Apr 16, 2005
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「南極と星」


 南極は、空気中の水蒸気が凍って湿度が低くなります。湿度が低い
ということは、空気が澄んでいますので、遠くまで良く見えるという
ことになります。蜃気楼や太陽の変形などの空気のいたずらもありま
すが、基本的には、月や星もとても良く見えます。話はずれますが、
乾燥しているので静電気が増えて建物や観測機に触ると「ビリッ」と
きてしまいます。

 静電気に悩まされながらも、星はとてもきれいでこころがあらわれ

に川のように見えます。これでは、おりひめもひこぼしも川を渡れま
せん。南十字星もはっきり見えます。こういった、すばらしい星空に
オーロラがかかると何ともいえない神秘な世界になります。天の川と
オーロラの交差する姿は、極地で無ければ味わえないかもしれません


 星は星でも、人口衛星の方も極地ですと極軌道衛星がひんぱんに通
過しますので、人口衛星が星のように光って移動する姿も良く見えま
す。また、流れ星も良く見えます。越冬中、流れ星が出るたびにずい
ぶん願い事をしましたが、南極に置き忘れてきたような気がします(
笑)。







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最終更新日  Apr 16, 2005 02:45:59 PM
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