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カテゴリ: スピリチュアル

おはようございます みなさん




94歳の現役狂言師
人間国宝・野村万作が探求する芸の境地を描いた映画『六つの顔』
https://the-liberty.com/article/22361/






【全国公開中】

《本記事のポイント》
・94歳にして、さらなる高みを目指す
・古典の中に宿る人類の叡智
・歳とともに深みを増す人間への洞察




その第一人者であり
94歳の今もなお現役で舞台に立ち続ける
人間国宝の狂言師・野村万作氏は
2023年に文化勲章を受章

この映画は

万作氏の過去と現在の姿を描いたものだ



ライフワークとして取り組んできた
夫婦愛を描く狂言「川上」

映画では
万作氏が長年追求してきた世界観を
その至芸とともに描き出している


さらには
90年を超える芸歴のなかで
先達たちから受け取り繋いできた想いや
今なお高みを目指して
芸を追求し続ける
万作氏の言葉を収めたインタビューも交え
息子・野村萬斎氏や
孫・野村裕基氏をはじめとする
次世代の狂言師と共に舞台に立つ模様を収録している



◎94歳にして さらなる高みを目指す

まず驚かされるのは
94歳という年齢にあっても
未だ到達すべき芸の高みに届いていないとする
万作氏の謙虚さと飽くなき情熱である


万作氏が理想とするのは
師匠であり父でもあった六世万蔵

万蔵は
戦災を始めとする
戦後の激動を乗り越えて狂言を伝え
新たな境地を拓き続けた


万作氏は
父の開拓者精神を見習い
「絶えず新たな狂言の世界を探ってきた」と言う

しかし
79歳で世を去った父が到達した芸の境地に
自分はまだ達していないのだと繰り返し語る


「笑いを超えた
劇としての狂言の存在意義というものを
一生懸命探ってきました
『ややあって また見る月の 高さかな』
という父の句でいうと
それがどの程度の
『また見る月の高さ』かは分かりませんが
まだまだ上の方に月があるような気がしているのです」


映画では
舞台に立つ前の姿見での衣装チェックで
頭巾のズレを繰り返し直す様子が描かれており
「姿形の美というものを大事にしてやっている」
と言う万作氏の求道の努力が
毎日の凡事徹底の中にあることが感じ取られる


この凡事徹底の大切さについて
大川隆法・幸福の科学総裁は
著書『凡事徹底と成功への道』で次のように指摘している


「『凡事徹底』とは
『平凡な人間が
自分の平凡性を十分に自覚しつつ
五年
十年
二十年
三十年と長く
日夜
改善を続けていく』
ということであり
そうしているうちに
次第しだいに力量が蓄えられていくのです

それが
世の人々から認められる
不動の地位を築いていくための心掛けの一つだと
私は考えています」




◎古典の中宿る人類の叡智

また
映画では
さまざまな試みにチャレンジしてきた万作氏が
晩年の今
改めて古典へと回帰していく様子も描かれている


「新たに挑戦したいことは
もうあまりないですね
今はどちらかといえば古典をやりたい
今の時代に
今の私のこの年でやるべきものを演じたいと思っています
254曲という大変な数の狂言の中には
まだまだ素晴らしい作品がたくさんあります」


狂言は
約650年の歴史を持つ日本の伝統芸能であり
2008年にはユネスコ無形文化遺産にも登録された

狂言師という専門の役者が
自分の声や身体を駆使して
いろいろな物事が
まるでそこにあるかのように演じるのが特徴だ


歌舞伎や能とは違って
能面や派手な衣装もない

代々受け継がれている演目の台詞に
自らの思いを込めて
観る人に人間の真実を伝えるところに
狂言の魅力があるのだろう


狂言ファンでもある監督の犬道一心氏も
その魅力について
「600年前の人間
自然やスピリチュアルな存在に接して
そこから現実に戻ってくるような感じがあって
能楽堂にいると滝に打たれているような
『浄化される』感覚になる」
(映画パンフレットより)と語っている


こうした古典の持つ重要性について
大川総裁は次のように指摘する

「『古典の時代』のもので
まだ今も生き延びているようなもののなかに
人類の叡智のようなものはあるので
もし
自宅で巣ごもりの時間などが増えてくるのであれば
そうした古典のものなどを
読み直すべき時期が来ているのだと思うのです
『時代が変わっても
価値として遣っているものは何なのか』
というところです
そういう古典を学ぶ必要はあると思うのです」
(『自分を鍛える道』より)



◎歳とともに深みを増す人間への洞察

映画のクライマックスは
万作氏がライフワークとして取り組んできた古典「川上」である


盲目の男が
願いを叶えてくれるという「川上」の地蔵に参詣し
その甲斐あって視力を得る

しかし
男の夢に現れた地蔵は
「視力と引き換えに
悪縁で結ばれている妻と離別せよ」という
過酷な要求を告げる

視力か
尽くしてくれた妻か──
男は究極の選択を迫られる

笑いを本旨とする狂言においてはシリアスな異色作だ


盲目の男を演じる万作氏は
前世からの因縁と真正面から向き合うことになった
男の迷いと決断を
万感の思いを込めて演じる

そこには
90年以上の生涯をかけて磨き続け
高め続けてきた求道者としての
深い境地がにじみ出ており
観る者の心を深く揺さぶる


大川隆法総裁は
芸術作品においては
「普遍的なものの影を宿しているかどうか」が
極めて重要だとした上で
「芸術
芸能においては
千年前も二千年前も三千年前にも
必要とされていたものが
実は
現代においても必要とされている
かつてとは人々の生活は変わり
風習は変わり
文化は変わっているけれども
そのなかに
変わらない永遠の真理があるのだ」
ということです
(『仏法真理が拓く芸能新時代』)としている



狂言という古典芸能の世界の中に
人間の真実の姿を探求し続けてきた
"一人の求道者"を描いたこの作品は
芸術における普遍性とは何かについて
改めて思いを致すきっかけとなることだろう




◎『六つの顔』
【公開日】全国公開中
【スタッフ】監督:犬童一心
【キャスト】出演:野村万作 野村萬斎 野村裕基ほか
【配給等】配給:カルチュア・パブリッシャー
【その他】2025年製作 | 82分 | 日本
公式サイト  https://www.culture-pub.jp/six-face/





今日の光の言霊は 【実力の範囲内で生きる】 です

これは難しい言霊です

を持って 生きていく ことは大切なことだが

過ぎ たるは猶及ばざるが如し」で

過ぎ ずに文を超えない 生きていく

ということが「 実力の範囲内 」でしょうか










【実力の範囲内で生きる】






あくまでも
実力の範囲内で
生きていくことです




欲が過ぎた者は滅び

また

欲がない者も滅びます




生きていく欲がない者

生きていく力がない者も
滅びていきますが

また

欲が過ぎた者も
必ず滅びるのです




それが法則です













HS






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Last updated  2025.09.10 09:44:33
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