、5歳の少女の

両手両足のない胴体が吊るされていたと言う。

この地区のヨーロッパの人々だけが残酷だと思っている大和の方へ。


日本の事例を紹介します。

日本軍の731部隊は、中国の人々を生きたまま、細菌実験に使った。

草原に人間を配置し、チフス菌の入った爆弾を投下し、どれだけ

「効果的に」死亡させるかを実験したり、


零下20度の屋外に裸で放置すると、何時間で凍傷で死亡するかを実験した。

やがて激しい痛みを伴う壊疽となって四肢が腐っていく経過を、

治療をせずに「観察した」日本人の「帝大出の優秀な」医者の一団がいた。

犠牲者の中には、可愛い女の子を抱いたオランダ人の夫婦も混じっていたという。

証拠隠滅のために、生き残った者はいないから、この少女も医者たちの犠牲になったはず。

アメリカは、この「細菌戦に有効な貴重な実験データ」が欲しいために

これらの戦犯の追及を放棄し医者たちは難を免れた。

これらの人体実験を行った「血液学の優秀な医者たち」は、その経験を買われて、

その後、血液製剤を開発する著名な企業に吸収されたと聞いた。

その血液製剤を製造すると言う企業が、最近非加熱製剤で多数の人に

死をもたらした○○○十字なら許しがたい。

どれだけ悪逆非道なことをしても反省しない人がこの世にはいる。

被害者として、いつも罪のない子供たちが巻き込まれる。


最後は両手両足をもがれた日本の子供たちの話。

日本の子供たちは今、のびのびと遊んでおれるのだろうか。

海外のの子達は、日本の子供たちよりはるかに幸せです。

1人あたり700万円を越える借金を将来の日本の子供たちに支払わせるような

ひどい大人たちがいないからです。

長い間、族議員と建設官僚は、公共投資という不要のダム、港湾建設を行って

未来の子供たちに借金の山を築いた。

無能な大蔵官僚は、各省庁に同じ比率で税金を配分。

使い道のない農林省は、利益を生まない植林で自然林を破壊、建設業に

天下る餌としてスーパー林道に回収できない投資を行った。

現在の土砂流災害のほとんどはこの農林省が行った自然林破壊の結果がほとんど。

植林された地面は光が入らず、動植物が死に絶えたいわば死の世界。

降った雨は怒涛のように斜面を駆け下って災害を引き起こす。

愚行と知りながら植林を続けている無能な林野庁役人の悪質な人災。

外務省役人は、商社に天下るために、使い道のないODA投資を世界にまで拡大。

収益を生まない投資はすべて返済できない借金となって残るのはわかりきったこと。

インフラとは将来それを回収する税収があって初めて成立するもの。

3%の口利き料欲しさに族議員は見境いなく借金の山を築き、

無能な役人は無駄な投資と言う甘い餌で企業にしがみついた。

最近はそれだけではない。

いま、銀行や企業の経営者が行った背任行為を隠すために、

景気回復と称して「公的資金」と隠れ蓑風に表現した金が投入されている。

つまりは、銀行の方々に正直に言わせると

「高級をもらっている自分たちの失敗を、他人が汗した税金で埋め合わせてもらえるとても便利なお金」です。

今日もあらたに投入することが決まったようです。

したがって、この未来の子供たちに支払わせる借金は増加の一路をたどっている。

日本の子供たちには、これから「両手両足をもがれたような希望に満ちた未来」が待っています。

どの事例にも共通して言えることは、ひどい大人が子供の将来の夢を奪っってしまったと言うことです。



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