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上野駅の13-17番ホームはいろいろご縁があって最近よく利用いたします。
この駅にある、「ふるさとの 訛りなつかし 停車場の ひとごみの中に そを聴きにゆく」
という石川啄木の歌碑は、何人の人を見てきたのだろうとおもいつつ、高崎線に乗りました。1時間半ほどたって深谷駅。写真のとおり、東京駅と似た感じです。
よくよく伺ってみると、東京駅の煉瓦(レンガ)は、深谷で作られた煉瓦が運ばれて出来ているのだそうです。初めて知ることとなりました。
そして、この煉瓦工場を明治時代につくったのが渋沢栄一という方ですが、この地の出身地だそうで、多くの観光スポットもあります。第一銀行(今のみずほ銀行)の創設者であることは、歴史の授業で習ったことありますが、帝国ホテルも王子製紙も東洋紡も東京証券取引所も・・・・といまも脈々と続いているものの原点を感じるような方の人物伝を地元ボランティアの方から伺い、たいへん勉強になりました。
1840年生まれだから、音楽の歴史に直したら、ショパンとかシューマンとかメンデルスゾーンとか、活躍していたあたり。27歳が明治維新であるので、激動の時代を生きた方でもあります。明治維新の前後で、15代将軍徳川慶喜の弟とパリ万博へ行ったことが人生を変えたとか。歴史の教科書は実績を残した晩年のことしかかかれませんが、そこに到る背景とかを知ることとなりました。
百年に1度の・・・ということばが、語られる今を生きられたら、なんと申されるのか、聴いてみたくなりました。
家に帰って調べてみると、ピーター・ドラッガーのことば、印象的でありました。
「明治の日本には、三人の重要な人物がいた。
福沢諭吉、渋沢栄一、そして岩崎弥太郎である。
彼らは個人としては、まったく異なっていた。
福沢は「実務家」、渋沢は「倫理家」、岩崎は「起業家」だった。
だが、同じ目標と未来像を描き、勇気と先見性と手腕をもって近代国家・日本を創ったのである。
今日、三人の偉業が意味するところは大きい。」
かつて千円札の肖像画で、伊藤博文と渋沢栄一が争ったらしいです。
偽造防止のための髭が決め手になり、かつての1000円札は伊藤博文にきまったとか。それだけの方ということなのでしょう。
東京にもゆかりのある場所はいくつもあるらしいので、折にふれて訪ねてみたいものです。
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