ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 3, 2018
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カテゴリ: 映画、テレビ
「幸せなら足鳴らそう」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 フレディ・マーキュリーの半生を中心に、お騒がせ実力派ロック楽団「クイーン」の栄光と舞台裏を描いた話題作。日本でもまもなく公開。 http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/
 ちなみにこちら北米では最近、Marc Martelさんだかいう超お上手な歌手が人気なのだけれど、どうやらこの映画でも吹き替えてるらしい。

<感想>
 結論としては楽しく観られた。てか、映画の良し悪しに関わらず、彼らの音楽がすんごいという事実に変わりはないわけで、よって、ぼくがこうゆう映画に期待するのはずばり楽曲の創造過程の描写。お仲間たちや商売人たちとの確執とか醜聞あれこれも、直接的間接的に楽曲に影響してるなら知りたいし、でも小ネタをいちいち丁寧に描きすぎると収拾がつかなくなる。
 実際、なんか起承転結とかメリハリに欠ける構成だなーと感じたけれど、さすが彼らの生きざま自体充分に劇的だし、クイーン節の音楽が全てを補ってくれてた。
 フレディ氏の残念な晩年は敢えて描かず、巨大会場での歌唱場面をヤマ場として盛り上がるので、前向きな気持ちで鑑賞し終えられる。つべこべ言わず、映画館の優れた音響に身を任せ、当時の観客になったつもりで楽しんだもん勝ち。娯楽映画として疑似体験ごっこしなきゃもったいない。予習したい方はこの動画を観てから映画を観ると楽しめるのではないかと。→ https://www.youtube.com/watch?v=A22oy8dFjqc

 主演ラミ・マレックさんについては演技が上手いんだか下手なんだかはビミョー。てか、実物フレディさんの話し方とかキャラそのものをよく存じないので比較できないというのもあるし。

 それにしてもこの楽団って、足鳴らして手叩いてドンドンチャッ!といった観客参加型を追求したり(「ウィーウィル、ウィーウィル、ロックユー」)、オペラ的な要素を取り入れたり(「ボヘミアンラプソディ」)、想像力や創造力はハンパない。四重唱とかの部分の和声もすごく凝ってる。
 ボヘミアンラプソディの前半のピアノで、これ見よがしに腕を交差させて左手で高音を弾くのとかも(←英語で言うところのクロスハンド奏法)、見ため的にも映えるし、よく考えて曲が作られてると思うわけで。





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最終更新日  Nov 5, 2018 11:42:44 AM
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