PLUTOからの便り

PLUTOからの便り

2016/12/22
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テーマ: 創作童話(818)
カテゴリ: カテゴリ未分類


 急に話をふられた猫のヨシコは、あわてずに思っていることを正直に話します。

「第二地下層からの凶暴な侵入者は、誰かにコントロールされている兵士だと

すると、そいつらを操っている者を探しだし、なぜ、ここに来るのか、その目的を

探るしかないニャー。クリサーラさんは、多少でも心あたりがないのかニャー」

「・・・実は、7年前に下からの使者がきて、口頭で自分たちは、上に登って

侵略するつもりはないので安心して生活してほしい。それの条件はただ一つ、

私たちも下に潜らず現在の場所で平和を維持すること。当然、私は、その申し

入れをのみました」

「そのとき、相手側は、なんと名乗ったのかニャー」

「使者を送り込んだのは、赤肌族といいました」

「白に対抗して赤とは、単純ニャー、その使者は、どんな奴だったニャー」

「地上にいるカバの顔で、二本足で歩いていました。太い腕と足が特徴で、

カバティー族のムックリーナと名乗り、知能も高い印象でした」

「そいつらが今度の侵略者とは、限らないニャー、別なものかもしれない」

 それまで黙っていたカメぱっぱが、女王の前に進みました。

「この宮殿に相手を撃退する武器は、なにもないのパッパ」

「残念ながら武器はありません」

「クリサーラさんの一族は、何人いるのですか」

「84人です」

「ずうっと不思議に思っていましたが、ここに男性はいませんね」

「私たちは、先祖代々、女系一族です」

「失礼ながら、子孫を残す方法は、男性がいないとなると・・」

「祖先が残してくれた冷凍精子を地下倉庫に保存して、適齢期になった

ものが順繰りに受胎します。密封した精子は、まだ3千年分を確保して

いるから飢渇する心配もないのです」

「応えにくいのを、応えてくれて、ありがとうパッパ。白肌族のみなさん

だけでは、戦えないから、この中にいる動物たちで戦闘能力があるのは、

いますか?」

          つづく





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最終更新日  2016/12/22 02:09:30 PM
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