魔法使いご用達の店

魔法使いご用達の店

Apr 18, 2011
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昔々 ある街に面倒くさがりで、それはそれはずぼらな子どもがいました。
服は脱ぎ散らかす・・・
靴をぬいでも揃えない・・・
遊んだおもちゃは散らかしたまま・・・
・・・

困った両親は どうしたら良いのかいろいろ考えました。
そこで・・・
脱いだ服を片付けないと、叱ることにしました。
靴を揃えないままのときも、叱ることにしました。


すると その子どもは 当然叱られるのがイヤですから
脱いだ服を片付けるようになりました。
靴も揃えるようになりました。
おもちゃも片付けるようになりました。

その子どもは 面倒くさがりで、生来ずぼらではありますが、
頭の賢い子どもでした。

そこで フト あることに気付きました。

それをしないと叱られる。というプレッシャーがかかることで、何でもできるようになる。
と、気付いたのです。

何か自分に行動を起こさせるには 自分にプレッシャーをかければいいのだ!

そこで 次から 何かすることがあると・・・

かけることにしました。

すると どうでしょう。
それまで、面倒くさがりでずぼらだった自分が、
これは「しなくちゃいけないコト」だ!
あれも「しなくちゃいけないコト」だ!

はかどるようになりました。

それまでは 面倒でやらないでいて 叱られていましたが
自分にプレッシャーをかけるて するようになると、
ほめられるようになりました。
ほめられると気分が良いので、どんどんこれもしなくちゃいけないコト
あれもしなくちゃいけないコト と、考えるようになりました。

やがて 学校に上がり小学校、中学校と進むにつれて・・・
あれこれ自分で「しなくちゃいけないコト」と考えてやっていくと・・・
先生からも 責任感があってすばらしい。とほめられました。


やがて、子どもは大人になりました。

すると・・・

毎日 「しなくちゃいけないコト」ばかりがいっぱいになり
苦しくて苦しくて ストレスいっぱいになってきました。

生来 賢い子どもだったので考えました。

面倒くさがりでずぼらな自分が 何かをするのに自分にプレッシャーをかけないで
できるようになる方法はないかと考えました。

なかなか良い方法は思いつきません。
だって もう長い間 無意識のうちに「しなくちゃいけないコト」と
思い込むことで 行動に移してきていたのですから、
簡単に別の方法は見つかりませんでした。


そこで、今度は
「しなくちゃいけないコト」と思わないでやっていることは何かないかと
考えてみました。

おいしいものを食べること。
テレビを見ること。
オシャレをすること。
旅行、ショッピング、映画、デート・・・

どれも「好き」なこと「楽しそう」なことばかりでした。
そうか 自分自身を行動に駆り立てるには プレッシャーだけでなく
「好き」とか「楽しい」という方法もあることに気付きました。

考えてみると しなくちゃいけないコトのほとんどは すると良いことなのです。
お掃除をすれば 部屋はキレイになります。
ご飯の支度をすれば おいしい食事が食べられます。家族の笑顔がいっぱいになります。
仕事をすれば どこかで誰かがきっと喜んでくれて お金までもらえます。
・・・

それを「しなくちゃいけないコト」と自分にプレッシャーをかけて
行動に移していると、その面白さや楽しさに気付かないまま
ただの作業にしてしまっていたのです。

すると良いことなんですから、ちょっと考えてみれば
そこには 「好き」の要素や「楽しい」の要素がきっとあるはずです。

それを見つければ、もう自分にこれは「しなくちゃいけないコト」という
プレッシャーをかけなくても 行動に移すことができるはずです。


もしかしたら 「しなくちゃいけないコト」があるのではなく
自分を行動させるために 「しなくちゃいけないコト」だと
自分で自分に思い込ませることで、プレッシャーをかけてきたのかも知れませんね。

同じように行動に移すとしたら
プレッシャーによって行動に移すよりも
「好き」や「楽しい」で行動に移す方が ストレスもなくその効果も大きいと思いませんか。

自分にプレッシャーをかけて頑張るよりも
好きや楽しいをみつけた方が 頑張らなくても
楽に すごいパワーを発揮できてしまうような気がします。


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Last updated  Apr 18, 2011 06:22:10 PM
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