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2004年09月26日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
おはようございます。

今日の札幌はとても良い天気ですよ!!

僕は肩こりがひどいです。掃除機を掛けないと~。



***********************************

<昨日の続き・・・>


「軽度の障がい者には、よくあるのですよね」

 僕が相談した聴覚障がいの相談窓口の担当者は、申し訳なさそうな、困ったような感じでそう語った。

「子どもの頃から一般児童と一緒に過ごしているので、自分は健常であると思いたがり、逆に重度の障がい者の方と距離を取ったりするのです」

 じゃあ、今からYくんはどうすれば良いのかの答えは全く見えなかった。


「みんなでレポート手伝ったりしていました」

 大学の同級生に電話でYくんの学生時代の話を聞いたところ、そんなコメントもあった。なんで同級生と話をしたかといえば、Yくんがみんなと話すネタがないと悩んでいたので、新聞や雑誌、本で情報を仕入れれば良いよと話していた時のことだ。

「新聞は難しくてなあ」というYくんの台詞に、僕はビックリした。会社で新聞に載っていた話をしていた時、彼はついてきていたハズなのに??

 どんな本なら難しくないのか、一緒に本屋に選びにいった。高校生向けの本、中学生向きの本、小学生向きの本・・・。低学年のところでようやく彼はこれなら読めると打ち明けた。僕たちは大卒、とても美しい字を書く彼の印象にまんまと騙されて(?)いた訳だ。

 Yくんにしてみれば、今まで当たり前の様につきあってきた、「健常者」が急につきあってくれなくなったのだから、相当なショックだったのだろう。日が経つにつれ、「会社の人間は冷たい、冷たい」と連呼する様になった。

 これはまずい、僕にもYくんをフォローする余裕はない・・・。僕は大学の手話サークルに訳を話し、学外の社会人だが、一緒に手話を学ばせてもらえる様に頼み込んだ。暇な学生に負担のいくらかでも押しつけてやろうという気持ちがあった。そのくらいに僕には負担が重かった。もちろん、手話を学ぶ例会には僕もYくんと一緒に参加し続けるつもりではいたが・・・。

 Yくんと参加することになった初めての例会日、僕はYくんと現地で待ち合わせすることにしていたが、彼は来なかった。僕は一人で、例会に参加する羽目に・・・。次の日に僕はYくんを責めたが、彼はすがる様な目でもごもごと謝るばかりだった。

 そうこうするウチに僕は会社を首になった。営業への配置転換を社長に直訴した結果である。Yくんとはそれでも週末などに会って、極力話をする様にしていたが、僕自身、先の見えない状況の中で、彼の相手をするのは、精神的にもとても難しいことになった。

 「元気か」と彼から電話があると、「忙しい」と怒鳴って電話を切る様になる。怒っていたわけではなく、補聴器の彼に聞き取れる様に電話で話すと、必然的にそうなってしまうのだ。なかなか会話が進まず、それがまた負担となる。

 彼もしばらくすると会社を辞めた。僕はそのころ、1年に渡る浪人生活に見切りをつけ、体育会系の広告代理店の営業になっていた。「元気か?」と電話があると、本当に「忙しい(もしくは疲れている)」という状況が始まっていた。しばらくすると、彼からの電話はなくなった。風の便りで新しい就職先が決まったということを聞いた。元気でやってくれれば良いなとしか思えなかった。

 自分にできることなんてたかが知れているということだった。



 何でもかんでもバリアフリーという言葉が最近はやりであるが、僕はあまり好きな言葉ではない(軽く言うノーマライゼーションとか)。

「これさえやっておけば大丈夫ですよ」

 そんなニュアンスが、健常者と言われている僕たちの想像力を奪うような気がするから。

 実際に障がい者の方と話をすると、「そこまでは望んでないのに」ということもある。お互いがお互いを知る努力(と、ここまでしか分かり合えないってあきらめ)って本当は永遠に続けなければならないですよね・・・。


※この話は12年前のことで、残念ながら今、福祉の現場で軽度の聴覚障がい者がどうなっているのか、僕は知りません・・・。





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最終更新日  2004年09月26日 11時38分57秒
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