PLUTOからの便り

PLUTOからの便り

2012/08/02
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テーマ: 短編を作る(405)
カテゴリ: カテゴリ未分類

「カメぱっぱ?」大きな目ン玉を丸くしてハナコが聞いた。
「んだぁ、カメぱっぱだよぉ」
「なんだ、それ?」タロがおばばの背中に勢いよく飛びついた。どこにそんな力があるのか
おばばは、しっかりと抱き寄せて 「聞きたいかぁ?」と問いかける。
 ふたりとも聞きたくてがまんがならない。
「うん」しめし合わせたように大きな声をだした。おばばは、にっこり微笑み陽だまりの
中、ゆっくり気持ちよさそうに目を閉じる。小鳥が庭先に舞い降りて、ぴょこぴょこ
散歩しながら蟻と追いかけっこ。そしてまたお空へ戻っていった。しびれを切らした

心配になり「ばー眠いのぉ?」と、背中をさすると、ゆっくり目を開ける。

「昔、昔のことじゃぁ、ここ多摩の土地にはなぁ南に多摩川、北にゃ生田の森、
その奥深くに池があったんじゃぁ・・」
「今だってあるよ」タロは、もうじれったくてしかたがない。
「そう、今もあるなぁ、いいか、川も池もお水の宝庫なんじゃよ、だからこの
土地は昔から水に恵まれておったんじゃあ」
「だから?」タロは早く話が聞きたくてたまらない。
「水に恵まれるってことは、幸せのあかしなんよ、それがなぜだか分かるか」
いきなり質問がとんでくるとは思わなかったタロ、勢いよく首を振る。
 ハナコは、キョトンと、不思議そうに目ン玉を見開く。
その様を楽しそうに見ながら、おばばは、得意げに話す。

その結果、生まれた子供が食物なんじゃ」
「食物って」
「わたしらが頂いているお米や野菜や・・・」
「オイラ肉が好きだぁ」
「まあ、直接的ではないにしろ、みんな神様がくだされたもんじゃぁ、

 ハナコもタロも分かったような分からないような、分からないと話は
前に進みそうもない、だからうなずいてしまったんだ。

         つづく


   のんびり、ほんわかと、お話はつづきますよ。





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最終更新日  2012/08/02 02:29:30 PM
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