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2007/01/23
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テーマ: ニュース(95832)
カテゴリ: 時事的話題
最近成長著しい家電量販店が、家電メーカーが派遣しているヘルパーに、販売方法や勤務時間を指示・命令していたことが発覚し、大阪労働局が立ち入り調査するそうです( こちら

ヘルパーというのは、家電メーカーが給料を支払って量販店に派遣し、量販店の店頭に立って販売活動をしている人のことです。
私も、大学を出て電機メーカーに就職していたときに、お客様の生の声を知る、ということで、数ヶ月くらいだったと思いますが、ヘルパーとして、派遣されていました。
もう、30年前の話ですが、当時でも量販店の店頭に立つ販売員の過半数は、メーカーから送り出されたヘルパーで、量販店の従業員はヘルパーに指示したり、レジでお金を扱ったり、ということが主な仕事だったと思います。

当時は、日本はまだ成長期にあったので、テレビでもオーディオでも、口べたな説明でもどんどん売れて、ヘルパーと言っても楽しかった思い出があります。
遅刻しても会社に黙っていてくれたり、他社製品の特徴を教えてもらったり、お店には随分とお世話になりました。
会社からは、自分の会社の製品ばかり売ると販売店の印象が悪くなるから、お客さんが迷っているときだけ自社のものを勧めて、他社製品を指定してきたときには素直にその製品を売るように言われていました。
私の印象では、これが良いと誘導したり、製品の特徴などを説明しなくても、自分の会社の製品の使い方をひたすら説明すると、勧めてもいないのに、お客さんはその機種を買って行ってくれる、という感じでした。


製品知識だけでなく、顔の表情や身振りや語り口などもよく考えられていないと、お客さんが逃げてしまうだろうと思います。
また、客を一人でも逃そうものなら、量販店の店員からきつい注意が飛ぶかも知れませんね、「お前やる気あるのか、やる気がないならメーカーに帰れ」とか当たり前に言われるのかも知れません。

元のニュースに「関係者の証言」と書かれているのですが、そんな感じのギスギスした雰囲気があって、出てきた証言なのだろうと思います。
この量販店では、店の指示に従うという誓約書を書かせていたようですが、行きすぎた面もあっただろうと思います。
雇用関係のない従業員に対して、命令・指示を出すことは、職業安定法に触れるのだそうです。
ですが、大阪労働局の立ち入り調査、ということになると、私には出る杭は叩き潰せ、という最近の風潮の一つのように思えますね。
つまらないことで、ケチをつけて足の引っ張り合いをやれば、日本全体で沈んでいくだろうという気がします。

私は、法律どうのこうのではなく、そもそも、各店の管理上の問題だと思います。
店員同士が助け合っているか、冷たい関係にあるか、ということは、店員同士の会話を聞けばすぐに感じ取ることができます。
一人の店員が、顧客対応で困っているときに、他の店員が素知らぬ顔でいるような店、店長がとにかく売れ売れと声を張り上げていて店員の目が釣り上がってしまっている店、そんなお店が営業成績を伸ばすことができますかね?
私は、そういう雰囲気の店では買いませんけどね。



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最終更新日  2007/01/23 08:39:45 AM
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