プランナーの日常 PLANNER NO NICHIJOU

プランナーの日常 PLANNER NO NICHIJOU

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ぶりゅーなり

ぶりゅーなり

コメント新着

qfrpkhhk@ eOsmqTJHcztAI 9tDSHi <a href="http://szpoeqz…
フルラ 財布@ jmmcbc@gmail.com 今日は~^^またブログ覗かせていただき…
フルラ バッグ@ pbccqx@gmail.com 匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_…
xbcwwj@ WQjCTpfGKetEse l1jqdQ <a href="http://ycqnobv…
efljotk@ cbzsrjRrdh SqjPNZ <a href="http://macscqf…
2004年11月12日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
>>Roomazi wa 11gatu 13nichi ni

福祉関係のデザインをよくやります。
訴求対象として4つくらいを考えています。
1 当事者 2 福祉関係者 3 福祉関係者予備軍 4 当事者予備軍
デザインは「あたたかみ」「やさしさ」などを重視する様にしています。当事者にとって、あまり暗いイメージのものはますます落ち込むだけでしょう。すると下記のような「ほのぼの」路線にどうしても落ち着いてしまいます。※日記用に僕が書きました。


1


2


3


4


5


「ほのぼの」すぎるのもどうかなあと思うのですが、施設に入っているお年寄りがこういった広報誌やパンフレットの表紙を壁に貼って楽しみにしている、なんて話も聞くと、路線を変えるのにも勇気がいります。

でも、この路線を続けていると、あまりにも現状からかけ離れているのではないか?逆に当事者や福祉関係者以外の方には問題の所在をアピールできないのではないか?

あまりにほのぼの路線だと、福祉関係者予備軍の若者にアピールしないのではないか??そんな悩みもでてきます。


6


7


8


9


ネガティブな表現でハッとさせて、みんなで考える。そんな手法もあるのではないか?ただ、どうしても日常の制作では意識をして自分たちをもっていかないと流されます。



ウチの妻はエリック・カール、ブルーナやチャペック、サヴィアック?(読み方しらん)が好きです。


siryou


共通しているのは、シンプルであること、空間の配置が上手いこと、色遣いに優れていること、あたたかみがあること。デザイナー出身の彼らなら、福祉の現状に即して、あたたかくかつドキッとするような表現ができるでしょう。絵本ブームもあり、福祉関係者予備軍にも興味をもってもらえるかもしれません。

今回はその中でもエリック・カールを模倣して、表紙をつくることにしました。テクニック自体はシンプルですから、「真似」はある程度できます。今回重要だと思ったのは、「模倣」することで、構図や構成要素から考える必要が出てきて、結果として彼のデザイン思想の入口を考えることにもなります。

テーマは「できる限り説明調にしない=絞り込む」でした。

考えるのは、妻の担当。表紙提案と本文20ページ初校まで1週間。時間ありません。4日くらいたってからサムネ案が上がってきました。その間、本文の制作は一切やっていません。クライアントは、いつもの仕事のつもりでいるので、こんなに時間がかかるとは思っていないハズ・・・。


s1


街をテーマに「支える」といったイメージでしょうか。


s2


寂しいかなと人を街に入れたバージョン。説明調になってきています。


s3


若者をイメージし、フィギアっぽいパキパキした案。エリック・カール先生に及ばない・・・と少し逃げ道も考えています・・・。

これは今回のクライアントに通らない可能性が大なので、提案するのをやめました。エリック・カール模倣をやる時間しか残っていなかったというのもあります。


ここで一度、ミーティングを持ちました。

説明調はやめよう。

ちょっと妻はテンパったけれど、踏ん張ってまた考えました。


s4


「家での暮らし」といえば「あたたかい」「食」ということで考えた案。
おじいさんが車いすに乗っているのが、ステレオタイプである。登場人物が大きすぎて、「食」のイメージが散漫であると却下・・・。


s6


面でとらえた構図で考えた案ですが、車いすが出てきたので、これも却下。しかもエリック先生のイラストテクニックで表現することを諦めたようなビジュアル。


ここで妻とバトルです。



「わたしには無理よ~」

「そんなの最初からわかってら~」

「ええ、どうしてそれじゃエリックみたいなのにしようっていったの?」
「きみが好きなんだろう!好きっていうなら研究しないと自分のためにならないでしょ!」
「ううう」
「仕事でもないと、本気で研究とかしないだろ」
「でも、できない」
「できなくてもいいんじゃ~。研究することに意味がある。ちょっと行き詰まったくらいで諦めたら、何にもならないでしょ。すぐできると思うのは傲慢でしょ」
「できるなんて思ってない。でもエリックは動物ものがメインで、人を入れて表現なんかできない」
「うそつけー、じゃあエリックは福祉のイラスト表現できないと思うか」
「思わないけど、できない」
「エリック先生15歳くらいの時の悩みを今、追体験していると思えば楽しいでしょ!」
「でも締め切りが」
「しるか!今日はもう寝ろ!」


結局、翌朝、僕の下記のサムネを手渡し、ビジュアル構成要素はこれで行くことにしました。


kettei


動物の方が模倣しやすいというのでネコを登場させ、家を窓枠だけにし、人も寝てるのだか、食事しているのだか分からない構図にしようと。また、車いすも登場させませんでした。

そのまんまじゃん。


「これで伝わるの??何のことか分からないんじゃない?」説明調に慣れた妻はまだ不安そう(いや、これでも十分わかりやすいぞ…)。

「タイトル文字見れば何のことだか分かるからイラストはこれで十分伝わるって」

形になると普通だけれど、自分たちの慣れをどう崩すかっていうのが、今回とても勉強になったハズ。

エリック・カールのすごさも再認識できました。

ちなみに、妻がデザインしなおしたものは、時間がなくて、手描き彩色すらできませんでしたが、別の方法でやりました。僕のネコよりは素敵では?


neko


締め切りに1日遅れましたが、「こういう手があったか」って、お客さんには喜んでもらいました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2004年11月13日 17時44分50秒
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: