May 16, 2011
テーマ： 私の気付いた魔法(222)
カテゴリ： 魔法
ついに ついに
我が家に伝わる魔法の調味料を発見しました！
始まりは 母が転んで足を怪我してしまいました。
それで しばらく私が夕食の支度をすることにしたのです。
小さい頃は 良く母の手伝いもしていたのですが・・・
最近は 食べる方専門で・・・
お片付けは 手伝いますよ。
で、何が言いたいのか？と言いますと・・・
料理は 得意ではないのです。
悪戦苦闘！！
それでも まぁ～ それなりに・・・
夕食の支度が出来ました。
家族は 文句も言わず食べてはいますしたが・・・
その表情を見ていると・・・
やっぱり どこか物足りない。
一味足りない感じがしていました。
夕食の支度を始めて３日目のことです。
流し台の下を見ていたら・・・
見覚えのある 古びた『壷（つぼ）』を見つけました。
？？？
ふたを開けると・・・
空っぽでした。
そう言えば・・・
私が幼い頃のかすかな記憶がよみがえりました。
確か・・・
一つまみ つまんでふりかけていたことを思い出しました。
でも、今ではその壷は空っぽでした。
そこで、母の部屋に行きたずねてみました。
「あの空っぽの壷は 何？」
「あれは 我が家に伝わる料理がおいしくなる魔法の調味料だよ。」
と、ニコニコ笑いながら応えました。
魔法の調味料？
「だって 空っぽじゃん！｣
と言う私に 母はその壷のいわれを話してくれました。
その壷は 母がお嫁に来るときに 祖母から受け継いだものだと言うのです。
祖母は 若い頃 旅館の仲居さんをしていたそうです。
そこで 旅館の女将さんから 『心を込めて仕事をするように』と
厳しく教わっていたそうです。
祖母が 結婚を機に旅館の仕事をやめることになったときに
女将さんから いただいた壷だそうです。
この壷には 愛情がいっぱいつまっているから、
料理の最後に この壷からその愛情を一つまみふりかけると
おいしい料理ができる魔法の壷だと聞いたそうです。
はじめ祖母は意味がわからず、それでも女将さんがそう言うのですから
そんなモンなのかなぁ～ とか思いながら、
料理の最後に 女将さんから教わったように
「おいしくなりますように！」
「みんなが喜んで食べてくれますように！」
と、おまじないを唱えながら 魔法の調味料を一つまみ
ふりかけるマネをしたそうです。
ある日のこと
その日は 何かと忙しくて あわただしく料理をしたそうです。
で、いつもの魔法の調味料を入れるのを忘れてしまったそうです。
すると・・・
慌てて作ったせいなのか、魔法の調味料を忘れたせいなのか
とにかく いつものようにおいしく出来なかったそうです。
そして 次の日
またいつものように夕食の支度をしているときです。
料理の最後に 魔法の調味料をふりかけながら
「おいしくなりますように！」
「みんなが喜んで食べてくれますように！」と
いつもの呪文を唱えると・・・
“今日もちゃんと心を込めて作ったかなぁ～？”
っと 自問している自分に気がつきました。
お料理は ちゃんと心を込めて作るとおいしくできます。
そんなことは 頭ではちゃんとわかっているつもりでいても
ついつい忙しかったり 毎日のことだと
うっかり忘れてしまうのです。
ところが その魔法の壷を取り出し
魔法の調味料を一つまみふりかけながら
「おいしくなれ～！」っと呪文を唱えると
今日は ちゃんと心を込めて作ったか？
手抜きはしては 愛情までケチったりしていないか？
そんなことを自分でチェックしていることに気がついたそうです。
魔法の壷に入った 魔法の調味料は
心を込めて料理をすることを 忘れないためのアイテムだったと言うわけです。
そんな魔法の調味料の入った壷を
祖母から母は 結婚するときに引き継いだのでした。
では 今度は私がこれを引き継ぐ番だね。
っと言う私に・・・
「あなたの料理は まだ それ以前の問題が大きいけどね。」
っと、大笑いするのでした。
でも、その日の夕食にはちゃんとこの魔法の調味料を使ったので
それまでよりもおいしく出来たような気がしました。
こんな魔法はいかがですか？ 今日の魔法の価格は４ピクニックです。
我が家に伝わる魔法の調味料を発見しました！
始まりは 母が転んで足を怪我してしまいました。
それで しばらく私が夕食の支度をすることにしたのです。
小さい頃は 良く母の手伝いもしていたのですが・・・
最近は 食べる方専門で・・・
お片付けは 手伝いますよ。
で、何が言いたいのか？と言いますと・・・
料理は 得意ではないのです。
悪戦苦闘！！
それでも まぁ～ それなりに・・・
夕食の支度が出来ました。
家族は 文句も言わず食べてはいますしたが・・・
その表情を見ていると・・・
やっぱり どこか物足りない。
一味足りない感じがしていました。
夕食の支度を始めて３日目のことです。
流し台の下を見ていたら・・・
見覚えのある 古びた『壷（つぼ）』を見つけました。
？？？
ふたを開けると・・・
空っぽでした。
そう言えば・・・
私が幼い頃のかすかな記憶がよみがえりました。
確か・・・
一つまみ つまんでふりかけていたことを思い出しました。
でも、今ではその壷は空っぽでした。
そこで、母の部屋に行きたずねてみました。
「あの空っぽの壷は 何？」
「あれは 我が家に伝わる料理がおいしくなる魔法の調味料だよ。」
と、ニコニコ笑いながら応えました。
魔法の調味料？
「だって 空っぽじゃん！｣
と言う私に 母はその壷のいわれを話してくれました。
その壷は 母がお嫁に来るときに 祖母から受け継いだものだと言うのです。
祖母は 若い頃 旅館の仲居さんをしていたそうです。
そこで 旅館の女将さんから 『心を込めて仕事をするように』と
厳しく教わっていたそうです。
祖母が 結婚を機に旅館の仕事をやめることになったときに
女将さんから いただいた壷だそうです。
この壷には 愛情がいっぱいつまっているから、
料理の最後に この壷からその愛情を一つまみふりかけると
おいしい料理ができる魔法の壷だと聞いたそうです。
はじめ祖母は意味がわからず、それでも女将さんがそう言うのですから
そんなモンなのかなぁ～ とか思いながら、
料理の最後に 女将さんから教わったように
「おいしくなりますように！」
「みんなが喜んで食べてくれますように！」
と、おまじないを唱えながら 魔法の調味料を一つまみ
ふりかけるマネをしたそうです。
ある日のこと
その日は 何かと忙しくて あわただしく料理をしたそうです。
で、いつもの魔法の調味料を入れるのを忘れてしまったそうです。
すると・・・
慌てて作ったせいなのか、魔法の調味料を忘れたせいなのか
とにかく いつものようにおいしく出来なかったそうです。
そして 次の日
またいつものように夕食の支度をしているときです。
料理の最後に 魔法の調味料をふりかけながら
「おいしくなりますように！」
「みんなが喜んで食べてくれますように！」と
いつもの呪文を唱えると・・・
“今日もちゃんと心を込めて作ったかなぁ～？”
っと 自問している自分に気がつきました。
お料理は ちゃんと心を込めて作るとおいしくできます。
そんなことは 頭ではちゃんとわかっているつもりでいても
ついつい忙しかったり 毎日のことだと
うっかり忘れてしまうのです。
ところが その魔法の壷を取り出し
魔法の調味料を一つまみふりかけながら
「おいしくなれ～！」っと呪文を唱えると
今日は ちゃんと心を込めて作ったか？
手抜きはしては 愛情までケチったりしていないか？
そんなことを自分でチェックしていることに気がついたそうです。
魔法の壷に入った 魔法の調味料は
心を込めて料理をすることを 忘れないためのアイテムだったと言うわけです。
そんな魔法の調味料の入った壷を
祖母から母は 結婚するときに引き継いだのでした。
では 今度は私がこれを引き継ぐ番だね。
っと言う私に・・・
「あなたの料理は まだ それ以前の問題が大きいけどね。」
っと、大笑いするのでした。
でも、その日の夕食にはちゃんとこの魔法の調味料を使ったので
それまでよりもおいしく出来たような気がしました。
こんな魔法はいかがですか？ 今日の魔法の価格は４ピクニックです。
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