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江戸川橋にあるトッパンホールへ、ちょっと風変わりな経路で行きました。
雑司ヶ谷付近にある高田一丁目というバス停から、新宿行きのバスに乗るのですが、
ここから、日本女子大学、椿山荘、こういうところを通って江戸川橋に行くことができます。
江戸川橋の交差点付近、紫陽花の漢字どおりのようでした。
「夕べに」シューマンをまた聴けると、トッパンホールの会場へ向かいました。

ここ半年のコンサートで、チケットをとるのに、最もたいへんだったものでもあります。
トリオ・ディ・クラローネ リサイタル
<プログラム>
メンデルスゾーン コンチェルトシュトゥック第2番 ニ長調 Op.114
ザビーネ・マイヤー(Cl)、ライナー・ヴェーレ(Basset horn)
シューマン 3つのロマンス Op.94
ライナー・ヴェーレ(Cl)
I 速くなく II 素朴に・心より III 速くなく
シューマン おとぎ話 Op.132
ザビーネ・マイヤー(Cl)、ヴォルフガング・マイヤー(Basset horn)
I いきいきと、しかし速すぎず
II いきいきと、しかも際立たせて
III 静かなテンポで、繊細な表現をもって
IV いきいきと、とても際立つように
・・・
シューマン(J.ミヒャエルス編)5つのカノン風練習曲 Op.56
(原曲:6つのペダル・ピアノのためのカノン形式の練習曲)
ヴォルフガング・マイヤー(Cl) ライナー・ヴェーレ(Basset horn)
I. さほど速くなく
II.アダージョ
III.アンダーティーノ
IV.内面的な表現で
V. 内面的に
シューマン 幻想小曲集 Op.73
ザビーネ・マイヤー(Cl)
I. 繊細、かつ表情豊かに
II. いきいきと、軽く
III.急いで、情熱をもって
メンデルスゾーン コンツェルトシュトゥック第1番 ヘ短調 Op.113
ザビーネ・マイヤー(Cl)、ヴォルフガング・マイヤー(Basset horn)
全体を通してのピアノ伴奏: コンラート・エルザー(Pf)
・・・
ザビーネ・マイヤーというクラリネットの女王に、兄のヴォルフガング・マイヤー、夫のライナー・ヴェーレ、トリオ・ディ・クラローネは、ドイツ語であり、クラリネット・トリオの意味であります。
世界最強のクラリネット・ファミリーなのでしょうか。
圧倒的なオーラのなか、生命感あふれるメンデルスゾーン、シューマンの演奏。
響きのいいホールでのクラリネット、最前列でかぶりつきのような席で堪能いたしました。
ザビーネ・マイヤーは、1983年ベルリンフィルに女性としてはじめて入団した首席クラリネット奏者、招いた指揮者はカラヤンです。その後、カラヤンとベルリンフィルのごたごたに巻き込まれたのと、ソリストとしての適性の高さから退団、
現在は、クラウディオ・アバドが指揮するルツェルン祝祭管弦楽団で演奏しているのと、リューベック音楽大学教授をしているそうです。
颯爽と歩く姿から、演奏まで、何から何まで目に焼き付いています。
幻想小曲集Op.73は、ずっと頭に鳴り響いているというのが今の状況です。
バセット・ホルンという楽器、クラリネットアンサンブルというので、私ははじめて見ました。
ホルンとクラリネットの子供のような感じ、クラリネットをふたまわり大きくした感じで、椅子に座って演奏していました。
低音の響きがとても渋い音になり、Op.56のカノンでは、2つのクラリネットの響きが見事でした。
ピアニストは、アンサンブルとしてのピアノ演奏。ぼんやりとしたうす曇りのようなピアノの音色の中に透き通ったクリアなクラリネットの音色、これは絶妙でした。
60-70%くらい、ウナコルダ踏んでいた感じで、ソロとは異なる境地もあるのかもしれません。あたたかく柔らかな音色、忘れることはありません。
アルゲリッチ、ニキタ・マガロフに師事、1982年ジュネーブ国際コンクール3位、1989年シューベルト国際コンクール入賞という経歴で、
現在リューベック音楽大学教授、いくつかの国際コンクール審査員もされているそうです。
凄すぎます・・・、
トリオ・ディ・クラローネのお三方にサインいただきました!!!
ザビーネ・マイヤーのサインは家宝になります。
おかげさまで、すてきな1日になりました。
BGM: まだシューマンのOp.73が鳴っています。
ザビーネ・マイヤーさんのクラリネット、聴けてよかったです。
http://www.youtube.com/watch?v=-R2GQJgig8s&feature=channel_page
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