ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 4, 2021
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カテゴリ: 映画、テレビ
「レオ様」(評価 ★★★★☆ 四つ星)

 肖像画「サルバトール・ムンディ」をめぐるドキュメンタリーを鑑賞。日本未公開。英語のサイトは www.thelostleonardodocumentary.com
 この絵に関する日本語のウィキは ja.wikipedia.org/wiki/サルバトール・ムンディ
 つい10年ちょっと前にレオナルド・ダ・ビンチの作品であると決定づけられ、「モナリザ」に匹敵する大傑作と呼ばれ話題沸騰、そして2017年、競売にかけられ超高額で何者かによって落札される。今はその人の個人所有物。

 きちんと取材、編集されてるので興味深く観られた。もったいぶって気取った編集は鼻についたけれども、映像そのものは綺麗だし、取材されてる人たちもみんなしてべらべらしゃべってくれてる。
 ニューヨークのクリスティーズでの実際の競売のときの映像など、手に汗握る緊迫した場面があって楽しめた。ルーブル美術館内の映像もちゃんとあるし、上空からの映像とか、CGとか再現場面とか、いちいちおしゃれ。
 そしてサウディアラビアの富豪(ってか王子様)もご登場、政治も絡んでくる。ルーブルでこの絵を展示したいフランス側も必死。

 この絵、確かに名作、大作の雰囲気が漂ってるのは明白だけれども、やはり痛感するのは「レオナルド・ダ・ビンチ」という名前の持つ重さ(brand力)。誰が描いたものであれいい作品はいい作品であり駄作は駄作だとは思うのだけれど、でも、ダビンチ作というだけで庶民はいきなり興奮して、「お見事な絵ですねぇ」とウンチク大合戦。

 ちょっと笑ったのは、レオナルドつながりで、なぜか俳優のレオナード・ディキャプリオ氏がしゃしゃり出てくるとこ。あんたは別に関係ないでしょ。大枚はたいて購入なさるおつもりならともかく。


 そして彼女は今日もニューヨークのアパートでひっそり普通の日々を送る。

 なお、この絵はレオの作品なんかじゃありませんと言い張る人は今でもいるわけで、その辺の事情ももっと知りたいよーな、いやもう別に知らなくてもいいよーな。





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最終更新日  Sep 6, 2021 09:05:00 PM
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Re:映画:ザ・ロスト・レオナルド The Lost Leonardo(2021年デンマーク、フランス)(09/04)  
LimeGreen  さん
ダヴィンチ・ワークショップか、ダヴィンチ単独か、によって値段が死ぬほど違うんでしょうね…。


とにかくコピーじゃないということは分かってるんですよね? (Sep 7, 2021 09:04:15 PM)

Re[1]:映画:ザ・ロスト・レオナルド The Lost Leonardo(2021年デンマーク、フランス)(09/04)  
LimeGreenさん

芸術品が高価なのは理解しておりますけど、500億円という数字はどう捉えていいものやら。
(Sep 11, 2021 11:28:44 AM)

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