くつろぎの家ができました。　　　

減築という考え方

友人のご両親宅は築４０年近いヘーベルハウス。お子さんもみんな独立して、ご両親だけで済むには広すぎると感じはじめていらっしゃるそうです。以前から減築ができたらいいのに・・・と思っていらしてヘーベルのメンテナンス課の方や、営業の方に減築はできないんですかときいても、皆さん、あんまり手ごたえのないお返事なので木造ではないヘーベルでも減築は難しいのか・・・と半ば諦めていらっしゃいました。代々受け継いで住んできた土地ですと、相続の関係で土地を分けたりしないといけない状況などもあります。ヘーベルでの減築はできるはずです。以前、ヘーベリアンの機関誌に実際にされた方の実例が載っていました。事例の軒数はそんなにまだないと思うのですが、これから、確実にニーズはある市場だと思います。お近くの住宅展示場でのご相談だと、下手すると新築で建て直しましょうと言われるかもしれません。けれど、ヘーベルの解体費用は木造のほぼ倍だと考えたほうがいいので、出て行くお金が多すぎます。では、どこに相談するのが得策か。おそらく、営業所単位に相談というよりも、本社に問い合わせて、扱ったことのあるところを紹介してもらったほうがいいと思います。新築しか扱ったことのない営業の方や、メンテナンスの方だと知らないこともあるかもしれません。みなさんも自分がやったことのないことに対して、お返事するのはすごく難しいですよね。なので、統括しているところへ聞いてしまうほうがいいと思います。建築業界自体が、この減築という道もあるということに気づき始めたばかり、と言っても過言ではないので、施主の情報収集が大切になってくると思います。