I love Salzburg

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2010.09.05
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「私、5月にモスクワへ行って来たの。」


コンサートの後、購入したDVDのケースにサインをして貰いながら、私はアレクセイ・バルショフ氏に話しかけました。

胸の高鳴りを抑えることに必死で、伝えたいことを英語に訳すこともままならない私。
アレクセイはそんな私の顔をじっと見つめながら、私の台詞を待ってくれました。

一目でロシア好きの私を見てとったのか、
彼は素敵な笑顔で「じゃぁ、次回は是非ともペテルブルクへ!」と握手とともに答えました。

それからどれくらいドキドキが続いたでしょうか。
思い出すたびに鼓動は速まって、頬が赤くなるのを感じました。



* * *


私が恋したのは、アレクセイただ一人ではありません。

ロシアからやって来た4人組みのアンサンブル、『 テレム・カルテット(TEREM QUARTET)』。

随分と前のことになりましたが、
7月4日、母と二人で西宮市にある兵庫県立芸術文化センターへ彼らのコンサートを聴きに行きました。


~ 今、ロシアのみならず、ヨーロッパでも比類ない音楽で人々をひきつけるアンサンブル「テレム・カルテット」。

ロシア人が「ロシアの宝」と胸を張る、サンクトペテルブルク出身の、結成24年目のそのベテラン・アンサンブルは、
プーチンはもちろん、ローマ法王やチャールズ皇太子の御前演奏に、
世界でも指折りの一流アーティストとの共演など、その活動は幅広い。

ドムラ、バヤン、バラライカとロシア独自の民族楽器を使いながら、インターナショナルなそしてジャンルを超えた音楽!
それであってロシアの響きが根底にある何ともユニークな世界。


民族楽器のアンサンブルであり民族アンサンブルではない音楽!

民族楽器というこれまででは限定された音楽しか演奏できないとされてきたものを、
彼らの高い演奏技術とアレンジ力で、民族楽器の枠をこえ、様々なジャンルの音楽を創り出す。

それは、“ロシアの楽器から、インターナショナルな音楽へ”を意味している。

「もともとロシア人は今までも外国の新しい文化を取り入れ、それを自国のものにしてきた。


「テレム」とはロシアの伝統的木造の家を意味。
「一つ屋根の下にたくさんの人が楽しく一緒に生きる」ことにテレム・カルテットの願いがある。~


バッハの音楽から始まった そのコンサートは、最初こそ真面目(?)にクラシックやロシア民謡を演奏していたものの、
場が和むのを読みとりながら、次第に遊び心を加速させ、誰もが知ってる「猫ふんじゃった」や日本の歌謡曲である「恋のバカンス」など、
彼ら色にアレンジして、ところどころにロシア色を覗かせて、ユーモアいっぱい、
気が付けば、観客の誰しもが彼らの虜になっていました。


ロシアの民族楽器をまじまじと目にしたのも初めての私は、物珍しさと彼らのパフォーマンスのどちらにも釘付けになり、
このコンサートが永遠に終わりませんように・・・、知らず知らずにそう祈っておりました。(笑)

小ホールで開催されたおかげで、演奏者と観客の距離が今まで体験したこともないほど近く、
演奏者一人一人からも私達観客の表情や感情の移り変わりが手に取るように分かっていたことと思います。

会場が一体となり、笑いの渦に巻かれながら、彼らもますます熱く乗ってきたのだと思います。
オーケストラのコントラバスに匹敵する巨大な弦楽器 "バラライカ" の弦が一本、切れてしまう勢いでした。

これは実際に聴いて戴かなければ、その興奮は伝わりませんね。
(You Tube)

「また来いよ~!」 隣りに座る男性が大声で叫びました。
ホント、ホント、また来て下さいね~!

テレム・カルテット.jpg
(左から、アレクセイ・バルショフ氏、ミハイル・ジューゼ氏、アンドレイ・スミルノフ氏、アンドレイ・コンスタンチーノフ氏)



4人の最年長で、曲のアレンジをされているのがアンドレイ・スミルノフ氏。
確か1932年生まれだったと記憶しています。 ということは、今年で78歳?

彼はロシアのボタン式クロマティック・アコーディオン "バヤン" を演奏しながら、彼らの音楽をリードしていきます。
「IL DIVO」ならば、バリトンのカルロスのように、彼らのサウンドを導き、その主軸になっているような存在。(笑)

ツルっとした禿げた頭が 河童のお皿みたいで可愛くて、彼の個性をも現わしているように思えました。^^

サイン会では、そのアンドレイ・スミルノフ氏を先頭に年齢順に並んでいたと思います。

離れた場所からは、 人の良いユニークな "おじいさん" にしか見えていなかったアンドレイ・スミルノフ氏ですが、
すぐ目の前で見てみると、肌はピカピカ艶があり、その優しい眼差しは甘ささえも漂わせておりました。

くらぁ~。 

私、78歳に恋したかも~。(爆!)

彼だけではありません。 
一人一人と握手を交わす度、頬が赤くなるのを感じました。

そして、最後の最後で勇気を振り絞ってアレクセイに声を掛けたというわけです。(*^^*)


私、ペテルブルク出身の男性に弱いのかな?
愛する(?)プーチン氏もサンクトペテルブルク出身です。(笑)

2010-09-05 18:14:32





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Last updated  2013.03.13 12:57:13
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