PLUTOからの便り

PLUTOからの便り

2008/08/04
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
ジロザエモンは前夜の酒で二日酔いになり、浜辺によろよろと歩いて

いったそうな。空の色と海は透き通るような青、すがすがしい一日の

始まりでそよそよと松林を揺らす風さえも心地よくジロザエモンは

そのまま松の根元に横たわりぐっすりと寝込んでしまったそうな。

しばらく経ち若い女性の華やかな声がしているので、頭を持ち上げると

三人の女たちが浜辺で楽しそうに手を取り合い優美に踊り歌って

はしゃいでいました。 それよりも彼の目ん玉が飛び出したのは彼女達が

なにも身に着けず、素っ裸でいることでした。いずれもアヤメかカキツバタ

なんと美しいおなごたちでしょう。



そりゃあ 例えようのないくらいの超美人ぞろい。

都合のよいことに向こうからは松の木が邪魔になり彼が覗いているのは

分かりません。胸まで届く長い髪が風でたなびき生き物みたく踊っていた

そうな。こんなひなびた小さな漁村で育ったジロザエモンには初めて見る

若いおなごの裸体。 これはもう奇跡という言葉しか当てはまりません。

目ん玉だけでなく別のところも飛び出し目を皿のように見つめるのも

無理はありません。30分いや1時間も経ったころ白い砂浜から一枚の

薄い羽衣が風であおられ彼の鼻ずらに舞い降ります。

思わず手に取り匂いを嗅ぐと、なんともいえないイイ匂い、バラの花と

蜂蜜、レモンの香りをミックスした(?)脳神経をとろけさせる香りが

しましたとさ。鼻の穴をおっぴろげ吸い込むと夢心地になりそのまま



しばらく横になっていると浜辺にひとりの女性が座り込み顔を手で覆い

泣いていたそうじゃ。彼は恐る恐る近くに寄ります。

「どうすた なんで泣いてるの オラでなんか役に立つか」

綺麗なおなごは顔を上げ憂いを含んだ瞳をパッチリと開けました。

「ワタシ困りましたー 羽衣失くしたので天に戻れません とても



なまめかしい肌と形のよい鼻筋、髪の毛は燃えるような赤、もちろん

下の方も赤、裸でいるのは恥ずかしくないのか大げさなジェスチャーで

助けを求める。

「アナタ知らない わたしの羽衣見ていない」

「し、知らねえよ オラは見てないけんね それより寒いだべーオラの

着物をはおりな」 穴だらけの小汚いものを脱ぎおなごの華奢な肩に

そっとかけてやっただ。染みだらけのフンドシひとつになった男は

こんなイイ女を逃してなるものかと必死になり取り繕う。

「こんなとこにいたら風邪ひくべ オラの家さ来な あっちい鍋でも

食いなよ ほな一緒にいくべ」

おなごの手を握り立たせた時にフンドシの中に隠した羽衣がのぞいて

しもうた。

「アイヤーーわたしの大事な羽衣をそんな汚いとこに隠してアンタ

超スケベで超変態、許さない 仲間を呼んで海の中で溺れ殺す、

覚悟しいや」

こうなると言い逃れできないジロザエモン砂浜に頭をこすりつけた。

「勘弁してけろ オラ お前さんのようなべっぴん初めてで帰って

欲しくなかっただ  許してけろ」

涙を流して謝る若い男にさすがの天女も呆れはて薄い羽衣身に着けると

「もーう しょうがないね ここには二度と来ないから アンタも

見てくれほど悪い人ではなさそうだ、だから許すよ その上素晴らしい

ものアゲルヨ」と優しく微笑んだ。長い髪に手を伸ばし一本の毛を引き

抜くと男に差し出したそうな。

「これわたしの毛 大事にするね それじゃ さようなら」

片手を空にかざし、ややひねりを入れながら回転し、ファーーと体を宙に

浮かとスロモーションで天に舞い上がる。他の天女もゆっくりゆっくり

青い空に吸い込まれていった。残されたジロザエモン口を開けボケーっと

見つめていたが渡された一本の毛を指でつまみ匂いを嗅いだ。ほのかに

柑橘系の香りがし指に巻きつけると、あ~ら不思議 クイクイと引き締める。

指が千切れるまではいかないが強弱のリズムが気持ち良くジロザエモン

とんでもないことを、おっぱじめただ。フンドシからおのれのものを

引出してその毛を巻きつける。天にも昇る心地とは、これだっぺ。

これはスゴイ、空に向かって大声を張り上げた。

「天女さまあ ありがとう  また コイヨ~~~」



天から カミナリのような声が響き渡る。

「アホーーー アンタそれ違うよ ヌカ漬けに入れて置くといつまでも

ヌカが軟らかく腐らないんだよ、これがヌカ喜びなんて言っている場合

じゃないよ このアホ、ボ毛ーそこが腐って取れちゃうよ、大事な時に

それヌカないと困るのあんただよーーわたし知らないよー

ホナ  さいなら」



              おしまい



      わたし下ネタは嫌いです、もうカキません。


      ゴメンなさい(ペコッ)





      2005年10月22日の作品を加筆修正して掲載し

      ました。・・・書いていてあきれたそうな。 









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2008/08/04 05:20:36 PM
コメント(20) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

pluto2103

pluto2103

お気に入りブログ

9月3日 あの種の… 知春♪さん

自宅教室スタートし… yumemi227さん

二十歳 じんこωさん

アイム♥ビヨンヌ ビヨンヌさん
超短編小説・ひ蜂his… ひ蜂さん
ようこそ 小雪牡丹… 小雪牡丹さん
小説 こにゃん日記 しましまこにゃんさん
波と戯れるように … 黄色春色さん
緑と清流 神秘家の庵さん
ひっこりんの冒険 ひっこりんさん

コメント新着

pluto2103 @ Re[1]:「カメぱっぱ」スタンプ・デビュー(10/23) ビヨンヌさんへ こんにちは  優秀な方…
pluto2103 @ Re[1]:「カメぱっぱ」スタンプ・デビュー(10/23) せいやんせいやんさんへ こんにちは  …
ビヨンヌ @ Re:「カメぱっぱ」スタンプ・デビュー(10/23) こんばんは。 カメぱっぱのLINEスタンプで…
せいやんせいやん @ Re:「カメぱっぱ」スタンプ・デビュー(10/23) こんにちは。 ラインスタンプ、みました。…
pluto2103 @ Re[1]:「カメぱっぱ」海底人との闘い(589)(08/19) せいやんせいやんさんへ アルタレス星へ…
pluto2103 @ Re[1]:「カメぱっぱ」海底人との闘い(589)(08/19) ビヨンヌさんへ  以前、地底王国でブッ…

フリーページ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: