皿屋敷は、お菊の亡霊が井戸で夜な夜な「いちまーい、にまーい... 」と皿を数える情景が有名な怪談話の総称。 播州姫路が舞台の『播州皿屋敷』、江戸番町が舞台の『番町皿屋敷』が広く知られる。 日本各地にその類話がみられ、出雲国松江の皿屋敷、土佐国幡多郡の皿屋敷、さらに尼崎を舞台とした(皿ではなく針にまつわる)異聞が江戸時代に記録される。 江戸時代、歌舞伎、浄瑠璃、講談等の題材となった。明治には、数々の手によって怪談として発表されている。大正時代に流行った岡本綺堂の戯曲『番町皿屋敷』は、恋愛悲劇としてこの怪談話を仕立て直したもので、現代はこの話が「皿屋敷」として広く知られている。 by Wikipedia