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2006年04月30日
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カテゴリ: こんなの読んだ!


以前から読んでみたいと思いつつ、ベストセラーを手にとるのが苦手でずっと今まで読まずにいましたが、久々に心の琴線に触れる小説でした。
絶対泣けるな、これ、っていう内容かと言われると、そういうわけでもないのだけど、なぜか第1章の最後「220と284は友愛数だ」というエピソードのところで、涙が込み上げて仕方ありませんでした。

その後も、「なんでこんなことで涙が?」と思うような意外な場所で、随所で涙がこぼれてきたのです。

「記憶が80分しか持たない」という、一種の障害を持った初老の数学者と、家政婦とその息子、というキャラクター設定は、いくらでも泣く方向に持っていけると思うんですが、意外と淡々としてて、とても静かな小説、という印象です。
それは、作者の文体のなせる技なのかもしれません。

数学なんて、学生の頃から苦手で、なんとか大学受験に必要な程度はクリアしただけだったんですが、この小説に出てくる数式を見たとき、ほんとに博士が言うように美しく見えてしまいました。
「神様の作ったレース編み」と家政婦の「私」は表現していましたが、まさにその通り。
数式に魅せられる人がこの世に存在するわけが、ちょっとわかったような気がします。



映画では、博士は寺尾聡、家政婦は深津絵里がやっていたので、私の中ではすでに小説もその2人にキャスティングされてしまっていました。ふかっちゃんはかなり好きな女優さんなので、私がこの作品ののめり込み涙してしまったのも、彼女のせいでもあるかもしれません。

第1回本屋大賞(?)に輝いたというこの作品、全国の本屋さんがイチオシなのも納得です。

DVDが出たら(もう出てる?)映画も見てみたいです。
またまた泣けるかも?!





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最終更新日  2006年05月02日 12時47分28秒
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