aaa

2007/07/20
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
日経BPのウェブサイトの中の、大前研一さんの「企業も人も日本から逃げ出す『骨太方針』」というコラム( こちら

7月11日の日記 で、教育問題について、東京都足立区での学力テストでの不正をネタにして、競争原理が歪められていることが問題だと書きました。
ですが、歪められた競争原理は、教育現場に限らず、日本人社会のあらゆるところにはびこってしまっている、ということだと私は思います。

東京地裁において、学校の先生に対する東京都教委の「君が代」斉唱強制プログラムが思想の強制ではない、などと言う、目がぶっ飛び出るようなおバカな判決(「彦根のバカ市長」と週刊誌に書かれた市長が週刊誌を名誉毀損で訴えた裁判で、この市長は敗訴です)しか出せない、低レベルな裁判官もまた、歪んだ競争原理のもとで生き残った裁判官なのでしょう。
「君が代」斉唱強制プログラムは、思想の強制以外の何ものでもありません。
天皇陛下でさえ「強制はよくない」と教育委員の将棋打ちを諭しているのに、こんなことをやっていれば、日本人同志の連帯が失われ、日本人の愛国心に傷がつきます。
個人的な苦い思い出、孤立した立場、こうしたものを、いたわり合いかばい合うような愛国心でなければ、中国の台頭が著しく、中国の軍備拡張が伝えられるときに、日本人同志まとまって中国に対抗できるわけがありません。
東京地裁の裁判官は、そんなことも理解できないで、小学校からいったい何を勉強してきたのでしょうか?


東京都教委の「君が代」斉唱強制は、言わば、人間本来の能力以外の要素で人間を判断してしまおうという、現在の日本を支配する風潮を象徴的に表しているものです。
これが、官僚の世界にも蔓延していて、ろくでもない「骨太方針」しか書けないような官僚が、態度が良い、とか、口の利き方が良い、とか、「品格」がある、というような理由で、重用されているところに間違いがあるのです。
たとえ、なりがなっていなくても、口のきき方を知らなくても、しっかりとした「骨太方針」が書けるかどうか、ということで、官僚の能力を評価していれば、大前研一さんを嘆かせるようなことにはならないはずです。

なぜ、本来の能力以外のもので人間を判断したくなるか、それは、本来の能力で競争が行われると勝てない連中に限って上に立とうという邪心を持つからです。
こういう連中が上に立とうと思えば、何とかして、本来の能力以外の奇妙な価値基準によって、人間を選別しようとしだすのです。
これが、足立区での学力テストの不正、そして、バブル崩壊以後の日本をすっかり沈滞ムードにさせてしまったことの真犯人です。

失業者を増大させることなく、また、海外流出してしまう企業も出てこないような「骨太の方針」を作成するためには、公正なルールの下で、本来の価値基準によって、正々堂々とした競争が行われるべきです。




理工系受験生向け大学入試問題研究サイトは こちら
大学入試問題検討ブログは こちら




コメントはこちらへ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007/07/20 12:12:22 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: