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カテゴリ: モンハン小説

「いったい どういう風の吹き回しだい?  力仕事はしないはずだろ?」


「だってぇ~  シンが心配だったんですものぉ~」

(ケッ 大方 俺が逃亡するか 失敗した時の為の  後詰め ってとこか ・・)


それにしても 俺に一切の気配を感じさせず ここまで追随するとは恐ろしい野郎だ・・・
しかも 殺す瞬間も  殺気 一つ感じさせねぇ。。

今更ながら 敵に回すと恐ろしいが 味方にすりゃ これ程頼もしいヤツもいねぇな。。。

ジョーカー は 物欲しげな表情を浮かべながら ナイトセイバーに 
こびり付いた血糊を  マルボロ の死体で拭っていた。。


「・・・・って どういう感じなのかしら・・・・」    消え入りそうな声で囁く。

一陣の風が  ジョーカー の呟きを打ち消し 俺には聞き取ることは出来ない。

「この貸しは高くつくわよ 」


「ああ・・・」


「そうね~  ドンドルマ一 の 気分屋さんを 好きなニックネームで呼べる権利はいかが?」


「勝手にしろ・・・」

「さぁて 行くわよ  ポチ !!!」

「なっ!!! お前それはねぇ~だろうが!!!」

「や ・ く ・ そ ・ く   でしょ?」

どこまで本気で どこまで冗談なのか その表情からは読み取れなかった。。

「好きにしやがれ・・・・」


目だけは笑わず 唇だけを釣り上げる 独特の表情を ジョーカー は浮かべた。


それと 同時刻 カル=ス と  プロト は 生態系の激変に気づき始めていた。。

この時期は  ガウシカの群れ を そこかしこに見かけるのだが 痕跡すらない。

中でも異様だったのは 登板途中に  フルフル と呼ばれる飛龍の亜種が 
胴体を中心に捻じ切られて絶命していたのだった。。

しかも 今まで見たことの無い  どす黒い色 にまで変色している。





「お・おい  どうすりゃ  フルフル をここまで できんだよ・・・」   プロト
が問いかける。


「お・お・おれに そんな事が分かる訳ねぇよ・・・」 カル が答えた。


「な・なんか や・やばくねぇか?」


「報酬も法外だったし たかが  ドド だろ? やれねぇ事はねぇって!」


「それに この金があれば 弟の ナル を 良い医者に見せられるんだろ?」


「そ・それは・・・」


ジョーカー さんの話では  シン っていうガンナーに任せておけば良いって言ってたしな」


「あぁ・・・」

「しっ!!!  何かいる」



二人のハンターは 下位とはいえ  それなりに修羅場をくぐってきた者たち である。
一瞬で状況を理解し 臨戦態勢を整えた!!!

この 化け物 を 先に見つける事が出来た 幸運 を知らずに・・・

二人の視線の先に 小山ほどの大きさの何かが蠢いている。

どうやら食事中のようだ。。



黒褐色に染まった体毛
の下から グズグズに 糜爛した体躯 が見て取れる。

その腐りつつある部位は 左半身に集中しており 時折 緑色の液体が 噴出している。


地面に落ちた 緑色の液体からは 酸の様な刺激臭が立ち ジュウジュウと音を立てていた。


「お・おい あ・あ・あ あれって ほ・ほんとうに  ドドブランゴ なのかよ!!!」 


「わ・わ・わ・わ わからねぇ」 

脚が小刻みに震えだし 背骨が引き抜かれる様な感覚。。


人間が太古から持つ 原始的な恐怖感。。

「に・に・に・にげよう・・・  俺達で ど・どうにか できるレベルじゃな・な・ない」

震えた足が 不安定だった岩場の一部を壊し 派手な音を立てた。。


(バ・バカヤロー・・・・)

黒褐色の化け物 は ゆっくりと こちらに振り向き始める。。


あまりの恐怖のため  プロト は視線を外すことが出来ない。。  カル も同様だった。。



ドグォォオォォォ~ッ

強烈な咆哮が あたり一面の空気を震わせ その怒号が終わるやいなや

大型の獣とは思えない早さで跳躍した。



訳がわからなかった   このまま狂ってしまえればいいのに・・・・

怪物の一撃は  カル の頭頂部に直撃し 内臓を破裂をさせながら 身長を半分にさせた。


何かの冗談のような光景に 現実感が消失し  自慢の太刀  さえ抜くことを忘れる。

強烈な獣臭と 酸の匂いが鼻につく


正面から怪物に抱きすくめられた。。

「ぐわぁぁぁ~~~」   緑色の酸が体を焼き始める。。。 

ジュウジュウと 煙をあげながら 肌が焼かれていく。。   


万力の様な力 で押さえられた体躯は 腕一本動かすことは出来ない。。

「うぐっ ぐぐぐう  ぎゃぁぁ~~~」  


「と・と・とける 俺の体が  と・とけていく・・・・・」


断末魔 を十分楽しんだのか 一気に両腕が膨れ上がった!!!


ガッゴゴキ      乾いた音が鳴った


全身の骨を粉々にされた プロト は絶命した。。

二人の若者の夢は 適う事はなかった・・・

続く・・・・

後記

がんばって なんとか 出演していただきました(笑)

ちょっと苦しいっすけど その辺はご勘弁を。。。






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最終更新日  2006年10月08日 00時18分08秒
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