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2005/12/26
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『10か月 ~The last 10months~』
俳優座
香寿たつき 田口浩正 増子倭文江 野口かおる 平塚真介 阿井莉沙



私は、全部で4回観ることができ、24日にはアフタートークショーもあった。


24日トークショーの話・・・

脚本・演出の藤井清美さんと響子役のタータン(香寿たつき)のトークは短い時間だったけど、楽しくて作品の深さも感じることができた。


クスッとした話。 藤井さんからタータンにこんなダメだしがあった?

・手紙を出す「手」が美しすぎる。
 タータンの実演・・・「これ。」と言ってバッグから手紙を出す。
 (男前だ。後ろにもよく見える高い位置。)

・座っているとき姿勢が良すぎる。

・車椅子を押すときに、重そうに大変そうに押す演技。

 「私だと力があるから、スーッといっちゃう。」


なるほど・・・な話

・衣装は原色を使わず、だんだん白っぽくなっていく。特に島沢の入院着。
 よけいな物がだんだん落ちていく感じを表したかったのだそうです。
 タータンのはじめの茶系のスーツはドルチェ。だんだんシンプルなものになっていく。

・波の音や鳥の声、子どもの遊び声まで、舞台の音響は、
 音声さんが作品の舞台である鳥羽の安楽島(あらしま)で実際に録ってきた音なんだって。
 病室と待合室だけのセット(家具がスライドして変わるだけでほとんど倉庫みたいな感じ)で、
 窓の外の風景もないのに、音と衣装とセリフ・演技だけで 安楽島の自然や季節感、
 「10か月」というの時の流れを表現してるんだなぁと感心。


タータンの話・・・

・稽古中、役作りに悩んだこと。
 全シーン出ずっぱりで、他の人の演技をみて自分の役を考える余裕がなかったこと。


 (手を上下に大波にして感情の起伏が激しいっていうジェスチャー)・・・。
 文章で表現することを仕事にしている女性ってどんなだろうって、
 藤井さんや知り合いの記者さんを観察したこと。
 藤井さん・・・「観察されていると気づいて、意識しちゃった」



ちょっと  作品の感想  のようなもの

初日に観たとき、泣きすぎてぐったりした。
「感動」っていうより「悲しい」「つらい」っていう感じで、切なくて、悲しくて涙が出た。
島沢が「死」に恐怖したり、痛みに苦しんだりする姿に胸が痛かった。響子には苦しい姿を見せないようにしているところも、響子は近くにいるだけで結局何もできないこともせつなかった。

でも、今はちょっとちがう感じ方をしている。
「10か月」は、「死ぬための準備」でなく、これから40年「生きていく準備」を島沢が響子にさせてくれた期間だったと思うと、島沢の響子に対する深い愛情を感じた。
島沢は響子の才能を愛していた。「エッセイスト」ではなく「作家」になってほしかった。
「手触りや匂いや音」を感じる力が人より強い島沢 と、 見たことや感じたことを言葉にして表現する才能に恵まれた響子 は、そこで引きつけ合っていたんだと思うし、「自分と違う人間がいる」ことに気づかせてくれる相手だった。
響子は、島沢の死後、東京に戻って「作家」として「小説」を書くだろうと思う。学生のころに書いたような、島沢が感動したような「小説」を書くだろうと思う。

タータンの演じる「響子」には、同年代の仕事をもつ女性という面では、共感できる部分もあった。
でも、私自身は、どちらかというと島沢目線で観ていた。
たぶん、普通の人のところとか、「自分は何も生み出せない」と少し響子に嫉妬してるところとか、島沢のほうが、響子より自分に近いからだと思う。
勝手に感情移入して、響子に惚れているけど明かさないのが切なかった。

島沢が何故、「10か月」を響子と過ごすことを望んだのか、その答えは、2人で向き合うことで、「生きる意味」「生きた意味」を見つけるためだったのかと思う。
島沢は、最期まで響子に意地を張り通し、響子の前では死ななかった。
(最期の場面は描かれてないんだけど)
でも最期の瞬間、響子の実況の「初日の出」がありありと見えていて、やすらかだったんじゃないかな。と思いたい。
(ちょっとセンチメンタル過ぎるけど・・・。)

私がこの作品を観て最後に流した涙は、「感動」した涙だったし、幸せな満たされた涙だった。



2005年の私の観劇日記を締めくくるにふさわしい??






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Last updated  2005/12/26 10:31:15 PM
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