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2005/04/16
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テーマ: ニュース(95832)
カテゴリ: カテゴリ未分類
子どもには親は選べません。


日本では、両親が法律上の婚姻をしていないと、子どもは嫡外子として、明確な法律上の差別を受けます。母親が旧姓で名の通った仕事をしていると、婚姻により苗字を変えるのでは仕事に大きな支障が出るので、法律上の婚姻を諦め、嫡外子を生むことになります。日本で大きな使命を担って活躍している女性の子に限って、嫡外子として法律上差別を受けるという不思議なことが起こります。女性の社会進出が進まない大きな原因になっています。日本以外の先進国では、全て夫婦別姓なので、こういう事態は起こりえません。韓国では9割以上の人が、日本は安保理常任理事国としては適当でないと考えている、というニュースが伝えられていますが、日本は子どもをめぐる問題では、全く先進国とは言えない、子ども問題では世界に恥ずべき後進国、しかも、マスコミはこのことを全く新聞に書かない。日経が特集記事で取り上げたに過ぎません。月刊誌上でもほとんど取り上げられない。新聞・雑誌が売れないから?少子高齢化に悩んでいる日本で、子ども問題を大きく取り上げて叫び続けている政党があるのにもかかわらず、繰り返される児童虐待のニュースを流すばかりで、マスコミは子ども問題を取り上げない、その本質に迫ろうとしない、日本のマスコミは腐っているとしか言いようがないですね。

先日、妻子のいる日本人が父親、母親がフィリピン人の7歳の男の子が法務省から日本国籍取得を拒否されて訴訟を起こし、東京地裁では、「出生前に認知されるか、父母が婚姻していない限り、日本国籍は与えない」としている国籍法を違憲とする判決が出されました。出生前に認知してもらえるか、父母が婚姻してくれるか、ということは、子どもに責任を問うことはできません。何故に、日本という国は、7歳の男の子に父母の行動の責任を負わせるのでしょうか?国会が手を打ってきていないという面もあると思いますが、既に数十年に渡って、この問題に対しては運動が続けられているのにもかかわらず、日本の大多数の態度は「無視」です。朝日が社説でかろうじて取り上げました。日本では、自分に痛みが無ければ無視。マスコミが騒がなければ無視。竹島問題や北朝鮮拉致被害者問題とルーツは同じ。日本では、竹島がどこにあるのかもわからない人間が過半数。国民の大多数が無視するからこそ、マスコミも取り上げない、先日のニュースでは、今回の教科書検定でも、世論の盛り上がりがないという理由で夫婦別姓問題の記述は削除。差別を受ける子どもが何人出てこようと日本人の大多数は意にも介さない。

私は、小学校でボランティアをすることにしました。仕事がきついので週に一日だけですが、大変でした。勉強はかなりできるようですが、引っかかれ、噛みつかれて、手は傷だらけです。モップを振り回されて、危うくガラスを割るところでした。こういう子どもを見捨ててしまえば、見捨てることもできます。でも、昨年暮れにできた発達障害者支援法という法律によって、日本社会にはこういう子どもにも手をさしのべる義務ができました。どこまでできるか私にはとても自信はありませんが、できる限りの努力はしたいと思います。知的障害児、情緒障害児、こうした子どもを抱えて一人悩み苦しみながら頑張っている母親がいます。昨年の暮れには、知的障害児の子どもを母親が手にかけてしまうという悲しい事件もありました。こういう子どもたちにも、ぜひ、温かい目を向けて頂きたいと思います。




全然、上記と関係ないですが、リーマン証券のライブドア転換社債の株式への転換が完了したみたいですね。ライブドアが多額の負債を負っているというデマを流し続けてリーマン証券の利益増大に貢献した経済評論家(一般投資家は、こういうウソつきに騙されない目を持っていないといけないのですね)も多数いますが、これでそのウソがはっきりしたということです。火曜日にイベントがあってライブドア株を買えなかったのが痛い。私としては、ライブドア・パートナーズへのフジ・サンケイ・グループの資本参加というようなことがあっても、ライブドアには、ニッポン放送の経営改革を通じて、マスコミをあるべき姿に正してもらいたい。





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最終更新日  2005/04/16 12:08:52 AM


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